『ぼくのなつやすみ』

 昨日の「ゲームとノスタルジー」につづけて、その中で触れたぼくのなつやすみの感想ものっけておきます。こちらも昔のものを手直ししたやつです。

◆『ぼくのなつやすみ』

 ぼくのなつやすみをクリアしたぞ。夏休み終盤、主人公ボクくんに弟が生まれて「お兄ちゃん」になるところのダブルミーニングがみごとだ。
 ボクくんが預けられた空野家には死んだ息子がいて「お兄ちゃん」と呼びならわされていた。ボクくんも「お兄ちゃん」となることで、ここまでも何度となく触れられていたその彼との同一視、ボクくんがこの夏を通じて空野家の一員になったことが暗に示されている。
 しかし同時にそもそも二人目ができるからってその間いなかに預けられたわけで、空野家にいる理由の消滅、この夏休みの終わりも否応なしに思い知らされるわけだ。
 空野家のお兄ちゃんと久保田家のお兄ちゃん、ふたつのアンビバレントな兄に分けられたボクくん。半身ずつがお互いを引っ張り、夏休みが終わるさみしさを相乗的に引き上げてくれる。8月29日、帰宅まであと二日。

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まるさん

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