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フィジーを広めたい

24年の2/7-2/12でフィジー🇫🇯に行ってきて魅力多し国だったので紹介しようと思い、今回は書いてみることに。

なんの調査か忘れたけどフィジーは世界幸福度ランキングで1位らしい。フィジー人は仕事もサボったり大事なことも平気で忘れたりするくらいテキトーな人たち。自分が街を歩いてたらおっちゃんがココナッツいるか?って聞いてきてなんも答えてないのにその場で切り出して渡してきた笑。何してるん?って聞いたら「草刈りやけど今日は特に暑いから1時間くらいゆっくりしてるわ」とのこと。それでええんかって聞いたらOKOK!って自信満々に言うあたりです。

他にも9年フィジーに住んでる日本人の夫婦に会って話したときも家建てるとき設計図を書いてもその通りに作らないとか傾いてるとか雨漏りするし虫入りまくるとか笑うしかないエピソードが出まくる。雨漏りを修理してもらうときに3つの会社を結局使ったそうだが、こんなん余裕!って言うにもかかわらず出来ない、みたいなことが多発する。電話後でかけるねって言うもののかかってきたことは9年で1回だけという日本では考えられないテキトーさを持つ民族なのである。

自分的にはそれは良さも悪さもあるけど観光で行く分にならネタになる程度だしいっか!と思えるから同じ感性を持つ方々はぜひ体感してほしい。

この本がきっかけ

そんなフィジー人だが、持つものが持たざる者に与えるシェアの文化が盛んとか。参考文献によればおばあちゃんが物乞いにお金を渡して自分のバス代がなくなって1時間歩いて帰ることになったとか考えられないエピソードが載っている。自分も夜にホステルの共有スペースでビールを飲んでいたらスタッフのフィジー人がチキンとピザ買ってきたけど食べるかと声をかけてくれたりした。現地に住む日本人は、ハーフの子供が可愛いから現地民に「私たちが育てるからもう1人産んで」と言われたとか。

そしてフィジー人で欠かせないのが人と絡みまくること。ホステルのオーナーやタクシーの運転手は当たり前で、信号待ちとか店のオーダー待ち、トイレしてるときに話しかけてくるしそれがWhere are you from?にとどまらず、Are you married?とかHow old?みたいなとこまで普通に話すようになる。日本でしたらちょっと警察もチラつくようなことがフィジーでは日常で会話をして楽しんでいる。というより、国民全体が貧しく娯楽がほとんどないから人とのつながりが1番の娯楽と捉えているのかもしれないなと現地に実際行ってみて感じた。

自分もたぶん6日間で200人以上とは喋っただろうし(知らんけど)、毎日しゃべり疲れて充実感を感じる日々だった。フィジーは英語が通じるし、第二言語的な扱いでみんな出来るからTOEIC400点の自分でもコミュニケーションが取りやすい。ヨーロッパのときとは違って何回聞き直しても怒らないし、かなり話しやすい。心理的安全性みたいな。

そんな魅力抜群のフィジーですが、旅行の情報は意外と近いよという話から。フィジーってたぶんどこにあるかイメージできない人が多いと思うが、オセアニアのニュージーランドよりさらに東に位置する島国である。たいていそういうところは乗り継ぎをしてロングフライトになることが多いが、フィジーは成田からナンディへ週2で夜発の直行便が出てる。

だから距離というより体感でアメリカの西海岸と同じくらいと考えてくれたらいい。もちろんそれより近い。しかも夜便なので寝て起きれば朝に着き、しっかり1日目から活動出来るのも良さ。

そして気候。南半球の熱帯エリアに位置するため、4-9月は乾季で10-3月は雨季になる。自分は雨季に行ったので30分ごとに天気が変わったりスコールを目の当たりにした。気温は大体30度を超えていて湿度が雨季だったからか日本よりも高く感じた。折り畳み傘あれば十分。

次はラグジュアリーな旅からローカルな旅まで幅広く出来るのがフィジー🇫🇯の良さだという話。

フィジーはリゾート地でもあるので、デナラウ島(陸続きの島)はちょい物価高めの高級感あるホテル(Hiltonなど)が立ち並んでいる。散歩してたらHiltonに迷い込んだのでそのときの写真を。

そのデナラウ島から日帰りまたは数泊のツアーが高価だけど素晴らしい。cloud9やヤサワ諸島のツアーは調べればわかる良いやつ。これは現地に行ってから無限にパンフレットで目にするから現地で体験した人の話を聞きながら検討する形でいいと思う。

ローカル旅はめちゃくちゃ遅いしボロいバスでナンディ周辺をブラブラしながらマーケットで買い物をしたり、現地民に絡んだりする。というか確実に絡まれる。それを楽しみつつローカルな食べ物を食べてればなんだかんだ楽しく、何でもゆっくりな通称フィジータイムでいろいろ考えさせられる。

とある人と話してるときに、何でフィジーの人はめちゃ幸せそうなん?って聞いたら「笑うから、その方が辛そうにしてるより良くない?フィジーは時給4フィジードルで貧しいけど楽しいで。人生なんて神のみぞ知る。だから楽しく生きるんやで。」って返してくれて、同じようなことは今までも聞いたことがあるけどフィジーで実際にその言葉を英語で聞くと心に残る。せやな、自分ではどうにでもできんことは多いから今の環境で楽しく生きよか。それが幸せやな。ってしみじみ思った。

これは余談で、自分はホステルが1時間に1本しかバスが通ってないところにあったので大体30-40分Central Bus Station で待っていた。そのバス停の横にバレーコートがあり、最近バレーボールにハマっていることもあり、ネット前でジャンプしながらスパイク打つ練習(ボールなし)でやってたら中学生くらいの少年がやってきてバレーする?って聞いてきたからノリでやろーぜ!って言ったら10分くらいしたら男女大人も子供も合わせて20人くらい集まってきて3チームで回しながらバレー大会が始まった。お前ジャンプこの中で1番高く飛べるのに下手くそだなとかヤジられながら時たま4回で返すバレーを無料で楽しめた。最高。

そういえば第二土曜だけ開催するブンダビーチマーケットにも行ってきて、ここに辿り着くまでは苦労したけど良い思い出が。Central Bus Station からマーケットに行くバスがあるか聞いたらこれだっていうやつに連れて行ってもらえ、マップを確認してちゃんと進んでることが確認できた。で、余裕持っていたら自分が行きたかったところから歩いて40分のとこまでしか行ってもらえず、自分はそれに気づかず通り過ぎてしまう。すなわち7キロくらい離れたところでとりあえず降りた。あー、ついてねえ。と歩いてたら「あ!!ヒッチハイクすればええやん!!!」と思い立ち、歩きながらタクシー以外に👍してたら15台目くらいで止まってくれてなんと連れて行ってもらえた!なんと私海外でもヒッチハイク成功です。

それでマーケット行ったら何故か日本人が多数。話を聞いてみるとフィジーに日本人留学の学校があって数百人規模で人それぞれ2週間なり1年なり来ているとのこと。それで日本人でまとまって日本語ばかり話しながら買い物をしていた。それ以外にもたまたま9年住んでいる日本人夫婦や旦那さんがフィジー人という女性2人と出会い、自分も日本語でいろんな面白い話を聞いた。

そんなフィジーはタクシーはまあまあ安いから使いやすく、ぼったくらない人を見つけたらSNSを交換して連絡を取る使い方をした。そして途上国ではあるが治安はいい。首都のスバやラウトカという第二の街はベトナムとかカンボジアなど東南アジアと同じくらいでナンディやデナラウ島はシンガポールくらい安全。

最後に、のんびりしたフィジータイムで多くの方と話して貴重な時間を過ごした自分はしばらくの間はもうちょっとセカセカして生きていこうと思う。フィジーと日本の間を、良いところを合わせたスタイルで生きていければ丁度いいんじゃないかと今の段階では結論づいた。

考えさせられることが多いフィジーへ、自分のスタイルに合った旅をしてみてはどうでしょう。自分の周りからフィジーブームが起きるかどうかはこの文章次第なのかな、今後誰かのストーリーでフィジーを見たいなと。自分きっかけでフィジー行くときは教えてもらってもいいですか?喜びます。考えさせられることが多いフィジーへ、自分のスタイルに合った旅をしてみてはどうでしょう。自分の周りからフィジーブームが起きるかどうかはこの文章次第なのかな、今後誰かのストーリーでフィジーを見たいなと。自分きっかけでフィジー行くときは教えてもらってもいいですか?喜びます。

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