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愛犬の話

我が家にはsちゃんという愛犬がいる。
もう15歳になるので、人間でいうとおばあちゃん。
いつのまにか私よりずっと年上になってしまっていた。
最近、脚が悪くて階段でつまずいたり段差を嫌うことが増えたが
病院でコラーゲン注射をして生活に支障のない程度には暮らせていた。

今日の出来事。

私が帰宅する際、いつも喜んで近寄ってきてくれるのだが
興奮のあまり階段で着地に失敗し「きゃんっ」と辛そうな声を出して床にへばってしまった。
その後、なんとか立とうとしたのだが後ろ左足がうまく使えないようで、よたよたと歩いていた。
びっくりして、体を抱き抱えた。
自分で自覚がないのか?痛くないのか?アンバランスながらも3本の脚で立ちあがろうとする。
このまま歩けなくなってしまうんじゃないかと一瞬血の気が引いた。
人も歩けなくなると一気に老け込むと聞いたことがあったので、自分の身近でもその可能性が浮上して怖くなった。
明日、病院に連れて行くことになったが、いっときの症状で、無事に治るものであって欲しいと願う。

愛情表現

本当に、sちゃんに対して愛情を持って接せられていたのだろうか。
もちろん家族だし、大事な存在なのは間違いない。
私は自分から誰かに愛情を注ぐことが苦手だと最近気がついて
sちゃんに対してもそういう側面が少なからずあっと思っている。
sちゃんからしたら私はただの餌要因だったかもしれないけど、帰宅のときに尻尾を振って出迎えてくれたり、洗面所で化粧してると私の側でただじっと座ってくれたり、そこはかとない安心感を与えてくれた。
私は、sちゃんになにかできただろうか?私から自発的に、もっと愛情を渡せたらよかった。

ってまだ生きてるし病状もわからないから悲観的になりすぎかもだけど。
色々思いを巡らせることになったので、自分の感情の気づきとしてここに記しておく。
どうか、どうか、また一緒にお散歩してほしい。
ちゃんと、好きって気持ち、伝えるね。

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