アストライアー〜僕たちの星 ハープスター〜

4/29(月) アイドル ハープスターの初のファンミーティングに参加してきました。
その際、「楽曲研究会」(だっけ?)というものが行われ、各楽曲の歌詞カードが渡され、その歌詞の示す意味合いというものをプロデューサーさんから説明を受けるという流れが。

その際に受けた説明に関しての詳細は省きますが、"アイドル視点"、"プロデューサー視点"のようなものでして(それはそう)。
これは、その説明で納得しては歌詞解釈厨の名が廃る(?)と思いまして、少し、"オタク視点"でのハープスターデビュー曲「アストライアー」の歌詞解釈をしてみたいと思います。

冒頭の歌詞から見えるのは、星々の輝きとそれを見つめる「僕」の存在。
「僕」は「少しためらいながら」「両手を伸ばして」いるわけですが、当然、星には手は届かない。そんな手には届かない星だからこそ「心の中」「いっぱいに埋め尽く」す。
この星々が示すものは、人それぞれでしょう。ただ、我々が今見ているのは、この歌の一文字一文字を形にするアイドル自身です。
「星」とはアイドルそのものを示す比喩と読み取れます。

続いて、「光に導かれて」「夢見ていた」という歌詞が続きます。「夢」を見ているのは彼女たち自身か、それともその彼女たち自身の夢を応援する我々なのか。
それは「神のみぞ知るセカイ」
「何もできずに。彷徨って、ひたすらに彷徨って」「疲れ果てて、また星を見た」
自分たちがアイドルにできることを考えて、行動には移すものの、分からず、悩み続け、疲れ果てるものの、その時に見るのはやはり「星」です。
その輝きに励まされ、その上で何をすればいいか分からず悩まされる。それでも、やっぱり星を見ることはやめられない。

「電気を消した部屋の、カーテンが風で揺れる」という歌詞から読み取れるのは季節感。
部屋のカーテンが風で揺れるという状況から窓が開いていることが分かります。つまり、季節は冬ではない。
そこの「隙間から溢れる閃光」それは正しく、"ハープスター"なのではないでしょうか。

"ハープスター"である彼女を見つめながら我々は悩みながらも見つめ続ける。
そういった感じではないでしょうか。

ここで、"星"について考えてみます。
夜空の星の輝きは我々の目に届くまで何百年、何千年、何万年の時を越えています。
しかも、そのかかる年月は星ごとに違う。
それぞれの星がそれぞれの時間を経て、その輝きを我々に見せてくれます。

アイドルに"星"の名前をつけることにはそこに意味があると思うんです。
我々は星が輝いている姿を見ることは出来ていますが、その間にどのぐらいの距離どのぐらいの時間があるかなんて想像がつかない。
でも、しっかりと我々の目に見えるように輝いている。

どんなに時間がかかっても、どんなに大変でも、必ず星は輝きます。
輝いている姿を見せられます。
我々ぐらいはそう信じてアイドルを応援し続けたいものです。

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