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【人狼note】人狼ゲームの振り返り注意報②〜"今の彼"はもう"過去の彼"とは違うのよ

こんにちは。いつも閲覧いただきありがとうございます。

連日投稿を目指してましたが、リアルタイムで記事を書いて投稿しているので、やはり文章がまとまらない日は筆が乗りません。

YouTuberも動画はストックしていくものですから、今後はストックを作っていこうと思っています。

さて、今回は短めのコラム「人狼ゲームの振り返り注意報」の第2弾です。
どう言った意図で紹介しているのかは
是非第1弾を参考にしてみてください。

※タイトル画像はタイトルのイメージ画像であって、実際の記事とは異なりますのでご注意を

今回のテーマは
周りのプレイヤーの成長と自分の成長を比べて落ち込まないようにするための考え方です。

今回も文書量がコラムレベルじゃないですが、
まったり読んでみてくださいね。

1.一度過去をなかったことにしよう

では、早速、
いままさに、他のプレイヤーはとても成長しているのに、自分はあまり成長しないな...と落ち込んでるあなた。

一度、いまここまでの記憶をなかったことにしてみてください。

気分は突然記憶を失った状態で、
自分の家...らしいところにいる...
といったところでしょうか。

さて、過去がなかったことになっている今の貴方、他者の成長も、自分の過去すらも「なかったこと」になっています。
つまり、過去のことで落ち込むようなことも「なかったこと」になっているはずです。

そんな「過去がない」貴方が何に喜んで、何に落ち込むのか。
それは「現在ここで起きたこと」だけになります。


ここからわかることがあります。

何故、周りのプレイヤーの成長と自分の成長を比べて落ち込んでしまうのか。

それは過去にそのプレイヤーたちと会っていて、その記憶があるからです。

つまり、その「落ち込み」の原因は、
過去にあった他者と現在の他者を比較した中で、それを自分と照らし合わせている中で起こる認知の歪みなのです。

2.生まれたての赤ちゃんが1歳になったら

さて、続いては
過去をなかったことにするのではなく、

"周りのプレイヤー"を"生まれたての赤ちゃん"に置き換えてみましょう。


生まれたての赤ちゃんが1歳になったら何ができるようになっているでしょうか。

★寝っ転がっていた→立つようになった!
★泣いてるだけ→笑うようになった!
★ミルクを飲む
 →いろんなものを食べられるようになった!
★50cmくらい→75cmくらいの身長に!
★3000gくらい→9kgくらいの体重に!
★泣くか寝るか→遊ぶようになる!

さて、ざっとあげるだけでも
これだけの成長があります。

1年より短く区切っても、区切った場所によっては、ハイハイを始める前後、立ち始める前後などは1週間でも目まぐるしく変わります。

このような赤ちゃんを見た時、
自分は赤ちゃんみたいな成長ができると思いますか?

身体や情緒の進化のスピードは
大人と子どもでは大違いです。

「生まれたての赤ちゃん」と「自分」を比較して、成長していないのは事実だとしても、「まあそれはそうか」と思いますよね。

3.他者の成長がすごいと感じる、自分と比べると自分の成長度が低いと感じるのは、成長段階の違いなどの区切り方の違いによる認知の歪みでもある。

さて、赤ちゃんの成長と自分とを比較してもそれほど自分の成長に落ち込むことはないのに、
他プレイヤーと比較して落ち込んでしまうのでしょうか。

それは、区切り方の違いが一つ原因として考えられます。

先程赤ちゃんに置き換えてみたとき
大袈裟な例えだな、と思った方もいるかと思いますが、「比較対象の違い」という点において、赤ちゃんも周りのプレイヤーも、実はさほど大差がありません、

例えば、
人狼始めたてのプレイヤーが
予言という嘘つきがでてくるんだ!
どっちが本物かわからないー!

という状態だった人が

○○さんが人間だと思うから、
△△さんが偽者と思う!

と発言を1ヶ月でできるようになったとすると
この進歩ってとても大きな進歩だと思いますよね。

対して人狼のルールは全部わかる!
人間のときも推理ができて、どう言った点がよかった、悪かったか判断ができるようになった。
人狼のときも、ここで勝てるというときの投票が間違えないようになった。
と言う人が

1ヶ月で成長できる点って、
それほど劇的ではないと思います。

例えば騙ったときの白/黒の打ち方が変わったり、説得の仕方を変えたりということがあるかと思いますが、それが結果勝率をあげたり、「上手くなった」、結果を出せたことなのかは分かりにくいですよね。

つまり人狼ゲームの成長過程にも
いくつかの段階があると思っています。

個人的には

初心者
↓ルール、役職が理解できる
初級者
↓事実に基づく盤面の把握ができる
↓(○さんが本物の予言者の場合、
↓ ○さんが占った人は人狼ではない、等)
中級者
↓推理ができ、推理してきたことを話せる
↓人に説得をすることができる。
上級者
↓事実と推理の違いを認識できる
↓推理をするための情報収集ができる
↓事実に基づく説得ができる
↓その日の議論ですべきことを提示できる
プロ
↓人狼ゲームを通してお客さんを楽しませる
↓観ている人が楽しめる人狼をする
↓人狼ゲームを通して価値を生み出せる

といった感じで認識をしています。

初心者がプロになることは稀です。
例えそういう方が居ても、その過程で上のような1つひとつの項目を実はクリアしながら成長しているのです。

そして、この1つひとつのクリア条件は
次第に難しくなっていきます。

そして完全にクリアすることも
困難なものが増えていきます。

人狼はじめたての人が、初心者プレイヤーに、中級者プレイヤーになっていく過程では、達成したか否かがわかりやすいです。

そう言った点から、「周りのプレイヤーが成長している」と感じるのは、
もしかしたら、達成の度合いがわかりやすいのかもしれない、と考えてみるといいと思います。

4.「過去」よりも大切なのは「現在」「未来」をどうするか。

もう一つ、他者の成長がよく見えやすい例を紹介しようと思います。

それは、

昔不良だったやつが今は真面目に働いていると必要以上によく見えるやつ
です(笑)

これは成長過程の評価において、
マイナスからスタートしてることから、その変化の大きさを過度に評価してしまい起こっていると考えられます。

ですが、
まるこは思うのです。

いや最初からコツコツ努力して頑張ってるやつの方が偉いわと。

過去にいかに悪いことしてきたか、
どう変わったか、を誇るのではなく、

今なにをやってきて、どんな経験を得て、どんな結果を出してきたか、を重視して、
よりよい結果を出すことに気持ちが向くことがよほど「これからのために」は大切なことだと思います。

注意が必要なのは、
人狼ゲームの中で「結果を出す」ということは、イコール、勝ちに貢献すること、だけではありません。
面白いゲームをする、みんなが納得できるゲームを作る、そういうことも「結果を出す」方法の一つだと思います。

是非「過去から現在の変化」に囚われず、「今ここで」できること・できたこと、「ここから」自分ができるようになりたいことに気持ちを向けていくように意識してみましょう。

5.今日のまとめ

周りのプレイヤーと自分を比較して落ち込まないためには

①過去を「なかったこと」にしてみよう
②「周りのプレイヤーの成長」と「自分の成長」は分けて考えよう。
③大切なのは「現在」「これから」自分ができたこと、できるようになりたいこと

過去を振り返ることは成長するために
確かに大切なことです。

今日ここまでの進化の中には、
過去を生きてきた人たちの知恵や経験がたくさん詰まっています。

でも、その中で失敗してきたこと、
ダメだったこともたくさん詰まっています。

上手くいかないな、成長していない気がするなということも、たくさん詰まっているはずです。でも、そう言った過去に囚われないようにしましょう。

私は、過去にこだわってしまうときには
過去のAさんと今のAさんは別人だと考えてみるようにしています。
つまり、"今の彼"はもう"過去の彼"とは違うのよですね。(やっとタイトルを回収できました)

過去のAさんと現在のAさんの成長を羨んでも、私は過去には戻れませんが、
今のAさんがいいなと思うことがあったら
それはこれからの自分のいいな、につながる可能性がありますよね。

つまり毎回初対面くらいの気持ちで
新鮮な気持ちで触れていくと、きっといろんな人の「いま」のいいところをたくさん見つけられるようになると思います!

ぜひ、これからの人狼ゲームが楽しくなるよう
実践してみてください♪

6.おまけ〜伸び悩んでる人へ〜

ステップアップができなくて
今すること、これからすることを悩んでいる
そんな方へ、

最後に、
某ルームの某GMさんからいただいた言葉を
紹介しようと思います。

次のスクールでも話そうと思ってるんだけど、縦幅じゃなく横幅を広げて欲しいなって思ってる。
正解はないけど、○さんと俺を信じて、ついてきてください◎

いままでの自分は自分が信じたことだけを貫く"縦幅"の成長ばかりに目を向けていました。

でも、"横幅"を意識することで、「周りの人の良さ」により目が向くようになりました。
この人のここがいいなあ、ここを信じたよ!などをそれらを感じたままのとおりに楽しむことができるようになりました。

また、自分の推理だけでなく、他者の推理も信じられるようになったのは自分の中での偉大な一歩でした。

「自分はAさんを疑ってるけど、
 自分が信じたBさんは
 Aさんを人間と信じていた。

 だから、Aさんには人間の可能性があるって
 考えるようになったら、
 AさんとCさんが人狼じゃない要素を
 見つけた。だからBさんを信じて
 Aさんも人間と思いました。」

こういう推理理由を、自分はこれまであまり言ったことがありませんでした。

Bさんが信じてたからAさんを信じる、は
責任逃れにも聞こえるかもしれませんが、

議論中には紐解ききれない「推理の根本の違い」も受け入れて、
その人の考え方も受け入れられるようになったのは、いままで"疑う人狼"をしていた自分の中で、新しい価値観でした。

今では、
「誰が人狼かわかんないけど、○さんは信じてるから、みんな△さんには投票しないで!」
「人狼わかんない!○さん誰が人狼だと思う?」と、信じた人に頼りまくってますが、それも新しい自分だと思って楽しめています。

伸び悩んでいるときは
周りの人から学ぶ、
周りのいいところを見つけて取り入れるチャンスでもあります。

成長の糧は
その周りから得られる沢山の気づきが積もったもの
なんだな、
と学んだスクール1期生でした。

また次回のコラムもお楽しみください。
(しばらくは人狼以外のことが
間に入るかも。)

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