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Midjourneyの価値は画像の編集や調整機能にもある(画像生成AI)

この記事の要約
Midjourneyはテキストから画像を生成するだけでなく、編集や調整もできる画像生成ツールである
・生成した画像は番号がついており、拡大や変更が可能である
・似たバージョンや外側の拡張、一部の修正、画質の向上などの機能がある
・seedという機能を使うと同じ雰囲気の画像を異なるプロンプトで生成できる

GPT-4による要約

こんにちは、Martinです。画像生成ツールとして知られるMidjourneyは、単にテキストから画像を生成するだけでなく、その後の編集や調整も意外と幅広く行うことができます。

この記事では、Midjourneyを使用してさまざまなバージョンの画像を生成したり、画質を向上させたり、画像の一部を修正したりする方法について整理しつつ解説します。割とできることが多いので、主に私がよく使う機能に絞って解説します。

生成の流れ(ざっくり)

ふつうにテキストから画像を生成するとこんな感じです。1回で4枚出てきます。

生成後の画像には番号が割り振られています。(左上が1、右上が2、左下が3、右下が4)

ここで3番目が気に入ったらU3を押すと拡大できます。

似た少し違うバージョンの画像を生成する

元の画像に近いが少し雰囲気が異なるバージョンの画像を生成することが可能です。たとえば、V3を押すと3番目の画像の似たバージョンが4枚出ます。

これは、ほとんど満足しているがちょっとした変更を加えたいときに非常に便利です。生成プロセスを繰り返すことで、微細な変更を加えつつ理想の画像に近づけることができます。

画像の外側を拡張する

Midjourneyでは、生成した画像の外側を拡張し、新しい要素を追加することも可能です。これはPhotoshopの生成塗りつぶし機能に似ており、使っている感じ、Photoshopよりも鮮明な結果を得ることができる気がします。これにより、画像の構図を調整したり、新しい要素を追加したりすることができます。

具体的には拡大した画像の下の、Zoom Out機能を使います。1.5xなら1.5倍に画像を拡張してくれます。

Zoom Out 1.5xを押すと以下のような画像が出ました。上下左右が拡張されていることがわかるかと思います。

画像の一部を修正する

生成した画像の一部を修正し、よりリアルな結果を得ることもできます。これは特に、人間の体の一部が不自然になったり、指が崩れたりした場合に便利です。数回の試行錯誤を経て、理想的な形状や雰囲気を実現することが可能です。

たとえば適当に猫の胴体あたりを変えてみます。まずはVary(Region)を押します。

そして変えたい部分を選択します。Submitを押すと、

このようにお腹の辺りが変わった4つのバージョンが出ました。なんだか服が小さくなってしまいました。

画質を大きく上げる

Midjourneyには画質を向上させる機能も搭載されており、これにより非常に高解像度で詳細な画像を生成することが可能です。この機能はAdobe Bridgeのスーパー解像度機能よりも優れている気がします。

やり方はこちらの画面でUpscale(2x)などを選ぶだけです。2xなら2倍に解像度が上がります。

左が2倍解像度上げたものですが違いがわかるでしょうか?解像度はもちろん上がっていますが、単純に2倍したよりもきれいに見えている気がします。

プロンプトを変更するが同じようなキャラや雰囲気にしたいとき

Midjourneyでは、Stable Diffusionと同じようにseedという機能を使用して、過去に生成した画像と同じような雰囲気の画像を生成することができます。これにより、同じキャラクターやシーンを異なるポーズや状況で描くことが可能となります。

リアクションボタンから封筒(envelope)マークを押すとseedの情報が表示され、これを利用して異なるプロンプトであっても同じ雰囲気の画像を生成することができます。

押すと以下のようにseedの番号を入手できます。

打ち方の文法としては、「--seed 番号」です。

catをdogにしましたが、3番目は割と雰囲気が近い部分がある気がします。

Midjourneyを使う方の参考になれば幸いです。


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