老子 第71~81章

老子 第71~81章

吉成学人
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老子の中で語られている理想社会は「小国寡民」とされています。

それはどのような社会なのかと云うと、人力の十倍百倍の機能を持つ道具があっても使用せず、住民には命を大切にさせ、移住しないようにさせ、舟や車があっても乗らず、甲や武器があっても使用しないで、文字の代わりに縄を記号として使わせる。
自分たちの食べ物が美味いと思い、自分たちの衣服が良いものと思い、自分たちの住居に安んじ、自分たちの習俗を楽しいと感じている。隣国が見えるところにあり、鶏や犬の鳴き声が聞こえてきても、住民は老いて死ぬまで、お互いに往来することはない。

今の社会からはかけ離れた社会に思えます。
若干、社会主義っぽく聞こえたりします。

最近、熱いですね。