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デジタルの弊害とリアル<238/1000>

【ラジオ体操541日目】
『ニコチンレス生活262日目』

こんにちは。
心から信頼できる友人が1人か2人いればいいと思っているくせに、誰とでもすぐに仲良くなれる人に憧れてしまうコマリストです。


今日は『情報知識がもたらす弊害』というテーマで書いていきたいと思います。


何かしらの課題に直面した時、スマートホンで解決策を探すという人が増えたように感じています。


調べてわかることを人に聞くな!
みたいな考え方が割と浸透しているので、すぐに調べてその場で解決しようとする傾向がある。
#ggrks
#これって死語かな


皆さんもすぐにスマホで調べてみるというのが習慣化していませんか?


今日は、情報知識がもたらす弊害を理解しておかないと自分を見失う可能性があるという怖いお話です。


未だにガラケーを使っている人は、弊害を受けにくいのでここまでくると勇者だと思います。

情報知識の弊害

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ここからは割と賛否が分かれる内容になるので、共感される方だけ読んで下さい。


まず、情報知識をスマホで検索するという行為について。


この行為自体は、別に悪いことではありません。ただ、すぐに調べることが出来るという状態が私たちに与えてる弊害が存在するんです。


まず、考えられる弊害を紹介すると、
❶自ら考える能力を失う(思考力)
❷人に聴く力を失う(質問力)
❸やってみる力を失う(行動力)
❹現実を誤解する(見極め力)


一つ一つを丁寧に説明する必要は無いと思いますので、簡単に説明しておきます。


思考力は、『仮設設定力』と言い換えてもよいかもしれませんが、自分が知らないことを、与えられた情報から思考し、創造力で補いながら仮説を立てる力のことです。


分からない言葉や事象に遭遇した時にスマホで検索(googleやTwitterなど)して、答え(みたいなもの)を探してしまうことで、仮説を立てる習慣を失います。


質問力は、情報検索能力と言語化能力の複合だと思いますが、自分自身が目にした1次情報を、自分の言葉に変換して他人に説明し、それが何であるのかを聞き出す力のことです。
#言葉が難しい
#使いたいだけ


これも思考力同様、スマホで調べてしまえば質問する機会がなくなるので、必然的に失われていきます。


行動力は、分からないから”とりあえずやってみる力"のことです。


分からないからやらないのではなく、分からないからやってみて、経験の中で理解を深めるという力は、スマホで調べて答え(みたいなもの)を得てしまうと失われていきます。


最後の見極め力は、今回のテーマを選択した1番の理由だったりします。


スマートフォン経由でアクセスできる情報量は、ほぼ無限に近いです。ですが、その中でも実際に目に触れる情報は、googleで言えばせいぜい3ページ以内の情報だけ。


つまり、情報そのものの真偽や価値ではなく、上位に表示させるスキルや知識を持った発信者の情報が届くことになる。


これらは、意図的に見せられている情報であって、検索している側からは表示する情報の操作がほとんどできません。


つまり、情報そのものが正しいものであるかを見極める力は失われ、代わりに発信者の「見せている情報」が真実になる。


これらの弊害、ちょっと怖いと思いませんか?

リアルとは

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ここまで書いてきたのは、インターネットが発達していない昭和の時代に生まれた「おじさん」であるコマリストの視点で見た4つの弊害についてです。


では、これをスマートホンが当たり前のようにある時代に生まれたデジタルネイティブ世代(Z世代)の視点から見たらどうなるのか。
#相手目線


私自身がZ世代ではないので、あくまでも想像することしかできないわけですが・・。


「リアル」という言葉の定義が、おじさん世代とZ世代では違うと思っています。


私を含むおじさん世代にとってリアルとは、自分自身が手を伸ばせば触れることが出来るような物理的な世界をイメージする。


一方で、スマホを通じて世界中の人や情報とつながっている状態が当たり前である世代にとって、リアルとは物理的な世界だけでなく、ネットの向こう側の世界も含んでいる。


というより、この世代にとっては、どちらかというとスマホの中の方が重要度が高いのかもしれません。


自分の親や、学校の先生、職場の上司が「過去の価値観」を押し付けてきても、そんなことは意に介さない。


この世代にとっては、ネットの向こうにいる存在の方がリアルであって、信頼を寄せる対象になっているから。


この世代のさらに下の世代にとってのリアルが、どんなものに進化するのか、正直想像できませんが、既存の技術をベースにすればメタバースのような仮想世界こそがリアルになるのかもしれません。


向こうの世界でしか使えないお金を使い、言語を使い、容姿も年齢も性別でさえもアバターなので無関係


こんな世界が、リアルだという世代が出てくるかと思うと、これまで当たり前だと思ってきたものはすべて過去のものになる気がする。。
#古いっていうなよ


けれど、Z世代も、その下の世代も、おじさん世代も、スマホやその他の端末を通じて得られる情報の99%が、発信者が意図的に加工した情報であるということを認識しておくことは重要だと思う。
#数字はテキトーです


その昔、テレビやラジオ、新聞で得られる情報は記者や局の見識や意図が組み込まれているので、8割近くは加工された情報だと認識するように警告されたと記憶しています。
#小学校


メディアが変化して、発信者の自由度が高くなった結果、「事実」が発信されることはほとんどなくて、必ずと言っていいほど「解釈」が含まれるようになっています。
#だからこそ
#誰から受け取るかが大事


じゃないと、拡散性がないからしょうがないんだけどね。
#結局ビジネス
#怖い


この事実を認識しておくかどうかが重要だと思うし、その上で、受け取り手である自分自身がどう解釈するのかが重要です。


あなたにとって、リアルとは何ですか?


一度考えてみて下さい。

じゃ、またね!

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