コマリストはせっかちさん<103/1000>
【ラジオ体操408日目】
『ニコチンレス生活129日目』
こんにちは。
宝くじを購入する時に、数週間先に結果が出るタイプのものではなく、購入してすぐに結果が分かるスクラッチを選びがちなコマリストです。
今日は『短期的な成果を求めることの弊害』というテーマで書いていきたいと思います。
今の生活に不満がある。
将来に対して不安がある。
やりたいことが見つからない。
こんなことを感じている人はいないでしょうか。
冷静に読んでみると、高校生や大学生みたいなセリフにも見えますが、こんな思いを持ち続けたまま社会人生活を送っている人も多いと思います。
かくいう私も、20代後半まではこんな思いをずっと抱えていた一人です。
とはいえ、これらのセリフを人に話すのは”カッコ悪い”と思って『目標を持って頑張っている人』を演じていたので、私のこんな思いを知っている人は少ないかもしれません。
私も含めてこんな思いを持つ人が、やってしまいがちな行動とは・・。
今日は、物事の本質や真理を理解して実行に移しても、すぐには成果が出ないので、短期的な成果が出る”麻薬”に手を伸ばしてしまいがちだというお話です。
かつての自分自身に向けたメッセージでもあるので、他人事だと思って読んでもらえたらと思います。
当時の私へ
毎日モヤモヤした思いを抱えながら、「何か面白いことはないかな」なんて厨二病甚だしい思考を巡らせていた当時の私へ。
やりたいことが見つからないなら、見つかった時に動くことが出来るように、出来るだけ給料の高い会社で働こう。
一見、合理的であるかのようにも聞こえるその考えを捨てなさい。
その考えは、一見正しいように感じるかもしれないけれど、自分自身と向き合うことを放棄して、対処療法のように自分を納得させる言い訳でしかない。
その思考を持ち続けている限り、やりたいことなど一生見つからないし、すぐに職場に嫌気がさして短期の転職を繰り返すことになる。
目的が目先のお金であり続ける以上、働くことのその先にあるものはいつまで経っても得ることが出来ない。
どうして、その会社で働くことを選択するのか?
その会社で働くことで、どんな未来に向かいたいのか?
今の君が「出来ること」
今の君が「やりたいこと」
今の君に「求められていること」
1日10分でもいいから時間をとって、これらの問いと真剣に向き合ってほしい。
今の君にとって、友人との時間や恋人との時間、趣味の時間が一番大切で、そこにかかる費用を稼ぐ手段が必要だということはよく分かる。
けれど、目の前の楽しみだけにお金を使うことのために働いていたら、数年後の君には何も残らないことになる。
一番重要なのは、「今」という時間を何に使うか。
1日24時間という時間だけが、唯一世界中の全員に平等に与えられた資産であり、これをどう使うかは本人が決めることが出来る。
これだ!
と思えるものが見つからないことに、憤りを抱いているかもしれない。
けれど、その憤りから逃げないでほしい。
今逃げたところで、人生のどこかで、必ずその憤りと向き合わなければいけない時期がやってくるから。
目先の快楽に逃げるな!
憤りをはじき返して、君の人生を豊かにできるのは、君以外の誰でもない。君にしかできないことなんだから。
From.○年後のコマリスト
短期的な成果という麻薬
恥ずかしい時期を過ごしていた私自身に向けて、今の私が届けたいメッセージを綴ってみました。
当時の私は、本当にしょーもない人間で、
「なるようにしかならないんだから、流れに任せるしかないでしょ」が口癖でした(笑)
それでも、クソみたいなプライドだけは高くて、同世代には負けたくないという気持ちを持っていた。
そんなダメ人間の私が自尊心を失わずにいられたのは、「お金」を持っていたからだと思います。
家庭が裕福だったということではなく、色んな仕事を掛け持ちしながら生活していたので、単純に労働時間がバカみたいに長くてお金があっただけ。
大学生時代には、アルバイトながら朝から夜中まで30連勤なんていう生活を送っていた時期もあり、大学は全て代返をお願いしてひたすら働いていたものだから、私を扶養に入れている父親の所に「数十万の追加徴税」が請求されることもしばしばあった。
これが良くなかった。
経済的に余裕があることは、悪いことではありません。お金はあればあるだけ良いと今でも思っています。
ただし、お金を稼ぐということだけに執着して、短期的に高い報酬を得られる仕事を選択していたことは良くなかった。
石の上にも3年
臥薪嘗胆
果報は寝て待て
我慢することが美徳であるとは思いませんが、短期で成果が得られるものは短期で失うリスクが高いというのも事実だと思います。
事実、高い報酬を受け取りながら働いていたアルバイト先で、慢性的な腰痛と寝不足状態となり、休みの日に通院していた時期もあります。
もはや、何のために働いているのかわかりません。
もちろん大学にもほとんど顔を出していないので、友人などできるはずもありません。
短期的なお金という成果のために、その時しかできない色んなことをおざなりにした結果、何一つ残らなかった。
当時はそれでもいいと思っていました。
だって、お金はあるから。
けれど、お金なんて使ってしまえばなくなるものです。
もしもあの頃、「今しかできない経験」や「今しか会えない同級生との時間」を大切にしていたら、それらは消費されることなく残り続けたでしょう。
短期的な成果をもたらすものは一種の『麻薬』である。
今回は自分自身の過去を振り返って書いているけれど、これからの人生に於いても重要な視点だと思っています。
一度の人生で同じ過ちを繰り返すことが無いように、”麻薬”の誘惑に負けることなく、大きな視点で選択をしていこうと思います。
じゃ、またね!
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