【ゲーム紹介】うたわれるもの

※ネタバレは極力控えるよう執筆しておりますが、完全に無いとは言い切れないかもしれません。その旨をご容赦頂いたうえで読んで頂けると幸いです。


今回はうたわれるもの3部作シリーズの紹介。
1作目『うたわれるもの』もしくは『うたわれるもの 散りゆく者への子守唄』。
2作目『うたわれるもの 偽りの仮面』。
3作目『うたわれるもの 二人の白皇』。

3部作プレイしたうえでのオススメポイントの紹介となっております。

初代作品の『うたわれるもの』のみアダルトゲーム(R-18要素アリ)となってますが、以降は一般向け作品となってますので(散りゆく者への子守唄も含め)、ご参考までに。
また、初代のテーマを踏襲して、基本的には続編もギャルゲー風味(女性キャラ多め)となってますので、その点も留意されたし。

どういった作品なのか気になる人はオープニング映像だけでもチェックしてみよう。
おおまかな世界観はそれだけで掴めるようになっている。


セールスポイント

・ストーリー重視で作品を観る人。
・泣けるシナリオをご所望な人。
・戦争&戦略系のお話が好きな人。
・古風&和風な世界観が好みな人。
・ケモナー。

こういった人には是非ともオススメしたい作品。

平安~室町時代(正しくはアイヌ文化)をベースとしたような世界で繰り広げられる戦(いくさ)を中心に進行していく物語。
登場人物にはそれぞれ獣耳や尻尾の生えており、さらには魔法のような要素(どちらかといえば呪術?)や神様の存在なども重要視されており、これらのおとぎ話的要素とリアリティな戦略的要素が組み合わさって独創的な世界観を築いている。

初代作品である『うたわれるもの』または『うたわれるもの 散りゆく者への子守唄』だけでも物語としては綺麗に完結しているので、まずはここから手をつけてみましょう。
ただし、ゲーム版のベースは20年前製作のレトロゲームと呼んでも差し支えないほどの代物となっているので、1作目のみはアニメ版『うたわれるもの』から入り込んでいくのも個人的なオススメルート。

そして、1作目でグッと惹き込まれた人には是非とも3作目まで完走して頂きたい。
2作目以降はゲーム版のプレイを推したいところだが、かなりの長編作品となっているので、時間的問題がある人はアニメの方を視聴してもいいかもしれない。
2作目以降からは尺の都合上、アニメ版ではかなりの要素がカットされているので、思いっきり作品を楽しみたいって人にはゲーム版の方のプレイを推奨する。


ストーリー

先に書き記したように、1作目だけでも綺麗に完結した感動のストーリーとなっており、それでいながら2作目3作目でさらに盛り上げていくという完璧な構え。

2作目の『うたわれるもの 偽りの仮面』ではちょっとだけ作風が変わって何気ないような日常シーンが大半を占めるようになっており、人によっては冗長に感じてしまうかもしれないが、終盤までを迎えると、それらのシーンの必要性も理解して頂けると思うので、是非とも最後までプレイしてみて欲しい。

シリーズ集大成のフィナーレである3作目『うたわれるもの 二人の白皇』はもうとにかく圧巻。
序盤から終盤まで怒濤のクライマックスの連続で、最初から最後までずっと泣き続けていられる作品は唯一無二の存在かもしれない。


キャラクター同士の関係性

主要人物同士の関係性については非常に重きを置いている作品だと思う。
元がギャルゲーなので、異性同士の関係性ばかりを重視していると思いきや、男同士の関係性もそれに負けず劣らず非常に濃く描かれているので、これらの相関関係によってまたシナリオに大きく惹き込まれ涙してしまう、そんな作品となっている。

特に、オシュトルとネコネ、オシュトルとハクは他作品ではまるで見ないような悲痛な関係性となっているので、その辺りにも注目して読み進めてみるといいだろう。


バトルパート

今作は3部作総じて「アドベンチャーパート」と「バトルパート」の2つに分かれており、バトルパートでは主要人物たちを操作してのターン制バトルが繰り広げられる。

ゲームシステムとしては『スーパーロボット大戦』や『ファイアーエムブレム』などでお馴染みの各キャラクターの駒を進めて技を使用し敵キャラクターを打ち倒していくシンプルなもの。

一部のおまけ要素を除けば低難易度に設計されており、深く考えずに操作してもクリア出来るようになっているので、シナリオ面を存分に楽しめるかたちとなっている一方、バトル部分を楽しみたい人にはちょっとだけ物足りないかもしれない。


【こんな作品が好きな人におすすめ!】
鬼滅の刃
進撃の巨人
コードギアス 反逆のルルーシュ
転生したらスライムだった件
幼女戦記
テイルズシリーズ

特に転スラは作品モチーフ的にかなり似通った作風となっているかもしれない。

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