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「オーギュスト・ブランキの革命思想」

 私は、2021年3月に放送大学の修士過程を終了しました。「オーギュスト・ブランキの革命思想」が修士論文のタイトルです。この論文は慶應大学文学部の学士論文「オーギュスト・ブランキの革命思想」に加筆、修正を加え、さらに第一章に第六節「プルードン」を、及び第四章として「キリスト教救済史観の近代的変容」を加えて完成しました。

 さて、修士論文の作成にあたっては、論文がほぼ完成した2020年8月に、最終確認で、「はじめに」と「第一章」から「第四章」までを指導教官に送付し、特に「この論文は慶應大学文学部の学士論文「オーギュスト・ブランキの革命思想」に加筆、修正を加え、さらに第一章に第六節「プルードン」を、及び第四章として「キリスト教救済史観の近代的変容」を加えて完成しました。この記載でよろしいでしょうか?」と問うたところ、指導教官は「他大学の学士論文に手を加えて放送大学の修士論文を作成するなどと言うことは、言語道断である、趣旨・表現を変えて全面的に書き直しなさい。」との指導がありました。

 一方、「学士論文の第一章「フランスの2月革命と初期社会主義思想」でプルードンに触れていないので、第六節として「プルードン」を、及び第四章として「キリスト教救済史観の近代的変容」を加えて修士論文を完成したい。」との私の主張は、私を含めて三人が出席した2019年の第一回目のゼミの際に、行いました。その際、指導教官は、「テーマを変えてはどうか」と発言しましたが、最終的には、上述の私の修士論文作成方針が了解されました。「書き直せ」との指導教官の恣意的な指導に全く納得できないので、反論しました。それは、私の獲得目標が修士号の取得には無く、論文を完成する事に有ったので、全面的な反論をする事ができました。かつ、放送大学のハラスメント委員会に提訴しました。紆余曲折の末、研究指導8単位は取得し、修士課程は終了しました。ハラスメント委員会の回答は、当たり障りの無いもので、「指導教授の恣意的な指導」に対する私の提訴に関しては、無回答でした。

 この「オーギュスト・ブランキの革命思想」は、以上の経過をもって完成した論文です。特に、第4章「キリスト教救済史観の近代的変容」をお読みいただきたいと考えています。




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