見出し画像

瀬戸内海に浮かぶ男木島へ。

うどん県として有名な香川県には、たくさんの島があります。
本島、直島、豊島、女木島、志々島、小豆島など。無人島も90以上あるようです。

☆香川県のHP
香川県の離島について|香川県 (kagawa.lg.jp)

以前に、友人と本島に行ったことを記事にしたのはこちら。

そういえば幼い頃に鬼ヶ島といわれている女木島に行ったことがあるけど行ってない島がほとんどですね。

今回も、友人に誘われて男木島に行ってきました。

***

男木島に降り立ち、
目に入ったのは芸術的な白い建物。

お出迎えしてくれたのは、
カラフルな海の生き物や船たち。

子供たちが作ったのかな。
可愛い。

そして、細い坂道に沿って積み上げられた石垣。この雰囲気が島ならではだよね。

どこに行くんだろう。
曲がった先には何が出てくるんだろう。
わくわく。

すると、カフェが現れた……!

ダモンテ商会さん

しかも友人が行きたがっていたカフェ。
定休日かもって言っていたけど、
引き寄せつよつよな友人。
さすがです笑

オイルサーディン、アプリコットのサンドをいただきましたが、とってもおいしかった。サイトを見てみると、パンに使用する小麦粉も自家栽培しているみたい。

☆ダモンテ商会さんのサイト
男木島 ダモンテ商会のウェブサイト – Made by Hand from Scratch. (damonte.co)

そして、灯台に行こうって歩き出した私たち。
途中で気になる場所があって、
行ってみることに。
ほんだら、いつの間にか登山になってた笑
どうやら展望台に行けるらしい。
登山をする予定のなかった私たちはスカートとブーツという出で立ち。
汗をかきながら、道なき道を行く。

道なき道だなんて、大げさな。

と思ったあなた。
違うのよ。まじなのよ。
道だけど、ところどころ道じゃない!笑
小さい丸太の階段あるやん?
よくハイキングとかでみかけるあれ。
所々なくなるんだよ。
狭くてちょっと足踏み外したらすべって転びそうだった。変に転んだら落ちちゃうんじゃないかと思ったくらい。

そんなところをブーツで行く私たち。

汗だくになりながら登山をしていると
幼い笑い声が聞こえてくる。

一緒に船にのっていた保育園の子たちがいたんだけど、その子たちの声だった。
遠足で来てるんやろう。

あんな小さな子供たちがこんな山道を通るわけがない。
他に道があるんだ!
聞いてみよう、と思った私。

展望台まで辿り着くと、子供たちがお弁当を広げて食べてた。
綺麗な景色を堪能しつつ、辺りを見渡す。

しかし、他に道などない。

まさか。

友人が聞く。
「子供たち、ここ通ってきたんですか?」

先生が言う。
「そうですよ。大変だったでしょ?」

まじか。
すげーよ。
あんな山道を歩く子供たちも先生もチャレンジャーだ。
毎年遠足できてるのかな……。

私たちは一足先に下山し、ダモンテ商会さんに戻った。

ふぅ、と椅子に座るとチュールスカートには
ひっつきむしがくっついていた。

やんちゃやん笑
小学生かよ笑

仕事しようと思ってたけど、
なんも頭に入ってこない。

テラス席の天井から吊らされた干し柿が
ゆらゆらと風に揺らされていて
ぼーっと眺めてた。

店先やテラス席に干し柿が吊るされてたけど、
雑さがなく丁寧なものを感じた。
何から感じたのかは不明……笑

おしゃれなカフェに飾られても
なんだか味になる干し柿。

テラス席じゃなく店先の干し柿です笑

テラス席を流れる心地よい風、
カフェから流れてくる音楽、
まどろむような空気感。

そして揺れる光と影。

そこら中がゆらいでた。
ただただゆらぎを感じてた。

たまにカフェの前を
ぶぶーんと原付が走り去ってゆく。

ほどよく生活感を感じられる笑

なんて、穏やかな時間。

きっと、芸術祭の真っただ中や土日は人が多くて、こんなにまったりとした時間を過ごすことはできなかったかもしれない。

船の時間がやってきて、
カフェをあとにしてふと思う。

男木島にはゴミがほとんど落ちていなかった。
数日前に風が吹き荒れたので、
枯葉がたくさん落ちていたけれどゴミがなかったのが印象的だった。

島民のみなさまが綺麗にしてくださっているんだろうね。
男木島で暮らしている人々は、ゴミを落とさないようにしているのかもしれない。ゴミを見つけたら拾う習慣があるのかかもしれない。

男木島のために。
男木島を訪れる観光客のみなさんのために。


*最後まで読んでいただきありがとうございました*

以上、丸家れいでした。


いただいたサポートは本づくりの制作費に使わせていただきます。 よろしくお願いします。