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その魅力、幻では?

 何事についてもその人の理想像というものがあって、美に関しての理想などというものについては、自身の納得度こそ その尺度であるように感じるが、実は他人からどう見えるかということが第一であり、結局は自己評価ではないと思う。例えば無人島に一人きりではおしゃれ心は発揮されにくいだろうから。

 美は流行に呼応した価値観なのだが、世の中の人は皆、流行が大好きだから 流行っているものを美しいといい、また可愛いと思わせられている。ここが諸悪の根源になっていて、場合によってはマイナスの効果となるものなのに、流行っているから可愛いんだと思ってしまうんだよなぁ・・・。今回はそんな『勘違いだぜ!お嬢さん!』的なものを集めてみた。勝手な物言いによる失礼はお許しいただきたい。

《涙袋》
 だからどうした? の典型のようなもの。コスメショップにはいまだに『涙袋用』のシャドウが並んでいるが、あれは『ハァ?』だと思う。涙袋の何がいいの? あれこそは幻の『美』である。困り顔やアヒル口同様、可愛いというのはこんなもののことではない。

《二重瞼の幅》
 そんなに重要かなぁ。顔だし目だから 見た目のポイントにはなるだろうけど。ま、個人の好みだからこだわってもいいことにしようか。しかし二重の幅一つでそんなには印象が激アガリせんよ。でも信じてる方々も多いみたいでCMなんかも喧しい時代だから 他人がいらんこと言わんと お好きにどうぞ、にしとこうか。

《隙間の空いた脚》
 これには若い頃から一言持ってるんだけど、脚が露わになった状態で直立した際、正面から見た時に左右の太ももの間に隙間があった方がいいっていう価値観は 誰が言い出したんだろう? 私は全く逆だと思うんだけど。そんな隙間、少ない方が魅力的な脚だと思いますが・・・。

《インナーカラー》
 これも『流行っているものが美しい・可愛い』という勘違いの典型ですね。あれの何がいいのかは全くわからない。全体をクレイジーカラーでキメるのは条件が合えば、カッコいいと思えるんだけど、猫も杓子もインナーカラーやウィービングをやるのはやめようぜ。みっともない。

《ピアス・タトゥー・ドレッド・コーンロウ》
 これらの特殊系の飾り物は明らかに『それをする人を選ぶ』。これらをやっていい人っていうのが確かにあるんだけど、平たい顔のアジア人が欧米人のマネをそのままやってもおかしいだけだ。後頭部の丸みが無い人=ゼッペキがコーンロウをするんじゃないよ! さらに鼻の真ん中にするピアス。あれが許されるのはわずかに極々きれいな女性だけだ。それ以外はウシでしかない。いや、失礼。

 色々言ったが最後に、魅力(美しさ)を保つために 実践すべきことだと、まことしやかに仰る評論家が多い案件について。

《顔をこすらない洗顔法》
 反対意見もありそうだけど、『美しい素肌のために泡で洗う』って何なんだろうと思っている。人間の皮膚はケラチンというたんぱく質でできているが(毛髪や爪も同じ)、そんなにこすったらダメなのなら、体だってこすったらダメだろう? 顔だけがこすったらダメな理由をぜひ理論的に聞きたい。我が職場のエステの教員もメイクの教員も、私が納得できる答えを持っていなかった。ホント誰か教えてほしい。シャンプーで『頭皮をこするな』はムリな気がするんだけど、頭と地続きである 顔だけを別扱いするのは解せない。

 エエやんけ!! 放っとけや!!!! はい。スミマセン。

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