2020年のオタ活というもの

明日から大晦日前日までの数日、仕事が忙しくなるので、このタイミングで今年のオタ活をすこし振り返っておこうと思う。

と言っても、今年はほとんどオタ活というものはしていない。
いわゆる現場に足を運んだのは年の初め、1月の間ぐらいで、それ以後は基本的に全て在宅でのオタ活ということになってしまった(一度3月に地下の対バンを見に行きはしたもののそれは置いておく)

正直、何もイベントがない日々は何を楽しんだらいいのかよく分からなかった。
あの時期、おうちで握手会の動画をひたすら見た以外のオタ活はほとんどしていなかったように思う。
あの期間は、面白みもなくきつい日々だった。その間に、推しがYouTubeで作った料理を作ったことなんかもあったけれど、あんなもの苦し紛れでしかないし。

そんな日々が長かったこともあってTwitterもほとんど休止状態みたいなものになってしまった。
書き込むことがない。
何人かはそんな状態でもそれぞれに楽しみ方を模索しているようで、その様子を見るのも苦痛だった。
自分以外の人が楽しんでいる様子なのに自分が楽しめていないという状態は結構ストレスに感じる人間なんだってことに改めて気付かされた。

それから、オンラインでのお話会がいくつか行われるようになった。
それも、最初は、今までと違う状態なせいで楽しみ方が分からず苦労した。
ただ、何回か重ねてきて気づいたことがある。

改めて考えてみると、握手会は結構ストレスだった。待ち時間の長さ、ずっと立ちっぱなしであることの疲労、早起きしなければいけないのも辛いし、他のオタクの姿が見えるのも不快。
それこそ、さっきも書いたことだけど、自分が楽しめていないのに他の人が楽しんでるのを見るのはストレスに感じるタイプだから、握手会で自分が微妙だったときに、他のオタクが楽しそうにレーンから出てくるのを見るのはストレスだった。

じゃあ、なんでそんなストレスを感じながら握手会に通っていたのかというと、そのストレス分をさっ引いてもお釣りが来るぐらいの幸せを感じることができるからだったんだろう。
マイナス100だけど、プラス500だから仕方がないみたいな感覚。

で、このオンラインお話会。
確かに、直接会ってやり取りをするのとは若干違う。そこの部分に不満がないわけではない。
だけど、握手会の時にストレスを感じていた部分がほとんどゼロになっているのは大きい。
アイドルの子たちは、楽しめるように全力を出してくれている。
そこに違いはない。
となると、マイナスがなくなり、プラスの下げ幅もそれほど多いわけではないことを考えるとこっちの方が楽しいんじゃないかという気分になってきている。

なんと言っても、在宅でありながら認知が得られるのがいい。
これは、在宅革命だ。
それぞれのお話会でニックネームを登録できるようになっているから、名前の認知も容易だ。
認知されていないとしても、名前を呼んでくれることで、擬似的な認知気分を味わうことができる。
素晴らしい。

また、たとえ事故ったとしてもオンラインのせいにできる。
言い訳ができる。これは本当にありがたい。

更になによりも自宅には自分1人だけ。
このオンライン会を一番楽しんでいるのは自分だと錯覚することができる。

今年はオンラインで12名ほどアイドルと会話をしてきたが、そのどれもマイナスな感情で終わることはなかった。

そんなこんなで、この状況も悪くないと思えてきている最近です。

俺は今でも精一杯にオタ活をしています。
推しとは会えないけど。

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