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現代アート「My fair prisoners!?3」マザー・テレサさんの調書とエッセイ※全文掲載

この方は、女性で、ノーベル平和賞を受賞されています。その他にも、多くの素晴らしい賞を受賞されています。亡くなった今も、多くの方に支持されています。マザー・テレサさんです。

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          My Fair Prisoners!?調書

囚人番号:20201113164324

名前:やけっぱち

懲役:87年

服役した刑務所:オスマン帝国 ユスキュプ

音楽:ディキシージャズ

映画:「ティファニーで朝食を」

本:聖書

罪:人の家の物を勝手に食べた。たしか桃。

喜:子供の成長。ノーベル平和賞を貰った事

怒:自分の事しか考えない金持ち

哀:戦争、レイプ、重犯罪、銃犯罪

楽:聖歌を歌う事

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         エッセイ「やけっぱち」さん

 「やけっぱち」の幼少期は、兄妹に囲まれて、本当に幸せな時間だった、戦争さえなければ。軍人が嫌いで、何故軍人が尊敬されるのかが理解出来なかった。

 小学校は真面目に通った。喧嘩などした記憶がない。元々平和主義。 友達は多かった。男の子に人気があり、しょっちゅうラブレターを貰ったりしていた。でも、特定の男の子とは付き合わなかった。

 中学校では、特にスポーツを頑張った。走るのが早く、学校でも一番から二番の早さだった。学校の勉強は、戦争のせいで、軍事色の強い物の為に、好きになれなかった。でも、友達のお蔭で、休まずに通学した。

 高校は行かずに、キリスト教の修道女となり、困っていっる人の為に力を尽くす喜びに溢れていた。戦争が終わり、堂々と困っている人の為に尽くせる喜びに満ちていた若かりし日々。 

 名前が知られるようになり、有名税に脚を掬われる経験もしたが、腹を決めて、有名になれた機会を利用し、もっと困っている人の為に働こうと決めた中年期。

 還暦を過ぎ、私の活動が広まり、有名税以外は、何ももんだいはなかった。次から次に大変な人が私の所に来て、癒されて帰って行った。これは、自分でも誇れる事だと、「やけっぱち」は満足そうに言う。

ただ、自分の声が大きくなるにつれて、余分な事、間違った事は出来ないと思い、「ふたつよいことさてないものよ」を実感した。

今は、大勢の有名人たちと話すのが楽しみ。ここ「学園Heaven」は、「病名命名屋・命名屋」君のお蔭て、天国みたいになりつつある。早くおいでよと、「やけっぱち」は少女のように笑いながら言った。(了)

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※この方も刑期を終えました。


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