イソップ童話『ガチョウと金の卵』(現代日本政府版)

どうも、マルス@くすりしです。

みなさんイソップ童話の『ガチョウと金の卵』のお話はご存じでしょうか?

ある日農夫は飼っているガチョウが黄金の卵を産んでいるのを見つけて驚く。

それからもガチョウは1日に1個ずつ黄金の卵を産み、卵を売った農夫は金持ちになった。

しかし農夫は1日1個しか卵を産まないガチョウに物足りなさを感じ、きっとガチョウの腹の中には金塊が詰まっているに違いないと考えるようになる。

そして欲を出した農夫はガチョウの腹を切り裂いた。

ところが腹の中に金塊などなく、その上ガチョウまで死なせてしまった。

(by ウィキペディア(Wikipedia))

というのが、イソップ童話の『ガチョウと金の卵』のお話です。

この教訓は欲張り過ぎて一度に大きな利益を得ようとすると、その利益を生み出す資源まで失ってしまうことがある。利益を生み出す資源をも考慮に入れる事により、長期的に大きな利益を得ることができる。というところかと思います。

この話は現在の日本政府の状況にも言えるのではないでしょうか?

そんなわけでちょっと現代日本政府に当てはめて話を見てみましょう!


『ガチョウと金の卵』(現代日本政府版)

農夫【日本政府】 

ガチョウ【日本国民】


ーこれはある地方の物語ー

あるところに農夫が住んでいました。

農夫は10羽のガチョウを飼っておりました。

農夫にはある秘密がありました。

なんと農夫の飼っているガチョウは金の卵【税収】を産むガチョウだったのです。

そのため、農夫は毎日ガチョウが生む金の卵を売って生活をしておりました。

毎日10個の金の卵が手に入るため、それを当てにして農夫はお金を残さずに毎日使い切っておりました。

その金の卵を使いきるだけの生活レベルにあげていったわけです。

ある日、ガチョウから生まれた金の卵は5個しかありません【バブル崩壊・不景気】でした。

しかし、10個売る前提で毎日の生活をしていたため、生活の維持とガチョウの餌代【財政出動】がどうしても足りなくなってしまいます。

そこで、農夫はガチョウのお腹の中に金の卵があるはず!と考え、1匹のガチョウのお腹を割いてみました【消費増税】。

するとなんとお腹に4個の金の卵が入っていました。

農夫は喜びました。

もちろん腹を裂かれたガチョウは亡くなってしまっています【GDP低下】。

残り1個分足りませんが、それはガチョウの餌代だったので、1日くらいは食べなくても平気だろうとその日はガチョウに餌をあげませんでした。

翌日、9羽のガチョウは餌を食べられなかった【財政出動減少】影響もあり、5個しか金の卵を産みません【税収減】でした。

農夫はやむを得ず、また1羽のガチョウの腹を割き、金の卵を取り出しました【消費増税】。

しかし、今度は3個しか金の卵はありませんでした【税収低下】。

農夫は仕方がないので、ガチョウの餌の質を落としました【緊縮財政】。

翌日、餌の質を落とした影響もあり、8羽のガチョウから生まれた金の卵は4個でした【不景気+デフレのため税収減】。

借金返済のため、やむを得ずまたガチョウの腹を割きましたが、今度は金の卵は1個しか入っていませんでした【民間貯蓄の減少】。

これでは足りないので、農夫はさらに2羽のガチョウの腹を割き、2個の金の卵を手に入れ、全部で7個の金の卵で生活しました。

それでもガチョウの餌の質は落としたまま【緊縮財政】です。

餌の影響は大きく、5羽のガチョウから生まれた金の卵は2個に減りました。

農夫はそれでもさらにガチョウの腹を割き、金の卵をとろうとしましたが、もうガチョウのお腹には金の卵がありませんでした。

そう、もうガチョウには卵を産むだけの余力がなかったのです【国民の貧困化】。

卵を産まなくなったガチョウを不要と考えた農夫はガチョウをすべて食べてしまいました。

そして、農夫は他の農家から鶏を飼ってきて【移民受け入れ】、金ではないけど、毎日卵を産ませて、生計を立てることにしました。

fin


以上、元のイソップ童話からは変わってしまった内容ではありますが、日本政府が目先の税収にとらわれて増税することで、結果的に税収が減っているという話のわかりやすい例えです。

消費増税は結局税収減らすんですから、ほんとに増税するの?

やばいですよ、このままじゃほんとに……




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