ネットニュースで『アッコにおまかせ』の視聴率が、ここ最近下がってきているのでピンチだという記事を見かけた。
　この番組のあるコーナーでの出来事が今までTVを観てて1番笑ったので詳しく説明したい。
　当時20代だった私は、社会人サッカーの試合がある日で友人と乗り合わせて会場に行く予定で、友人宅を訪れていた。

　その部屋のTV画面に『アッコにおまかせ』が映っていた。その日のゲストは高嶋政伸さんで、ドラマ『HOTEL』の番宣の為の出演らしかった。
　前半はドラマの話を中心にインタビュー形式でのトークだったり、ちょっとしたクイズやゲームコーナーがあったような気がする。真剣に観ていた訳じゃなかったので、この辺りは曖昧だ。

　最後のコーナーが占い師を呼んだので、高嶋さんを占って貰いましょう。というものだった。
　ド派手な衣装を着たおばさん占い師が菜箸みたいな木の棒を沢山手に持ち登場した。
　コーナーは予定通り進んでいる様子だった。今後の仕事の事や、当時独身だったので結婚の事とかを占ってもらっているようだった。ここも流し見していたのでよく覚えていない。
　
　「最後に占って貰いたい事はありますか？」と峰さんが高嶋さんに聞いた。高嶋さんは「それなら、こんど始まるドラマの初回の視聴率とかって占えますか？」と答えた。
　観ていて、それは難しいんじゃないのと思ったのでTV画面に釘付けになった。
　占い師は断らなかった。「できます」と。そして木の棒を手でガシャガシャ混ぜ出した。一旦手を止めて高嶋さんに「%で出した方がいいですか？」と、「まあ、出来ればそれがわかりやすいんで」と高嶋さんが答えると、占いを再開し大きくて独特な声で「はいっ、出ました」と占い師。

「７０%です！！」

　いやぁ吹き出したね。なんか予兆は感じてたけど、そうくるとは思わなかったから、メチャクチャ笑った。　
　TVの中の出演者全員もビックリしながら、無い無いと爆笑しながら否定していた。占い師は何が起こったのかわからないという顔をしていた。余韻が残ったまますぐにCMになった。
　
　占い師を擁護すると、視聴率の最高や平均の数値を知らなかったんだろうなと。良くも悪くもない数値を答えるとすると100%が最高だと思ったら70%になる。15%ぐらいが正解の答えだったと思うが絶対に出てこなかったと思う。
　
　安請負と知ったかぶりは時に大怪我を招く事があるので注意しましょうという教訓を含んだ話をしてみました。