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サナギのまま生きるのか、蝶として舞うのか

変態シリーズ解説編①

昨日、初めてストーリ仕立ての話を書いたので、あれを書こうと思った時に考えていたことを備忘録として残しておこうと思います。

蝶になったKちゃんの話。

「蝶タイプ」の人は成長の過程によって、イモムシである段階とサナギである段階と、蝶になる段階のそれぞれを生きていきます。

そして、多くの蝶タイプの人は、実はサナギのまま生きていく選択をとることが多いように思います。
#実は偽りのサナギ

詳しく説明していきます。
女性をベースに説明した方が理解しやすいと思うので一般女性のを例にします。

もちろん、例外もたくさんあると思いますので、ひとつの例として読んでみて下さい。

まず、イモムシ段階について。

この段階は、生まれてからおおよそ結婚するまでの期間です。

人それぞれ、色んな選択をしていくものの、大きくみると保育園へ通い、幼稚園、小学校、中学、高校と進学していく中で「自分」を形成していきます。

たくさんの友人ができ、趣味に勉強に部活に、恋に思いっきり青春を謳歌していますが、何となく「今」が楽しければそれでいいという時期です。

そして、社会人になる。

社会人として、「大人」になりたいともがきながら、少しだけ背伸びをして、ゆっくりと成長していきます。

そんな中で、人生最大ともいえる恋に落ち、恋愛をして結婚を夢見ながら過ごしていく。

そしていよいよ、そのタイミングを迎えます。
結婚という大きな選択の時期。

最愛の人と結婚式を挙げる。
これまでの人生で出会ってきた最高の仲間や家族から祝福されながら、世界一幸せなんじゃないかと思えるような時間を過ごします。

ここまでがイモムシ段階。

そして、サナギ段階。

家庭に入り、子供にも恵まれてイモムシは家族という大切な居場所を手に入れます。

それと同時に、家事や育児、人によっては継続している仕事も含めて、朝から晩まで本当に休みなく働き続ける日々が始まります。

子供が高校生くらいになるまでは、自分の時間なんて1秒もない程に”お母さん”は忙しい。

けれど、守るべき家庭、大切な家族のために身を粉にして働きます。時には”これが幸せだ”と自分に言い聞かせながら。

と、ここまでがサナギ段階です。
というのは冗談で、実はこの段階は本人が”サナギ段階”だと勘違いしているイモムシ段階後期です。
#これが偽りのサナギ

サナギ段階。
実は、最終形態に至るためには避けて通れない、究極の辛い時期です。

そりゃそうですよね。
動けない、食べられない、何も出来ない。
この状態を長期間乗り越えないといけないわけですから。

イモムシ段階に蓄えてきた栄養と、生き抜くためのありとあらゆる知識や経験を全て費やす必要があるんです。

ということで、”自分のために”生きてきた時期と、母親として”誰かのために”生きる時期のそれぞれで吸収してきたものが全て融合されることでサナギ段階に突入します。

それがいつなのかというと、子供達が高校生くらいになって、自立し始める時期です。

この頃になると、これまでが嘘のように自分の時間が持てるようになります。

この時期に、自分がサナギ段階に突入して無かったことに気づいた1部の人だけがサナギ段階に入る権利を得るのです。

なぜ、気づく人と気づかない人がいるのか?

気づかない人は、最愛のパートナーと、子供達が自分よりも優先順位が高い(と思い込んでいる)状態が続いたことで、偽りのサナギ段階をそのまま信じることになる。

それはそれで、本人が幸せだと感じているのであれば全く問題は無いのです。

そして、気づかなかった人はサナギだと思い込んでいるイモムシ(偽りのサナギ)のまま時を過ごし、蝶になることなく人生を終えます。

では、気づいた人はどうなるのか?

生まれ始めた自分の時間を使って、様々な情報と新たな刺激を得るために動き始めます。この動きをしている時点で、すでに「サナギ化」は始まっています。

そして、この動きの中で夢や目標が出来たその瞬間に、完全にサナギ段階に入ります。

サナギ段階は、説明する必要もなく、何も出来ない段階です。

いわゆる「内省期」

サナギになれた人は、これまでの人生を振り返ります。そして、自分に出来ること、足りないもの、やりたい事を明確にしていきます。

そして、この段階で何をすべきなのかという答えが見つかり、1歩踏み出そうと決意した瞬間に羽化が始まります。

ちなみに、本物のサナギ段階に入れた人は、かなりの確率で蝶へと成長することができると思っています。

なので、実はサナギのまま人生を終える人はあまり多くない。

そして、いよいよ蝶になります。

この段階を迎えると、イモムシ段階とは別人になったかのように性格も言動も考え方も変わっています。

目を輝かせて、毎日を楽しそうに、そして未来に向かってイキイキと生きていきます。

もちろん、全ての蝶が大きな成功や誰もが羨むような幸せを手に入れるわけではありません。

蝶になっても、苦労はあるし、挫折してしまうことも沢山あります。

けれど、蝶になれた人は確かに”信念”を持っていて、なかなかに強いメンタルで困難に立ち向かっていきます。

明るく朗らかで、グチをこぼさず、ただただ前を向いて生きている蝶になった彼女。

いつか、自分が描いた夢が叶うその日まで。

そんなこんなで、ここまでが1人の女性の変態ストーリー解説編でした。

ここで、知っておいてほしいことがあります。
蝶に成長する彼女は、段階が上がるごとに「別人のように」輝いていきます。

これを近くで見ている家族(とりわけパートナー)は、違和感を感じると思うんです。

これは、同じステージにいる人は、そのステージの人と居るのが1番居心地がいいから。

けれど、母親として「自分の時間なんて1秒もない」という辛い時期があったからこそ、彼女には次のステージへ上がるチャンスが与えられているということを知っておいてほしい。
#女性は強い

そして、どうか邪魔せずに彼女を理解し、できることなら置いていかれることなく、自分も努力することで、共に成長してほしいのです。

これが出来れば、2人揃って蝶になることが出来るはずです。

と、まぁ日常生活を送りながら、こんなことを考えている私は、かなりイカれてるなと自嘲しつつ、本日の解説編を閉じたいなと思います。

本日のまとめ
・イモムシ段階
・偽りのサナギ段階
・そして、蝶になる
・周りの人が知っておくべきこと

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