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腸活ってなに?うつ病と腸内環境の深い関係

「緊張すると下痢になる」
「心配ごとがあると便秘になる」

ストレスがかかるとお腹の調子が悪くなる女性の方は多いのではないでしょうか?

最近の研究では、逆の事実もわかってきています。ストレスが原因でお腹の調子が悪化するのではなく、お腹の調子の悪化が脳に伝わって、心やからだに支障をきたすということです。

幸せホルモン「セロトニン」と腸内環境の関係性

うつ病との関連で注目したいのは、幸せホルモンと呼ばれているセロトニンと腸内環境との関係です。セロトニンは気分をリラックスさせる脳内物質のひとつで、聞いたことがある方も多いでしょう。

実は、セロトニンは腸内から送られる材料をもとに作られています。便秘や下痢などで腸内環境が悪くなった時、セロトニンを作るメカニズムに狂いが生じて「うつになりやすくなるのでは?」と考えられています。

下痢や便秘をくり返したり、ちょっとした緊張などで激しい下痢を起こしたりする過敏性腸症候群は、からだの不調が心の不調につながっていることで有名です。

たとえば、お腹の調子を気にして引きこもりがちになったり、気分が落ち込んだりします。

 うつ病の人の腸内細菌を調べたところ、善玉菌のビフィズス菌などが健康な人の腸内細菌より少ないという研究結果も報告されています。

ただ、うつだから腸内細菌が少ないのか、腸内細菌が少ないからうつになるのかは、はっきりとわかっていません。

しかし、腸は食べ物を消化するだけでなく、脳と同じように心にも影響を及ぼす重要な役割があるのは確かです。

かんたんにできる!2つの腸活ポイント

腸内環境を整える「腸活」には、バランスの良い食事を摂ったり、マッサージをしたり、運動したりとさまざまな方法があります。

ここでは、無理なくかんたんに実践できる腸活のポイントをご紹介します。

1.善玉菌を含む食品を摂る

1つ目は、善玉菌を含む食品を摂ること。ヨーグルト、納豆、キムチ、甘酒などの発酵食品なら、スーパーで手軽に買えて調理する必要もないのでおすすめです。

善玉菌は、腸内に約3日しか生息できません。忘れずに取り入れてみてくださいね。 

2.善玉菌のエサになる食物繊維&オリゴ糖を含む食品を摂る

2つ目は、善玉菌のエサになる食物繊維やオリゴ糖などを含む食品を摂ること。

食物繊維は、アーモンドやナッツ、わかめやひじきなど海藻類、味噌、玄米にも含まれています。オリゴ糖は、バナナやハチミツ、アボカドなどに含まれます。

白米から玄米に代える、おかずに納豆やキムチを添える、おやつはナッツやヨーグルトにしてみるだけで、無理なく腸活ができます。

ぜひ、毎日の食事に気軽に取り入れて、腸から健康になりましょう。

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