三代目 下園薩男

下園薩男商店の三代目下園薩男。 創業昭和14年から続く丸干し屋。2013年、丸干しのオ…

三代目 下園薩男

下園薩男商店の三代目下園薩男。 創業昭和14年から続く丸干し屋。2013年、丸干しのオイル漬け旅する丸干しを販売開始、天皇杯等数々の賞を獲得。2017年9月9日に直売所イワシビルをOPEN 企業理念「今あるコトに一手間加え、それを誇り楽しみ人生を豊かにする」の考えに関する記事。

最近の記事

  • 固定された記事

田舎の山奥で好きなものを売って商売が成り立つ未来

みかんやボンタン園の山道を抜けた田舎の山奥にそのお店はあります。 陶器のセレクトショップ「イロドリ」。 そのお店は人口2万人の阿久根市の山奥で迫口夫妻2人が開いている、ほとんどの商品をネットで販売しているお店です。 こんな山奥で商売が成り立つとは!最初聞いた時はとても驚きました。 (阿久根市の中でも中心地でやっとこさイワシビルはやっているというのに・・・) 元々看護師だった奥さんが2007年頃から始めたブログ。子供の事等書いていると徐々に人気になりブログランキング1

    • デザイナーへお願いする際に考える事

      デザイナーに発注したいけど、どう伝えたらいいのかわからない。 発注したけど思っていたのと全く違ったものができあがってしまった。 思った通りのデザインのものができたけど、商品が全く売れない。 ものすごくお金かけたのに評判がよくない。 お金をかけてデザインする意味が分からない。資材屋さんならタダ。 とりあえず作ってもらってそれから修正を考える。 などなどなど・・・・ デザインとは何なのか、どうしたら上手くいくのか。 お金かけたけど上手くいかない。 デザインなんて無駄だ

      • 悩める新入社員の方達へ

        丸干し屋 社長のひとり言。 うちの会社だけではなく、色んな会社の新入社員の皆さん。 みんな入社ありがとう。 GWも終わって充実している人、どうすればいいか悩んでいる人、嫌になってしまった人、何も考えてない人、色々でしょう。 ちょっと悩んでいたり、思っていたのと違ったと思っている人も多くなるこの時期。 自分が新入社員だった頃の話をしようと思う。 私の新入社員時代 約20年前。鹿児島の田舎出身の私は、福岡の情報系の大学を出て、東京のIT企業に入社した。 就職氷河期と

        • 【山猫瓶詰研究所】山奥の小さな研究所

          2022年の8月~9月に鹿児島県の枕崎市で新しいお店をOPENします。そのお店は人口2万人あまりの枕崎の中でも山奥に車で15分走ったところにある築100年になる歴史ある旧郵便局です。 何故このような人里離れた場所でお店をするのか。 この旧郵便局は空き家になり時がたち、壊されそうになっていたんです。 「壊すのではなく、誰かこの場所を残してもらえないだろうか」そんなSNSの投稿と一緒にこの建物の写真を見て、“これは残したい“そう思いました。 この建物を1軒宿にしたらよさそうだ

        • 固定された記事

        田舎の山奥で好きなものを売って商売が成り立つ未来

          クラフトコーラ「パーティータイム」をイメージしたショートパンツ

          クラフトコーラ「パーティータイム」はサーファーの集まる鹿児島県西方エリアをイメージし、「飲めば心と体が躍り出す」というコンセプトのクラフトコーラ。 *クラフトコーラ「パーティータイム」 https://note.com/iwashitowatashi/n/n7072d75c156b 商品のデザインも出来上がって、これを海辺でイベント販売したいなと話していたときに、「パーティータイムのショートパンツとかいいんじゃない?」シャツも作ってサングラスも作って全身パーティータイムで

          クラフトコーラ「パーティータイム」をイメージしたショートパンツ

          地域に必要なお店とは?

          鹿児島県の海沿い、人口2万人の阿久根市にある「道の駅阿久根」。 そこにコーヒースタンドsunset&coffeeができてから、早朝に魚市場から工場に向かう時、工場から自社の直売所イワシビルに向かう時、ちょっと立ち寄って5分10分コーヒー飲みながらお店がどんな感じか聞いたり、お客様がどんな感じが聞いてる。 コーヒーは好きで、この通り道のコンビニにもコーヒーは今までもあったわけだけど、立ち寄って飲む事は無かった。でもsunset&coffeeのスタッフである松木君が立ってたら、

          地域に必要なお店とは?

          商品開発手順書

          商品開発手順書 ついに日本全国緊急事態宣言が出されました。この機会に休業して再開した際のために商品開発をしようという方も多いかと思います。 下園薩男商店は1939年創業のウルメイワシを主に扱う丸干し屋です。 ですが2013年に「旅する丸干し」という丸干しのオイル漬けを様々な方の協力で開発し、天皇杯受賞。こだわった商品を取り扱ってくれる日本全国のお店に納品させていただいております。 そこから、私だけでなく商品開発をしたいという新入社員が地方産品をつかった商品開発する際にどの

          商品開発手順書

          ローカルを楽しむためのデザイン

          コロナウイルスの影響で色んな制限が出てきています。 でもこれは出かけずに自分達の地域、周りでいかに楽しむか考える良いきっかけになるのではないでしょうか? ローカル(地域)には素晴らしいところがたくさんあります。でもその楽しみ方に気づいていない人も多いのです。すぐ近くの海に、山に、川に机と椅子をもってそこでコーヒーを挽いて飲むだけで素晴らしい場所になります。わざわざ1時間かけて有名なカフェに行く必要なんてないなとも思えます。 そんなローカルの楽しみ方をどのように考えてデザイン

          ローカルを楽しむためのデザイン

          去年来ていたものが思い出せないときのサーマルプルオーバー

          季節の変わり目。必ず出てくる思い。 去年何を着てたっけ問題。 自分の写真を見返したり、去年はしっくりきていたのに今年はなんか違う。何故毎年思い出せないのだ!そんな人はイワシビルオリジナルのサーマルプルオーバー。 イワシビルオリジナルアパレルを作ってくれているのは株式会社和興さん。東京都墨田区にある会社でセオリーやフランスのオーシバルといった高級ブランドを手掛ける。 何故そのような会社が鹿児島県の阿久根市の丸干し屋の直営店で販売するアパレルを手掛けてくれるのか!? それは

          去年来ていたものが思い出せないときのサーマルプルオーバー

          45分間の昼休みで優雅な時間を過ごせるのか

          私達の企業理念「今あるコトに一手間加え、それを誇り楽しみ人生を豊かにする」。今当たり前のようにあるコトをちょっと工夫するだけで豊かに暮らせるんじゃない?という考え方。 ふと気づくと今日は時間に余裕がある。昼休み45分休める。 この時間を有効に活用してやろうではないか。 最近は車にコーヒーセットと折り畳みチェアを常に持ち運んでいる。そしてメイン工場である湯田工場は海の近くなのだ。45分間で海に行って豆からコーヒーを挽き、優雅にサンドウィッチを食べる! できる!できるはず

          45分間の昼休みで優雅な時間を過ごせるのか

          美味しいは変わる

          ウルメイワシ丸干しがメインの下園薩男商店3代目として、食の事、イワシビル(直売所)、自社商品そして時々アウトドアの事を書いていこうと思う。 今回は「美味しい」について 美味しさというものは人によってそれぞれ違う。自分は日本酒をほとんど飲まない。何故なら作り手をほとんど知らないし、鹿児島は焼酎の産地だから。それに鹿児島の料理には甘い味付けが多いから日本酒は合わないと思っている。甘い食べ物にはそれを中和させるような飲み物がいいなと「私は」思っている。 そう、そう思っているから

          美味しいは変わる