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オリックスの「アナウンス」が好きだ!

「ボイス・ナビゲーター」と「スタジアムレポーター」

 こんにちは。

 今日も元気にオリックスの話をしたいと思います。やる気MAX、オリックス。なんちゃって。(分かる人には分かるあれです。)

 今回お話しするのは、オリックス・バファローズの試合進行を支えるアナウンスをされている裏方さんのことです。

 この方々は、選手のスタメン発表やコール、またイベント情報などのお知らせをアナウンスしてくださっています。このような役割を持っている方々、一般的には「ウグイス嬢」と呼ばれますよね。

 それが、オリックスでは「ボイス・ナビゲーター」「スタジアムレポーター」という肩書きを背負った、お二人が担当されています。

 ボイス・ナビゲーターを務める神戸佑輔さん。そしてスタジアムレポーターを務める山根七星さん。このお二人は、2018年シーズンより、アナウンスを担当されています。

 ウグイス嬢ではなくこの「スタジアムDJ」という形を日本で初めて採用したのは、オリックス・ブルーウェーブといわれています。そのとき最初に就任されたDJ KIMURAさんから数えて、このお二人は5代目。2代目の谷口廣明さんは「ボールパークナビゲーター」、3代目の堀江良信さんは「スタジアムアナウンサー」、4代目の平野智一さんは「スタジアムMC」と、オリックスのアナウンサーたちは数々の名称を授けられてきました。この1991年に始まって以来、30年弱の歴史の中で、アナウンスの立ち位置は変わりながらも、多くの方がスタジアムを盛り上げてくださいました。

 また、5代目の神戸さん、山根さんのお二人を紹介したい理由の一つが、公募で選ばれたお二人だということです。

デビュー2日目

 2017年、わたしが高校2年生で放送部に所属していたとき、公募のお知らせが公式から出されました。自分もアナウンスをしていたので、公募のお知らせを隅から隅まで読んだことを覚えています。全試合の勤務はもちろん不可能だったので諦めざるを得ませんでしたが、どのような方が選ばれるのか、ずっと気になっていました。

 そして2018年に入ってすぐ、お二人の就任が発表されました。ほっともっとのオープン戦でデビュー。わたしはこのデビュー日の翌日、ほっともっとフィールド神戸に、足を運びました。

 めちゃくちゃかっこよかったです。

 お二人とも、めちゃくちゃいい声でした。神戸さんはかっこいい、山根さんはかわいい。それぐらいしか表現できないわたしの語彙力が憎いです。耳が幸せってこういうときのことを言うんじゃないでしょうか。

 オリックスのホームゲームに足を運んだことのある方はご存じかと思いますが、オリックスの選手のコールはポジションを英語の正式名称で行います。(例えば、ショートは「ショートストップ」です。)それが、めちゃくちゃ、かっこいいんです・・・・・・!中継ではなかなか知ることのできない部分ですが、最高なのでぜひ現地で聞いてみることをおすすめします。

 デビュー2日目にアナウンスをお聞きして以来、すっかりお二人のファンとなってしまいました。どうしてもお話ししてみたい、と考えた結果、わたしは行動に出ます

 一人で5月にほっともっとで観戦するときに、わたしはスケッチブックとペンを購入しました。

 そして、「応援しています!これからもがんばってください!」といったコメントを書き、アナウンスブースに向かって掲げたのです。

 いや、だいぶ迷惑なことしましたよね。はい。試合が終わった後もお二人のお仕事はあっただろうに・・・・・・。

 けれど、お二人はわたしの拙いメッセージを読んで、声をかけてくださいました。神戸さんは座席の方に出てきてくださって、お話をしました。

 興奮であまり覚えていませんが、受験生であること、合格したらまた見に来るということ、これからも応援していますということをお伝えしました。嫌な顔ひとつせず、写真まで撮ってくださった神戸さんには感謝しかありません。

 そして8月に観戦した際にも神戸さんにサインをいただき、お話をして再度受験への決意を固めました。

 そこからはわたしは受験があり、少し野球とも離れていましたが、なんとか合格して現在福井県の大学に通っています。そしてこの夏は野球を見まくっています。笑

(わたし的には)感動の再会

 そして、9月4日のほっともっとフィールド神戸での西武戦。

 どうしても無事大学に通えていることをお伝えしたくて、以前スケッチブックを掲げたアナウンスブースの前へ。

 神戸さんと目が合い、会釈をし、まあ覚えていないだろうし、ご挨拶できただけでもよしとするか、と通路に出ると、神戸さんがおられました。近づいて、挨拶をしようとした、そのときです。

「お久しぶりです!」

 え!?!?

「受験っておっしゃってたので、どうなったか気になってたんですよ~」

 嘘だろ!?!?!?

 覚えてくださってました。泣きそうになりながら受け答えしました。

 無事大学に合格したこと、福井に住んでいることをお話しすると、どのようにして(交通手段とかの話です)帰ってくるんですか、と聞いていただいたりもしました。

 また観に来ます、とお話しすると、また近況とか教えてくださいね!と話してくださいました。はい、もちろんまたお話ししに来ます。来年のほっともっとはもっと来ます。がんばって来ます。

 本当に、神戸さんには感謝しかありません。

 わたしは一度放送の世界、アナウンスの世界を経験させていただいていることもあり、こうしてプロ野球の世界でアナウンスをされている方々は雲の上のような存在です。そもそも放送のプロは少ないのです。アナウンサーさんはもちろん狭き門ですが、プロスポーツに携わるとなるとさらに門は狭くなります。

 目の前に立つだけで、それはそれは嬉しい方々です。

 まさかお話できるだなんて、思ってもいませんでした。

 また神戸さんだけでなく山根さんにも、一度写真を撮っていただきました。アナウンスブースから出てきていただいたこと、本当に嬉しかったです。いつも一塁側なのでなかなか行く機会はないですが、またこうしてお話しする機会があればぜひお話しさせていただきたいです。

アナウンスという仕事

 いろんなプロスポーツの世界で、多くのアナウンサーさんが活躍されています。わたしはその中でもオリックスのお二人が大好きなので、こうしてご紹介させていただきました。

 最後まで、わたしたちファンと一緒にチームの勝利を願ってくださっています。負けていれば悔しいこともあると思いますが、それでも最後まで、ずっと最高のアナウンスで、スタジアムを盛り上げてくださいます。

 現地で観戦しなければ知ることもないかもしれない、このような声のお仕事も、多くの皆さんに知ってほしいとわたしは思います。

 もちろん他の球場にも、スタジアムDJの方や、ウグイス嬢の方がおられます。それを知って球場に行くことで、また新しい、観戦の仕方が生まれるのではないでしょうか。

 これからもたくさん、現地にお二人の声を聞きに行こうと思います。

 アナウンサーさんだけでなく、機械操作やカメラを担当する方など、すべての球場を支えてくださっている方々に、応援しています、がんばってください、とお伝えしたいです。わたしが知らないようなお仕事もたくさんあるかもしれませんが、それでも。

 とても長くなりましたが、読んでいただきありがとうございました。