「お金」のお話

【ラジオ体操87日目】

こんにちは。
貯金しておくことがものすごく苦手で、あればあるだけ使ってしまうので、とにかく財布の中に必要最低限の現金しか入れておくことができないコマリストです。


今日は『働くのは自分かお金か』というテーマで書いていきたいと思います。


皆さんは「投資」に対してどんなイメージを持っているでしょうか?


バカがやることだ。
ギャンブルと一緒でしょ?
よく分からないけど、何となく怖い。


私の周りには、こんなイメージを持っている人が少なからずいて、こういった人たちに対して、どれだけ丁寧に説明しても共感を得ることはできません。
#無理して共感を得る必要はない


ちなみに私は、超チキンハートの持ち主です。そして、パチンコやスロットなどのギャンブルも一切やりません。
#10年以上前に卒業しました


けれど、投資をしていないかというとしているし、それをギャンブルだとは全く思っていません。


どうやって説明したら、理解や共感を得ることができるんだろう?


そんな悩みを抱えている私でしたが、つい先日キングコング西野さんが小学生でも分かるように「お金の話」をしているのを聞いて、超絶分かりやすかったので、今後はパクろうと思っています。


もちろん、少しだけ違う話に変えて、本質は変えないようにするんですけどね。

投資について考える問題

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早速ですが、私なりにアレンジを加えたバージョンの話を文字として残していきたいと思います。


想像してみて下さい。

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皆さんは、小学3年生の子供です。
ある日、内職の仕事をしているお母さんからこんな提案をされます。


母「お母さんね、ここにある鉛筆をナイフで削るお仕事を頼まれてるんだけど、○○ちゃんお手伝いしてくれない?手伝ってくれたら、1日100本で30円あげるから」


さて、こんな提案を受けたら、あなたならどうしますか?


選択肢はいくつかあると思いますが、その中から”断る”という選択肢だけは外して考えてみて下さい。


決まりましたか?


では、続きです。
この鉛筆、何もナイフで削らなければならないというわけではありません。つまり、最終的に先が尖った状態となっていれば手段は問われないのです。


ここに、1,000円で購入できる全自動鉛筆削りがあるとします。けれど、あなたの手持ちは0円です。


さて、あなたならどうしますか?


選択肢は大きく分けると以下の3つになると思います。

①ナイフで鉛筆を削り続けて、一生懸命稼ぐ。
②ナイフで鉛筆を削って、1,000円貯めてから全自動鉛筆削りを購入する。
③お母さんから1,000円を借りて、全自動鉛筆削りを購入する。

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この選択肢だったとしたら、どれを選びますか?

選択肢が聞いていること

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さて、3つの選択肢で何を聞いているのか。皆さんは理解できたでしょうか?


少しだけ解説すると、

①は、とにかく一生懸命働き続ける(時間を投資し続ける)という選択肢です。

②は、借金というリスクを取らずに労働時間を投資して、あるタイミングからお金を自動的に受け取り続けるという選択肢です。

③は、はじめに借金をすることで、労働時間を一切支払わずに、お金を自動的に受け取り続けるという選択肢です。


こう書くと、多くの方が③を選択することになると思います。


もちろん現実世界では”利息”というものが存在するので、③の選択肢についても、「お母さんから1,000円を借りると、返金時には利息100円をつけなければいけない」という条件があるとしましょう。


それでも、③を選択する人が多くありませんか?


確かに、お手伝い開始日から37日間は返済のためにお金を受け取ることになるので、収入はありません。


けれど、労働のために使う時間は0です。
つまり、好きなことに時間を使っていればいい。


で、気が付いたら38日目から毎日50円を受け取ることができる状態になるというわけです。


現実社会では、わりと②の選択肢を選ぶ人がいるのですが、これって理にかなっていると思いますか?


34日間、一生懸命お手伝いをして、35日目から晴れて毎日50円を受け取れる状態になる。


もちろん全自動鉛筆削りを買うために34日目までに受け取ったお金を使うので、そこまでの収入は自由に使えません。


③の選択肢と比較して、ものすごく残念なものだということが分かりますよね。

現実社会

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現実社会においては、実は①の選択肢が正しいような風潮があります。


一生懸命働いてお金を稼ぐことこそ美学である。
それ以外の選択肢から受け取ったお金は悪だ。


大げさかもしれませんが、かなり近い考え方が当たり前のように世の中に受け入れられている事実がある。


ここまで読んでいただいた方であれば、「借金は悪ではない」「投資は悪いことではない」ということが理解できたんじゃないかなと思います。


世の中そんな単純じゃない!
そんな考え方は詐欺だ!!


そう思った方もいるかもしれませんね。別にその考え方が悪いとは思いません。けれど、世の中にはこの考え方を理解して実行しているからこそ、自分のやりたいことのために時間を使えている人がいるのも事実です。


もしも自分が、好きなことや好きな相手のために、より多くの時間を使いたいと思うのであれば、この考え方に少し歩み寄ってみて下さい。


こんなにわかりやすい説明は、なかなか出会えないと思います。

まとめ

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今日は『働くのは自分かお金か』というテーマで、最近西野亮廣さんの講座から学んだお金の話について、書いてきました。


実際、日本の教育にはお金のことを教えるカリキュラムは存在しないし、世界的に見ても日本人のマネーリテラシーは圧倒的に低いといわれています。


つまり大人になってから、自ら学ぼうとしなければ正しいお金の知識というものを得ることはできません。


お金の使い方には、
『消費』『浪費』『投資』『投機』『貯蓄』の5つの種類がありますが、これらの一つ一つを正しく理解できていないとすれば、アメリカの高校生以下のマネーリテラシーです。


今日のnoteの内容は、どうしても好きになれないという方も多いかもしれない「お金」についての話でしたが、個人的には嫌いでも学んでほしいなと思っています。


よくわからないまま避けて、知識を持っている人を否定するのだけは不毛なのでやめてほしいんです。


別に投資をしましょう!ということではありません。正しい知識を得た上で、自分なりの回答を持ったほうが良いよねという話です。

じゃ、またね!

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