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吾輩はゲイである。名前は…


【まるのすけ】である。


僕は、男性としてこの世に生まれました。
当然ながら、両親には男性として育てられました。
が・・・気が付けば、男性に恋をしていました。

あれから20年以上の月日が経ったいま、
変わったようで変わらない僕がいます。

はじめて男に恋心を抱いていることを自覚したあの頃、
僕は自分がどんな大人になることを想像していたのだろうか。

「すがた」「かたち」は大人になったけれど、
いまの僕はあの頃の僕よりもさらに繊細で悩み多き人間となってしまった。

だけどそれでもまだ、生きているだけマシなことなのかもしれない。
あれから僕は、何度も何度も死ぬことばかり考えていたのだから。


ゲイとして、それ以前に、ひととしても。

いままで言いたくても言えなかったこと。
いままで吐き出したくても吐き出せなかったこと。
我慢に我慢を重ねて、カラダ中に溜め込んでしまった、たくさんの想い。

そんな想いを、
この場をお借りして、様々な表現で綴っていけたらと思います。


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