結束バンド恒星 感想

5月21日に開催されたLIVEイベント結束バンド恒星。最高のLIVEでアーカイブ期間中は何度も見直しました。アーカイブも終わって今日は5月30日ですが未だに心が結束バンド恒星に、というか長谷川育美さん(以下敬称略)に捉われたままになってしまっているので文字に起こしてしまおうと今、書いてます。

ツイッターやら何やらで他の人の感想も漁りまくった訳ですが、批判というか否定的な意見の人はほぼいなかったように思います。正直、始まる前は長谷川以外は何をするのか?とか長谷川のソロライブじゃねぇかとか、長谷川は持つのかとかライブに対して否定的な意見も少なくなかったです。

ライブが始まった以降もそういった冷やかしはありましたがライブが終わった頃にはもうほぼ絶賛しかなかった。長谷川が圧巻の歌とパフォーマンスで1曲目の「ひとりぼっち東京」から最後の「青春コンプレックス」までやり切ったからこその評価だと感じた。

感想を漁ってた中でどうしてもモヤる部分があって、それは「青山さんが最後全て持っていった」というものです。
青山さんが凄い頑張ったのは分かるし実際そのパフォーマンスも素晴らしかった。でも、最後全て持っていってはなくないと思うのです。確かに「転がる岩」披露の瞬間は持っていったかもしれない。でもその後の新曲「光の中へ」から続く最後の客煽りからの「青春コンプレックス」で「長谷川(とバンドメンバーと観客)が全て持っていって最高のフィナーレを迎えたのにって。

青山さんを否定する気は一切なくてこの日、長谷川さんの隣に並べたてるのは青山さんしかいなかったのは間違いないと思う。でもちゃんと長谷川を評価してる人はいっぱいいたしまあいいんだけどただモヤるってだけで。
「転がる岩」披露後、劇場総集編の発表があった後、結束バンドの4人がこの日初めて揃ってステージ上に立った訳ですがそこで開口一番、客席に「青山吉能凄くなかったですか?皆さん」と言える長谷川の器のデカさに自分は小さい人間だなーと・・・。

この「ぼっち・ざ・ろっく」という作品はスタッフの熱量を凄く感じる作品で声優陣もそのスタッフの一員でしかない訳ですが、でも沢山のスタッフの熱量で作り上げたものをファンに伝える役目を任されてるのは声優陣な訳で、作品が人気になっていくにつれてファンの熱量もとんでもない事になっていてそれを受け止める役も声優陣で今までのイベントはそれを4人で役割を果たしていたと思うのです。

でも今回のライブ恒星では16曲中13曲を担当した長谷川がスタッフとファンの前面に立ち続けなければいけなかった訳です。正直、他の3人、青山さんや鈴代さん水野さんがトチッたとしても長谷川がやり切れば問題ない訳で。実際、鈴代さんはちょっと苦しい一面もあったと思う(これに関しては後でフォローします)でも長谷川さんの歌が不安定だったり後半に連れて明らかに疲労が見えてきたりしてパフォーマンスが落ちたりしていたら他の3人がどんなに最高のパフォーマンスやMCを見せていたとしても「LIVE恒星」の評価は高くなかったと思うのです。

実際、恒星のセトリは長谷川が歌ってる合間合間に他のキャストの持ち歌を披露していく展開だった訳ですが、水野さんの後は特殊イントロからのぼっちギターソロから始まる「あのバンド」「小さな海」で鈴代さんの後は新曲の「青い春と西の空」からの文化祭セトリという最強パック。青山さんの後は新曲「光の中へ」からの「青春コンプレックス」といくらでも挽回できるセトリだったと思う。

鈴代紗弓さんについて
今回のLIVEにおいて感想を見まくった方は分かると思いますがまあ名前が出てこない。長谷川や青山さんを長文で褒めで水野さん褒めて最後に鈴代さんも褒めるという感想が多かった。
LIVEの構成上、どうしても誰かがそういう役割になってしまうのは避けられない部分があったと思う。
新曲「光の中へ」でも歌詞に「(私+君-時間)÷ギター=ライブ」とある通りLIVEやイベントにおいて時間の消費というのは非常に重要なファクターであってどんなにいいLIVEでも90分も経たずに終わってしまうと満足度は下がってしまうと思うのです。

そこで問題になってくるのが結束バンドは曲数こそそれなりに多いが1曲1曲が全て3分とちょっとしかない曲がほとんどなんですよ。アルバム+新曲2曲を含めても1時間ちょっとで歌い終わってしまう。ちなみにこのLIVE用に作られた新曲2曲は何れも4分超えてます。

恐らくLIVE時間は2時間で組まれていて、そうするとどうしてもMCで時間を稼がないといけない。で、じゃあ誰がその時間を稼ぐのかって話になるんですけど、そうなるともう鈴代さんしかいない訳で。長谷川や青山さんとはまた違ったプレッシャーを鈴代さんは抱えてたと思う。それは水野さんのMCがあっという間に終わってしまってその分も鈴代さんに圧し掛かってきた訳で。あ、別に水野さんを批判してるわけじゃないです。そもそも水野さんに持ち時間なんてなかったでしょうから。それでも3,4分でMCが終わってしまったのは予想外だったのかなと。
10分近くあの空間で間を持たせられる人間居るのか?青山さんでも厳しいんじゃないかな。
それでも焦った素振りは見せずに笑顔で観客と共に時間を稼ぎきった鈴代さんは素晴らしいと思うんです。そういう損な役割を引き受けるのも虹夏らしくて素敵だなと。
段取りを忘れてしまう程、必死になって時間を稼いだ鈴代さんに拍手👏

さてここまでは長い前置きでここから長谷川育美に対して感じた事です。

1か月前のイベント「ぼっち・ざ・ろっく!です」でのミニライブ。楽天の配信サイトの問題もあったと思うが披露した「青春コンプレックス」と「Distortion!」の2曲とも期待を超えてくることはなかった。特に「Distortion!」は完全に息切れを起こしていた。
そもそもあんな歌いにくい衣装で2曲もそれもロックを歌わせるなよと今振り返れば思わない事もない。長谷川もラジオで慣れないヒールを履いてずっと足が痛かったと言っていた。これは衣装可愛かったーっていうハガキに対しての回答で別に長谷川はそれを言い訳にはしてなかったです。そしてこのイベントの最後にLIVE恒星の発表があった訳ですが・・・。しかも1か月も経たない内の開催。多くの人が思ったと思うんですけど私も例に漏れず思いました。「大丈夫なのか」と。正直、推しが批判されるのはイヤだったのでLIVE恒星は楽しみだったけどそれ以上に怖かったです。

長谷川はSNSを何も一切やってないのですが、「ぼっち・ざ・ろっく!です」のイベントから数時間後、青山さんのツイッターに伝言という形で言葉を残します。残した言葉は

「今日は最高に楽しかったです!全身全霊をかけて五月のライブにのぞみます!」

もうこのツイートを見た瞬間に私は九州住で東京に遠征するだけでも大変なんですけど、ライブを絶対に見に行きたいと思いました。何かこの人は凄いものを見せてくれるんじゃないかという確信に近いものがありました。まあ、ライブは外れてショックでめちゃくちゃ散財した訳ですが・・・。

そしてLIVEまでの間、ラジオやらぼっち・ざ・とーくやら青山さんの番組に出演などを見てきた訳ですが、努力の影が全く見えない。というかそういうのを全く見せない人だった。青山さんの番組はLIVE3日前?くらいの生放送で2人ともすごーく緩い空気の中、楽しそうにしてました。いや、見てる方も楽しかったけど。今思うと、2人ともやれる事は全てやってきた上でのあの空気感だと思うと何だかとても愛おしいですね。

これは全然関係ない話なんですけど、青山さんと凄い仲が良くていいコンビだなと思うんだけど、その度に藤原夏海さん大丈夫かな、って無駄に心配してしまう2年前くらいからの長谷川オタクです。

そしてLIVE当日、こちらの心配は何だったんだっていうレベルの仕上がり具合に開幕の「ひとりぼっち東京」からずっとスゲーって顔がニヤつきっぱなしでした。

このライブの最大の注目ポイントはやはり4曲目の「Distortion!」であると思う。最初見た時は前回のイベント同様、楽しそうに動き回りながら歌ってるなーと思った。でも何度も見ていくうちに、あれ?そんなに動き回ってないな、と。長谷川は丁寧に丁寧にブレス位置を気をつけながら言葉を紡いでいた。で、何で動き回ってるように見えたかというと、ギターの2人が長谷川の代わりに動き回っていたんですよね。そしてラスサビの入りを恐らく最後のファルセットへの切り替えに備えてコーラスの方を歌ってるんですよ。でもってこのラスサビのちょっと前にリードギターの方のストラップ?(肩からギターを引っかけてるヤツ)が切れてそれでも無理矢理、弾いていて。そしてキタちゃん役のギターの方は長谷川がコーラス部を歌ってる横でくるくる回りながらギターを弾いていて。コーラスの方を歌う事にした選択も含めてこの難曲をバンド全体で乗り越えようっていう意志というか気持ちというのが凄い感じられてもう長谷川育美とバックバンドじゃなくてバンドやんって、結束バンドじゃんって思いました。で、長谷川は見事に最後のファルセットの切り替えを上手くやって歌い切ったんですけど、その時の表情がもうね、何というか、やってやったぜ感が凄かった。

人間が壁を乗り越える瞬間に立ち会えるのって中々ないと思うのでホントにいいモノが見れたなーと。

そしてその後の「秘密基地」の長谷川の解き放たれっぷりといったらもう凄すぎた。この人、5曲目なのにスキップしながら笑顔で歌ってますけど、は?みたいな。もうそれ以降の楽曲はホントに長谷川育美無双状態に突入してた。
「青い春と西の空」なんてCDで聴いたら何か物足りなかったもん。「忘れてやらない」はもうキタちゃんそのものだったし「星座になれたら」は完璧に歌い上げていて、何というか長谷川の歌って楽器を聞きたいってなった時に邪魔にならないというか、ボトルネック奏法終わった後でもスッと入ってくる感じというか、ここらへんは上手く言えないんですけど凄くいいなあと思います。

で、4人揃って順番に挨拶をした際に「前回のイベントで悔いを残したから今回は絶対にそれを乗り越えてやる。レベルアップした姿を皆さんに見て貰いたい。その為にこの1か月は特にがむしゃらにやってきた」と言っていました。

その後のラジオとかで聴く限りではやはりこのライブに賭ける思いは相当強かったようで仕事の空き時間はジム行ったりカラオケに籠ったりしていたそうです。1か月前に2.5曲で息切れを起こした人間が1か月後に13曲を最高のパフォーマンスで歌いきるために一体、どれくらいの努力を積み重ねたんでしょうか?長谷川に圧し掛かっていた重圧は一体どれ程のモノだったのでしょうか?最後「青春コンプレックス」を歌い切った後に、掻き回しをする際に恐らくバンマスでリードギターの生本さんに向けた笑顔が素敵すぎて忘れられません。

終わった後に招待していたご両親の前で号泣したそうです。まあ、何というか「あー良かった。やっぱり人間だったんだな」って安心しました(笑)。

このLIVEの主役は間違いなく長谷川育美であり長谷川育美がいなくては成立していないLIVEである。今でも称賛されてるけどもっともっと称賛されて当然だと思っています。


大体、書きたいことは書ききって大分、満足した感がありますが最後に、どうせ誰も見ないだろうからクサイ事も書きますけど

LIVE恒星は長谷川育美に全員束ねられていた。完全にzepp hanedaを支配していたと思う。

終始漂う女上司感が凄かった。4人ステージ上で話してた時も話を回してた(いつも裏回ししてるんですけどね)し長谷川が話してる間の皆の真剣な表情での聞き入り用(他の3人だけじゃなく観客もバンドメンバーも)とか(これ書いてて思ったんですけど、青い春と西の空の感想で客に笑うなってキレてたから余計に皆、真剣に話聞いてたと思うと面白くない?)鈴代さんとのやり取りとかその後にコール&レスポンスやらされ過ぎた観客を心配してあげたり、新曲披露の前の「ちょいとお水を・・・」からの食い気味の「お水美味しい!?」は笑った。お前らこれが言いたかったんだろ的な流れからの「ま、味はしませんけどね」のもう2度と言うなよ感。忘れてやらないの煽りではちゃんと関係者も弄ったりしてるし、フラッシュバッカーはラスサビ前の無音の所も含めて、観客が一言も発さないの凄すぎるし、歌い終わった後、まだ声出しちゃダメやんなの空気の中、さっさと帰っていくのも好きすぎる。で、やっぱり最後の青春コンプレックス前の煽りは最高だったなーと思う。今、思い出しても涙出そう。
曲始まって、客もオイオイって声を張り上げるんだけどすぐ歌始まっちゃって、ど、どこで声出せばええんや・・・でも女上司が限界を超えて声出せって言ってたし・・・えっとえっとえっと・・・からのサビ突入でここや!!!ってなって「かき鳴らせ」「打ち鳴らせ」の大合唱が始まる流れ至高すぎる。



はー、何か書きたい事を書きなぐって満足しました。ここまで読んでくれる人なんていないでしょうけどもし読んでくれてる方がいたらありがとうございました。

またライブやって欲しいけどここからの展開は難しいよなー。青山さんのネタがもうないしそうなるとホントに長谷川以外の扱いが難しい。

とりあえずボーカル修行してきます!の体で夏フェスに長谷川単独で殴り込みかけて欲しい。あ、アニサマとかいう光る棒を振り回すただの声優の集まりには出なくていいです。

後、早くBDとCD出してください。ギタ道第2弾の動画辺りで告知するんだろうけどちゃんと長谷川メインの恒星のドキュメントを付けるのを忘れちゃダメだよ。

最後に・・・今回のLIVEを終わった後に伝言ツイートがないのもなんからしくて好きなんだよな。前回のイベントでは伝えきれなかったけど今回はもう伝えたいことはLIVEで全て歌に乗せて伝えたって事なんだろうな、と。

これからも長谷川育美さんを推していこうと思います。6月になったらなんありの登録外してエイティシックスの会員になって動画見返します(お金なくてごめんなさい)。長谷川×青山も好きだけど長谷川×藤原夏海も好きなんじゃーーーーーー。















この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?