DAPのバッテリーを交換する。


改造、修理は自己責任で。ましてリチウムイオン電池を扱うので十分注意する事。

普段、外で音楽を聞く時はXduooのX2Sと言うDAP(デジタルオーディオプレイヤー)を使っている。何故か日本の代理店では扱ってない様だがAmazonで買え、格安なのにハイレゾ音源も再生出来る。ただ無線イヤホンが使えず有線イヤホンのみしか使えない点が今どきではないが、イヤホンを駆動するオペアンプを交換したり電解コンデンサーを交換したり出来るのでこれは無線イヤホンでは出来ないお遊びだったりする。(因みにオペアンプはMUSES 8920に交換している。)

約2年使い込んだシロモノ。ガラスは去年落として割ってしまったので透明プラ板で補修した。

購入して約2年経ち、充電してもバッテリーの持ちが悪くなって来た。格安なのだから買い換えればいいのだが、本体はまだ使えそうなのでリチウムイオン電池の状態を確認すべく裏蓋を開けた。するとリチウムイオン電池が膨張していた。これではまともに充電出来る訳がない。

見事に膨張したリチウムイオン電池

厚みが当初から約2倍位になってしまっている。急ぎで替えを探さないと、と思ってたら秋葉原の千石電商で似たものを見た記憶があったのでHPで確認し、ピッタリ来そうなものがないか調べる。元々付いていたのは3.7V 900mAhで、千石で容量的に近いのは3.7V860mAhだが、外径が大きめでDAPの筐体に収まるかわからない。結局、現物を見比べた結果、860mAhでは収まらないので1サイズ小さい、680mAhのものを購入した。

膨張したものとこれから交換するリチウムイオン電池

パッケージが同じなので同じメーカーのものかも知れない。コネクターの形状、サイズと極性が同じならばそのまま差し替えが効くのだが、そうは問屋が卸さない訳でコネクターのサイズが違っていたのでコネクターを膨張したものから新しいものに付け替える事にした。当たり前だがコードを同時に切ればショートして火花が出たり部品が壊れたりするので、そう云う事はしないこと。上手く付け替えたらハンダ付けした部分は熱収縮チューブで必ずカバーする。

リチウムイオン電池を交換し、動作チェックをする処

バッテリーを付け替え、電源ボタンを押すと、問題なく起動した、microSDカードを入れ、再生してみる。問題はない。じゃあ、次は充電だがこれも普通にしている様だ。後はバッテリーが筐体に収まれば成功だがちょっと厳しい···何とか位置を調整したら収まった。万歳。
音質も交換する前と比べて良くなった。X2Sにはもうしばらく頑張ってもらおう。

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