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24歳のくせに人生を振り返ってみる。そして、頭の中を覗いてみてほしい。まる3号(3419字)

いよいよ高校編だ。

まさかの書くのに2ヶ月空いてしまった。こういうところは本当によくない…(圧倒的既視感)・・・まる2号参照

勉強嫌い、そもそもこの高校自体が嫌いだった僕にとっては、よろしくない時代を迎えたのかと思いきや、わりかし充実感があった。

ただ、入学式当日からとんでもない学校に入ってしまったと驚嘆した。

入学式が終わり、これからの学校生活に向けた準備が一通り終わったあと、クラスメイトと輪になり話す機会があった。話題はもちろん入試の話になった。(やべぇ、アホなんバレる…)

僕自身、中学時代の成功体験(高校に受かった)は誇りに思っていたので、少し自慢げに「めちゃめちゃアホやったけど、1年間毎日10時間くらい勉強してギリギリ入れたわー(どやぁ)」という話をしていたと思う。

すると、クラスメイトは「それはすごいなぁ!俺なんか2週間前までゲームしてたわー」と何の悪びれる様子もなく言ってきた。え…僕の毎日の10時間返せよ…

とは思いつつも、こういうやつらと同じ環境で学生生活を送るのも悪くないと思っていたことは隠し難い事実だった。

ちなみに、この時にクラスメイトとあだ名決めをしたのだけど、あることから「じゃあマルクスでええやん!」と誰かが言い出して、そこから大学までにかけて”マルクス”やら”マルちゃん”やら”まる”など、闘莉王、または野球がめっちゃ上手そうなあだ名で呼ばれることになった。

わりかし充実感があったというのは、バスケの部分が大きかったと思う。

僕はてっきりガリ勉の弱小高校を一人で強くしていかないといけないと思っていて、ボールを怖がる森崎くんという仲間に向かって「ボールはともだち 怖くないよ」というところから始めないといけないと思っていた。(盛り過ぎ)

でも、一個上の先輩には、県内で一番上手いとされていた人がいて、他にも中学の時に主将をやっていた仲間など、僕がいた3年間は選手の集まりがよかった。過去にリーダーだった仲間が沢山いて、そういう意味で学生主体のバスケができて良かったと思っている。(バスケについては長くなりそうだからまた別途書こう)

高校に入って改めて自分がアホほど勉強できない(というかアホな)ことがわかった。それを言い訳にしてやらなかったのもあるだろうし、勉強することについてセンスがなかった。

僕は高校に入るまでこの高校の生徒を”ガリ勉”と一蹴してたけど、本当に学ぶということについて、貪欲でその点では、僕の学ぶということについての姿勢も変わったし、彼らを見る視点も変わるようになった。

1つの問いに対して、他の解き方はないかな?と考えてみたり、この考え方を組み合わせることはできないのかな?と仲間で議論してみたり…その姿勢は勉強以外のことにも通ずる大事な姿勢だと思う。休み時間に涼もうと廊下に出た時に、クラスメイトが「宇宙が広がる速度」について議論をしていた時は、さすがにビックリして腰を抜かしてそのまま3ヵ月入院することになった。(熱盛し過ぎたけど、議論してたとこまではホント)

僕は学歴があるやつが偉いとかは全然思わないタイプだけど、上に書いた貪欲に学ぶ姿勢があるやつというのは、リスペクトしている。そして、僕のクラスメイト、友達にはそういったやつが多かった。僕がテレビで知ったことやSNSで見たバカみたいなことを話しても、「それでそれで?」と興味を持って聞いてくれる、そんなやつらだった。

彼らに久しぶりに会っても、それぞれの場所(会社員、教員、医者、看護師など)で学び続けているし、成果も上げていることが容易にわかる感じだ。(イキイキと話していて目が輝いている)

そんな奴らに毎日刺激を受けて生活を送っていたので、今思うとやっぱり充実してたんだと思う。

僕の通っていた高校には、変な人が多かった。

最近、わかったことだが、世の中の人というのは総じて狂っていて、変なやつらだ。ただ、特にうちの学校では秀でて変なやつが多かった。

(勉強もできるのに)全国レベルでスポーツもできてしまうイケメンとか、ゲームの大会全国ベスト4とか、東大レベルの学力があるのに急に気分が変わって地方大学に行くやつとか…なんかそういうやつらだった。

いじられキャラで教室の天井にカバンをぶら下げられて、蹴ってみてと言われて、これは美味しいと思ってやったら腰を強打してそのまま3ヵ月入院したアホもいたけど

生徒だけじゃなく先生も強烈なキャラが沢山いた。挙げたらキリがないくらいに。1番、え⁈、てなったエピソードがある。

顔と話し方と性格にクセのある化学の先生がいた。授業中、その先生がどうやら僕が内職をしていると勘違いしたらしく(まあしてたけどw)、「まる!立てぇ」と言われた。やべぇと思いながら僕は素直に立ち上がった。すると、化学先生は「おい、まる!座れぇ」と言ってきた。

え…どういうこと?…周りの仲間も今にも吹き出しそうになっていたけど、化学先生はただ僕を立たせて座らせただけだった。ベストキッドかよ…

とまあクセのある変人集団の中で楽しく学生生活を送っていたけど、高校時代にも僕は挫折を味わっていた。

僕は将来のことについて、楽観的で、というより何も考えてなくて、文理選択ですら幅が効くだろうと適当な理由で理系を選んでいた。

でも、僕が最終的に志望していたのは、体育・スポーツ系の学部で全くと言っていい程、理系科目が必要なかった。

当然授業も受験には必要ない授業ばかりだったけど、それでもなんとかやり過ごしていった。

ただ、ツケが受験期に周ってきて、その時はホントにしんどかった。1日10〜14時間は勉強してたと思う。元々勉強嫌いなやつがよくそこまでやったなと少しだけ褒めてあげたい。

大学受験には少しのセンスとかやり方の工夫とかが必要なはずなのに、そこを磨かず量で進めてしまった。

そのまま、受験を迎えてしまい、国公立の(母校は鬼のように国公立を受けるよう勧められる、たとえ玉砕覚悟でも)大学2校は当然のように落ち、他で受けた私立大も呆気なく落ちてしまい、担任からはどこも行くとこないやん!っと言われる始末だった。

でも、すぐに切り替えて、私立大の春受験(後期試験)というものに臨んだ。

春受験は卒業式が終わってからも続くので、頑張ろうと意気込んではいたものの、周りは卒業旅行を計画したり遊び出したりしていて、メンタルはズタボロだった。

卒業式前日には、さらに僕を追い詰めるようなことがあった。

僕はクラス長をしていたので、勉強の合間に担任に感謝の花束を買いに行っていた。花屋さんでとうとう卒業か、と少し花束を待っているとスマホがポロンとなった。

確認すると、当時の彼女から連絡が来ていて、何だろうと思って見ると、別れようと書かれてた。なんだか花屋と卒業式前日というシチュエーション、そしてズタボロのメンタルがシナジーを起こして、僕はちょうど明日のジョーのようになっていた。(燃えたよ…まっ白に…燃えつきた…まっ白な灰に…)

悲し過ぎてそっから数日はご飯を食べても吐きそうになっていた。もったいないから吐かなかったけど(そういう問題ではない)

そんな思いもあったけど、関係なく受験は進んでいった。結果は2校受けて、当たり前のように行きたかった方が落ちた。仕方なく合格したとこに行くことを決めた。

そこの大学周辺はめちゃめちゃ田舎だったので原チャを使う必要があった。そのため、また勉強かよと思いながら免許を取ることにしていた。

原チャの免許試験の前日、僕宛ての怪しい封筒が届いた。それはなんともう1校の大学の追加合格通知だった。3月末だったが、そちらの方が行きたい思いがあり親もそちらの方がいいだろうと言ってくれて、わちゃわちゃしたがそちらの大学に行くことに決めた。

ドタバタしたが、逆転ツーランホームランくらいは決めれた。(満塁ではない)

なぜなら中学時代考えていたサクセスストーリーであるバスケの強い大学に合格することができたからだ。

高校時代も色々あったけども、なんだかんだ思い出になって、失敗談も今では笑い話になってるし、良かったなと思う。

晴れてバスケが強い大学に入れ、心ゆくまでにバスケができると思った矢先、まるに緊急事態が襲いかかる…

ポイント
・勉強マン集団
・悲しみのどん底
・楽観、考えてない
・バスケ以外での挫折
・いろんな思い出
・大学合格
・変人で、優秀な仲間

まる4号へ続く→

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