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私が育った葉山町♪

私は、神奈川県三浦郡葉山町出身です。御用邸がある葉山町で育ちました。

『実家は、葉山です✨』
と言うと、大抵の人が目を輝かせて、
『うらやましい〜、葉山のお嬢様だったのですね〜』
と言われる事が多い。

葉山で育ったけど、全くお嬢様では、ございません。

『葉山と言っても、海側じゃなく山側で、お嬢様でも、何でもないですよ〜💦』と言っても、

『葉山🟰きらめく海✨&御用邸🟰お金持ち芸能人が沢山住んでいる✨✨』

と、みるみる潤いを帯びた目線に変わって、うらやましがられます。

葉山町自体が自然保護地域なので、人口を増やすことはできないので、いつまで経っても『町』のままだそうです。
海もあり山もあって、自然いっぱいの所で育ちましたが、
山側は、交通機関の不便さがあり(電車が通っていない、頼みのバスは日中は1時間に2本)、トイレは水洗ではなく汲み取り式(今も実家の地域ではそうだと思います)で、それが子供の頃は嫌でしたが、今思えば、そんな自然豊かな場所で育ったことを自慢に思います。
今日は、『葉山町(山側)の実態!』をお伝えさせて頂きます。


『葉山の山側の、あるある』

実家は、葉山町の『上山口』という場所。
昔は、近所に藁ぶき屋根のお家が、沢山ありました。
『葉山町、山側のあるある』を書いてみました。

★道を歩いていると、たいてい誰だかわかる。長男、次男などと言った事もわかる。
★小学校で、『マムシに噛まれたら、どうするのか?』と言う対処法を、
いつも教わる。
対処法は、すぐに嚙まれた場所に口をあて、血を吸いだす。血は絶対に飲んではダメ!。すぐに吐き出し、それを繰り返す。できれば、嚙まれた場所のそばをタオルなどですぐに血止めをして病院へ!
★蛇を見ることは日常茶飯事。
小学校で『マムシと蛍』を教わる。夜はマムシの目が光り、蛍と勘違いするので、蛍を取りに行く時は絶対にマムシに気を付けるように!と教わる。
ある朝、近所の人達が『K君が蛍を取りに行き、マムシに嚙まれたらしい』と噂していたので、『同級生のK君、無事なのか!』と心配して登校したら、K君のお婆さんに血を吸いだしてもらって一命を取り留めたらしい。
それからK君のあだ名は、もちろん、『マムシのK』。
一命を取り留めたヒーローとして脚光を浴びることになり、山側の有名人になりました。
★学校が終わった後、友達と遊んでいる時のおやつは、野生のグミ、アケビ、イチヂク、クローバーの花の蜜を吸うなど。
★大蛇を見たことがある。たぶん『アオダイショウ』だと思います。
大きさは2mくらい。私の前をゆっくり通り過ぎて行きましたよ!怖かったけど、こちらが何もしなければ、襲ってくることはありません。
★柿の木はすぐ折れる。もろいから、ぶら下がってはいけないと学校で教わる。
危ない!とわかってていても、つい登ってしまう幼少期。
柿の木から2度落下して尾てい骨を打ちつけ、やっと『柿の木は、絶対に登ってはダメ!』と気づく。
★猛毒を持っているムカデは生命力が強いので殺虫剤では死なない。
熱湯をかけると死にます。殺生をしたくないのですが、よくお風呂場にいたので、刺されたらこちらの命も危ないので『ごめんなさい』と熱湯をかけざるを得ない時が多々ありました。
ムカデは夫婦、ツガイで出ることが多いので1匹殺しても油断してはいけない。大きいのがメス、小さいのがオス。
ムカデが近所の寝ていた子供の耳の中に入ってしまい、懐中電灯🔦を耳に当て続けたら、無事ムカデが出てきてくれたことがご近所の話題になったこともありました。
★葉山には沼が多い。山奥に木々で囲まれたジブリの世界みたいな沼が沢山ありました。
★竹藪には、近所の仲間と秘密基地を作って遊びました。
人がカットした短い竹を踏んでしまうと、突き刺さって抜けなくなるので、竹藪では走るな!踏まないようにと教わる。
★野生のたぬき、てんがいる。田んぼには、シラサギ、キジが良くエサを食べている。
★小学校は徒歩で20分、中学校は、バスで通うのが普通だと思っていた。
★夏の夜は、かえるの大合唱の中、眠りにつく。

以上、他にもまだまだありますが、『葉山町山側のあるある』、長々と失礼しました!

最後に、youtubeを見ていたら近所の同級生の葉子ちゃんちの『棚田』が出てきたので、ご紹介します。

葉子ちゃんちの棚田

葉子ちゃんは、小学校の同級生。この土地を持っている地主さんの娘さんです。
まさに、この棚田で毎日のように葉子ちゃんと日が暮れるまで遊んでいましたよ!
懐かしいです♪

この場所で育って、色々な事を自然から教わりました。
2017年に父が他界してしまって実家は処分してしまいましたが、今でもここが、ふるさとです。自慢の棚田、是非、ご覧ください!
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最後までお読み頂いて、ありがとうございました。


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