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そのとき主審は何を見てそう判断したのか? #60

皆さん、こんにちは。家本です。
今回は、先日行われたJ1リーグ 第9節の中から「これってどうなの?」「なんで主審はそう判断したの?」と僕が気になったシーンについて解説します。

【ケース1】 札幌 v 福岡戦 59分10秒のシーンについて

4月23日に行われたJ1リーグ 札幌 v 福岡戦の59分10秒に起きたシーンです。中盤にいたキム ゴンヒ選手(札幌)は荒野選手(札幌)からボールを受けて浅野選手(札幌)へパスしました。その瞬間、グローリ選手(福岡)の激しいチャージを受けその場に倒れたものの、主審はアドバンテージを適用しました。その後、浅野選手がファウルを受けたので笛を吹いて試合を止めました。VARチェックが入ったものの "サイレントチェック" のみで、主審は試合を再開させました。このシーンに対して多くの方が「なんで退場じゃないんだよ!」「なんでVARは介入しないんだよ!」と反応されたのではないでしょうか。まずはこのシーンについて解説します。

論点は何か?

1.なぜ主審はノーファウルと判断したのか
2.なぜVARは介入しなかったのか
3.VARの未介入は妥当だったのか

判定の難易度はどれくらいか?

難易度 ★★★★(5段階評価)

なぜ主審は「ノーファウル」と判断したのか?

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