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あまりこういう事は言いたくないんだけど...

昨日(書き始めたのは2023年3月20日)フジテレビTWOでSUPER JUNIORの《SUPER SHOW 9》ライブ生中継が放送されました。

埼玉ベルーナドームに参戦できなかった私としては、このニュースに「ありがとうフジテレビTWO!」となったわけです。

2月から視聴環境を整え、満を持しての昨日17:00。
「晩ご飯の支度はできない!ライブにかじりつくから。ご飯は外で食べてきて!」と数日前からオットにも宣言してテレビの前に正座。

で、ですよ。

☆☆☆☆☆

フジテレビのカメラマンさん達とスイッチャーさん、あれは無い。

せっかくのクレーンカメラで、舞台袖の中は映したらあかんやん。
なぜ袖に隠してあるのか?見せてはいけないから!
ビハインドを放送するんじゃなかったんだから。

韓国アイドルのライブ放送に慣れてなかった、と一言で終わらせるにはセンスの無さに救いがなかった。

少なくとも『苦手分野だな』だったら最低限の予習が必要なんじゃないか?

SUPER JUNIORというグループはダンスに定評があるのに、そのダンスシーンでバストアップのズーム多用は違うでしょう?
足捌きがアピールできるように全身フレームに入れるのは最低限の礼儀だと思う。
ダンスの時の身体のラインまで、とは言わない。

そしてメンバーの動きを追いきれなくて、腹部のアップとか太腿のアップとか完全にアウト多数。

また、ステージ正面視点からのフォーメーションと移動のスムーズさがキレッキレなのに、クレーンカメラで上から俯瞰撮影はやはり違う。

機材じゃなく被写体をアピールしてこその作品ではなかろうか?

またベテランアイドルなのでファンサービスもお手のものなのに、ファンサの指ハート💙の途中でスッパリ画面スイッチ。
いやそれは...だった。

MCパートでは、話してるメンバーだけのバストアップ。
全員のワチャワチャ具合もウリなのに、他のメンバーは袖に捌けたのか?レベルで画面から消えてた。

カーテンコールの時の【SUPER JUNIOR ♡ ELF FOREVER】のメッセージも放送されなかった。
本来ならアカンけど現地参戦のE.L.F.が会場照明が点灯されてるからと携帯で撮影なさったのが動画サイトにアップされてたので知った次第。

後日、別編集が放送されるとのことだが、それは常にメンバーと行動してるスタッフの撮影したものを編集して完成されたものが放送される事を信じてる。

実際、以前購入した昨年のファンミーティングDVD《SUPER JUNIOR : RETURN OF KING》はオープニングからエンディングまで「毎日でも観れる♡♡♡」出来栄えだったのだ。

☆☆☆☆☆

例えば歌舞伎の中継で、坂東玉三郎さまがお美しいとはいえ舞踊公演で顔だけ延々と放送、はあり得ない。

野球中継で例えば、大谷翔平の笑顔が可愛いといっても投球したり打席に立つなどチームとしてプレーしている様子を放送しなかったらおかしいでしょう?

E.L.F.歴4ヶ月の私だけど、せっかくの素材をもったいない形で番組として放送したな、と、とても残念に思う。

☆☆☆☆☆

私は当然いち視聴者にすぎない。
でも61と4分の3年間ずっとテレビを見てきた。(新しもの好きの父のおかげで、家にTVが来たのが早かった。)(生まれた時からテレビが家に複数台ある、という世代の方には信じてもらえない時代が日本にもあったのだ。それも白黒テレビだぜぇ。)

でも、放送・撮影の技術が今よりもはるかに未熟だった頃から今まで、視聴者として製作側の熱意は画面を通じて確実に伝わってくると知っている。
準備は熱意の一つの形だ。

昨日のライブ生中継に限らず、そんな熱意を感じられる番組が日本では少なくなってきてるのではないか。

『アイドルなら顔だけとりあえずアップにしときゃいいんでしょ?』
『〇〇の冠番組なら、皆さん見るんでしょ?』
『芸人さんがひな壇に並んでたら、とりあえず番組としてカタチになるから。』

そんな【視聴者も出演者も舐めたおざなりな】番組がとりあえず電波に乗って日本中流れてる。
そんな気がする。

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