見出し画像

IBD患者の今宵の食卓 第四十三卓

正月の洋風おせちとして毎年ミートローフを作っているのですが、素材にマグロと蓮根のすりおろしを加えてみたところこれがとても美味しかったので再度作ってみました。

今回は「マグロのミートローフ」です。ハンバーグとミートローフは同じような素材を使うのでできた結果も同じような味になるのですが、元々ハンバーグは焼く料理で、ミートローフは焼くというより蒸す料理のようです。
蓮根すりおろしを加えることで蒸し料理らしさが強調されミートローフでしか出せない味に仕上がりました。

マグロと他の肉全部の割合が1対1程度

素材はマグロのあら身(加熱用部位)500g程度、鶏モモ肉ミンチ、豚赤身ミンチ、牛肉ミンチ各150~170g程度。玉ねぎ、人参、蓮根、椎茸、パセリ、インゲン、パン粉それぞれ適量。調味料は塩、胡椒、バター。

玉ねぎ、人参、椎茸、パセリはあらかじめ電子レンジで

玉ねぎ、人参、椎茸、パセリを細かく刻みこびりつき防止のため多少オリーブ油を加えて少し塩をふり玉ねぎがしんなりするまで電子レンジにかける。

大トロのような部位も生では筋がおそろしく硬い
ミンチ状になるまで叩いていく
マグロの筋は加熱することでゼラチン状に溶ける
蓮根をすりおろす

おろし器で皮を剥いた蓮根をすりおろし、電子レンジにかけた野菜、肉のミンチ、マグロの叩いたもの、パン粉、塩、胡椒をすべて混ぜ合わせる。
パン粉は私のうちではフランスパンをカチカチになるまで乾燥させ砕いて粉状にしたものを使っています。

バターをまんべんなく塗る

オーブンにかける容器の周りに焦げ付き防止のためバターをまんべんなく塗り素材を詰めていきます。 

真ん中にインゲンを並べる

あらかじめ茹でておいたインゲンを真ん中に詰めるように並べます。因みに写真は昨年自分の家庭菜園で収穫し茹でて冷凍しておいたインゲンです。

ハンバーグと同じく真ん中は凹状に

容器に蓋をしオーブン200℃で30分熱します。

出来上がりはとても熱い
適当な大きさに切って出来上がり

取り扱いできる程度に冷めたらまな板に取り出し切って出来上がりです。そのままでもデミグラスソースなどをかけても美味しくいただけます。

食感は約半分マグロ肉なのですが言われないとわからない位の肉質、それでいてマグロの筋から出たゼラチン質と蓮根の効果でとても滑らかで柔らかい食感に仕上がりました。

元々蓮根のすりおろしを入れたのはおせちの煮〆に使った後中途半端に蓮根が余ったから入れてみたのがきっかけなのですが、思わぬところで思わぬ効果が発揮できました。
今後は蓮根抜きのミートローフは作りたくないほど必需の素材だと思います。

















この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?