クレーンゲームの怪
【前回までのあらすじ】
アラフォーにして野田サトル先生の漫画「ゴールデンカムイ」にハマったヤマモト。
自分には関係ないと思いつつも、キャラ香水の魅力に気づき、また新たなオタクへの扉を開いてしまった…。
今回は暑い夏にぴったりの怪談小噺をひとつ。
「おひるねこ」というプライズ景品をご存知だろうか。
アニメのキャラクターに猫の耳と尻尾がつき、その名の通りお昼寝をしている小さなフィギュアのようなもので、ゲームセンターのプライズ景品として発売されている。
そして、6月下旬「ゴールデンカムイ」のキャラクターのおひるねこが発売されるという情報が発表された。
もともとクレーンゲームに苦手意識があることと、取り扱いのあるゲームセンターを調べることが面倒だったので、この商品はスルーする方向でいた。
しかし運命は悪戯である。
子供のお弁当箱を買いに行った地の果てのショッピングモールで私は見つけてしまったのだ。
鯉登、尾形、月島(というキャラクター)の「おひるねこ」がガラスケースの中に鎮座しているのを!!!
その瞬間に「キャシャーンがやらねば誰がやる!」くらいの使命感に駆られてしまった私は必要な買い物を即座に済ませ、子供と共に再びゲームセンターへ向かった。
(子供はゴールデンカムイを理解してる)
やるか!と意気込んだものの、3匹のおひるねこたちは、いわゆる箱ではなく、透明なプラスチックカップに入れ替えられていた。
そもそも箱想定だったので初っ端からイレギュラーがすぎる!!!と地団駄を踏みつつも挑戦。
おそらくカップの蓋の淵にクレーンを引っ掛けろ的なゲームセンター側の想定だが、おひるねこの重量でそれは無理!!!
最終的には、カップを転がしながら持ち上げてゴールへ近づけ、クレーンのアームが機械にぶつかる衝撃で穴へ落とすというめちゃくちゃ効率悪い方法で挑み続けた。
まあ、写真の如く試行錯誤しながらも鯉登と尾形はゲットできた。
合間に子供の好きなアニメキャラクターのぬいぐるみを取ってご機嫌をとりつつマクドナルドで昼食休憩。
その後軍資金をATMでゲットし、月島軍曹との戦いに挑む。
しかし月島軍曹のおひるねこはクレーンで挟まるも、びくともせず持ち上がらない…。
月島軍曹のおひるねこは、鯉登、尾形と比べて10グラムほど重い(原作設定やん?)と検証されている方がいたので、そのせいか…と感じつつ何回かチャレンジはしたが、うまくいかずにその日は諦めてしまった…。
鯉登と尾形を手に入れてとりあえず満足な私と息子(主に私)は帰宅。
そして長らく出張に出ていた旦那も帰宅した。
息子「ねー!!!パパ!見て見て!鯉登と尾形!!!ママがゲームで取ったんだよ!!!」
旦那「おっ、すごいやん!クレーンゲームみたいなやつ?」
私「うん。月島は重くて何度やっても取れんから諦めてきた。」
旦那「いくらかかったのかなー。聞かんけど…。」
だよな。
そこがうちの旦那の良いところだ。
そして私も答えない。
千じゃないよ。
万だよ。万。
おれは両替機に確かに1万円ぶっ込んだよ…。
それが夢中になっている間に無くなってたんですよ…。
ねぇ。
お金が尾形と鯉登に姿を変えた。
鋼の錬金術師ってこういうことちゃうんか。。。(内容よく知らない)
以上、「クレーンゲームの怪」でした。
後悔はしてない。
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