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#37 30過ぎてからはじめて自分でガソリンをいれたら色々学べた話

車がないと生きていけない地方で2児のお母さんになり、車の運転を練習しています。

今日30過ぎにして、はじめてガソリンスタンドで、ガソリンをいれました。

大学生のときみんなでドライブにいくときは友人に甘え、結婚してようやく運転するようになってからも週末にいれてくれる夫に甘えてきました。

そうやって「またいつか…」を重ねるたびにハードルがあがるあがる。

ガソリンはなんとなく失敗するとやばそうというイメージが覆いかぶさって、なかなか踏み出せずにいました。

いざ、やってみた。失敗した。

火曜日にもかかわらず、ガソリンがあとわずか。

毎日暑すぎて上の子の保育園はお迎えは車、夫は懇親会で夜にいれに行ってももらえない=ピンチ。

いろんな調整をしてなんとか夫に入れてもらうことはできなくはない。できなくはないけど、相当めんどくさい。

ついに腹をくくり、ガソリンスタンドにいくことにしました。


どきどきしながら給油スタート。

教えてもらっておいた給油口をあけ、見よう見まねでつっこんでみる。

どんどんメーターがまわり、あ、なんだかいけるじゃん…と思いきや、

最後、ぬいたらなぜかどぼっとガソリンがこぼれる事態。…そう、失敗しました。

実は大してこぼれてなかったのかもしれないです。
初心者のわたしはテンパってもはや量すら覚えてません。

たぶん給油をおえて、夫の真似でちょっとガソリンをいれきる?ようにトントンとした作業があだになったのかも…

失敗したら、人に相談すればいい

自由に使って良さそうなふきんがあったので、とりあえずこぼれたガソリンを拭いてみる。

…けど拭えきれない不安。これ、このまま帰って大丈夫?

ふと目に入ったのは、セルフのガソリンスタンドにもある休憩所。帰る?どうする?

流石にガソリンだし、不安だし…

何回か自問自答して、結局今まで入ったこともなかったセルフガソリンスタンドの休憩所の扉をあけてみました。

中にはとても雰囲気のいい店員さんが。


「あの、今日はじめてガソリンをいれたら、なんかこぼれてしまって…大丈夫でしょうか?」

「揮発しますし、引火の心配はないですよ!」


…そう、わかってはいても、ガソリンとなると、なんとなく心配だったんです。


「よっぽど大丈夫だと思いますが、塗装が心配だったらこちらの霧吹きで水拭きしてくださいー」

へぇーそうなんだ。全然大丈夫なんだ!!

一瞬で不安がふきとびました。


実はその場でスマホでもググり似たような回答はあったのです。が、全然安心感がちがいます。

詳しそうな人に直接聴いて、OKといってもらうことって安心するんだなぁと実感した瞬間でした。

そして、リカバリーできない失敗ってよっぽどない!たり前ですが、やってみて気づきました。

学び①慣れている人にはわからない初心者ならではの不安や戸惑いってあるよね

普通に日々ガソリンをいれている人からは、なんで?となるような程度の小話。

でも、初めてってそれだけ、いろんなことを心配したり、些細なことが不安になったりするもの。

慣れていくうちに、忘れがちです。

学び②自分が経験者側にまわったら、初心者の不安や質問にていねいに寄り添おう

経験者の答え方って大切です。

店員さんの返答が「燃えませんよ(笑)」みたいな反応だったら、初心者のわたしは傷ついたと思います。だって真剣に心配しているから。

複業でやっているグラフィックレコーディング(グラレコ)やビジュアルシンキングについて、どうやって練習するかなどの質問をいただくことがあります。このときは、わたしが「詳しそうな人」側。

あらためて1つ1つの気持ちに丁寧に寄り添う自分でありたいなと思いました。

学び③時間がたつほどハードルが上がるので、思いついた初めてをさっさとやっておく

やってみると、実感します。
シンプルに「ガソリンをいれる」というたった1つの家事タスクをこんなにも拗らせてたんだろう、私…

やろうと思いつつやらない時間に比例して、やってみる、までのハードルが高くなる。

だから、やってみようかなと思ったことは、早めにとりくんだ方がいいんだなと実感しました。


自分で家の車にガソリンをいれただけなんですが、色々学べました。いくつになっても新しいことをやってみると新しく見える景色がある。初心者の気持ちを忘れないためにも、常に初心者となる何かにチャレンジしていきたいなと思いました。

家族はチーム。1人(夫)しかできないことがある状態ってとってもリスクが高いなと思っていたことも挑戦のきっかけでした。夫にもいろんな未体験のもろもろの家族ごとを、ハードルが越えられなくなる前に、やってみてもらおう。

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