会計学科だった僕がなぜデザイナーとして働くのか

こんにちは。@hrtnde です。大学卒業を目前にして、振り返りをnoteに書くことにしました。エモい。

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今週末に大学を卒業し、再来週から社会人になる。

一浪して関東の大学に通わせてもらい、経営学部会計情報学科として4年間過ごした自分がなぜデザイナーの道を歩むことにしたのか、そしてなぜfreeeに入社することにしたのか、今しか書けないことをnoteに書き残す。

とにかくカッコいいものが作れれば良かった大学3年の冬

僕がデザインに初めて触れたのは大学3年の冬だった。大学は文系で、今までデザインのデの字も知らなかった僕がデザインに触れることになったのは後輩の誘いがきっかけだった。

今までの経緯については以前取材されたキャリアハックに詳しく載っている。

Photoshopの操作を覚えた僕は飢えた狼のように毎晩毎晩Photoshopを使ってお気に入りのサイトを真似しまくった。

当時の僕はとにかくカッコよくて周りの友人達に褒められるものが作りたかった。

Photoshopにのめり込んでいった僕は本気でデザインの道を志すようになった。

しかし、美的センスのかけらもないと自覚していた自分がこの道で生きていくにはカッコよさだけで勝負するにはあまりにも無謀だろうという気持ちがあった。

今思えば挑戦もせずに諦めをつけるのは余りにも無知だったと思うが...

結果的にはよかったと思っている。

会計学科としての知識を活かすためにfreeeのインターンへ

デザイナーとしてインターンをするためにいろんな情報を収集していると、ポートフォリオが必要だということが分かる。

※当時はWeb系の業界しか見ておらず、余りにも無知であった。というかWeb系以外のデザインの道を知る機会もなかった。

2016年2月、当時働いていたバイトを辞め、ポートフォリオに載せるためにオリジナルのアプリのモックアップを作った。

※当時デザインしたアプリの一部

今見るととても恥ずかしくて外に出せるような代物ではないが、2年前の自分を振り返ると明らかに成長したんだなとシミジミと感じる。

アプリのモックアップが完成したので、インターン先の企業を探すことにした。興味がありそうな企業を探していると「会計ソフト」を作っている会社がデザイナーを募集していた。

デザイン初心者としてインターンをするならドメイン知識がありそうな企業が良さそうだろうということで、とりあえず応募してみることにした。

それがfreeeに応募したきっかけだった。

デザイナーとして良い仕事をするとは?

インターンを始めた僕のメンターには経験豊富なシニアデザイナーがついた。

毎日のようにフィードバックをもらい、自分が作ったデザインに対してものすごい量のフィードバックを受けた。今でも1つ1つのフィードバックが自分の糧になっていることは間違いない。その中でも特に印象に残っている言葉がある。

自分が1ヶ月以上かけてデザインしたLPが完成し、メンターからのOKがもらえた日だったと思う。メンターから「デザイナーとして良い仕事をするには?」という問いの答えを聞いた。

デザイナーが良い仕事をした時とはわかりやすくてシンプルすぎるものを作り、自分がやった仕事を他人が見た時に「え?何したの?」と感じるものを作ること。そのような仕事をした時、デザイナーとして良い仕事をしたということ。

もちろん世の中には様々なデザイナーが存在しており、良いデザイナー像が全てのデザイナーに当てはまるわけではない。しかし、ただカッコ良い物を作りたいとしか考えきれていなかった僕にはとても衝撃的な一言だった。

会計freeeを使っているフリーランスの方はfreeeを使いたくて使っているわけではない。確定申告がしたくてfreeeを使っているわけではない。本来、経理業務や確定申告業務は本業とはかけ離れており、やりたくない仕事のはずである。

もちろん美しいデザインやカッコ良いデザインはユーザーがソフトを使っている時の体験を向上させるのは間違いない。

しかし、カッコ良いものを作る以前に僕たちソフトをデザインするデザイナーには果たすべき使命がある。freeeを使ってくれるユーザーから煩雑でわかりづらい経理業務・確定申告業務から解放する責任がある。

そんなことをメンターから教えられたような気がした。

「誰よりも確定申告に詳しくなる」

インターンを続けて1年以上経った2017年の夏、確定申告機能の改善を任せてもらうことになった。freeeの確定申告機能は毎年進化を続けており、基本的な機能はある程度揃っていた。

しかし、2017年夏の時点では株式の分離課税で申告できなかったり、FXの申告ができなかったり、損失申告ができなかったり全ての申告に対応していたわけではない。2017年はこれら全てに対応するという大きなゴールを持ってプロジェクトがキックオフした。

株式の確定申告に対応するということで、まずは確定申告制度の仕組みをキャッチアップすることにした。

https://www.amazon.co.jp/dp/4478104131

http://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinkoku/shotoku/tokushu/yoshiki.htm

https://www.nta.go.jp/

主に国税庁が用意している手引きやフリーランス向けに販売されている本を中心に勉強した。税制の複雑さを如何に分かりやすくユーザーに伝えるか、絶対に記入しなければならないものは何か?記入しなければならない情報はどこから入手できるのか、あらゆる方法を尽くして確定申告への理解を深めていった。

PMが全ての仕様を把握しているはずなので、デザイナーにドメイン知識の深い理解は必要ないだろうと思われるかもしれないが、私自身、税制への理解は「会計学科出身のデザイナーとしての強み」と感じていたし、ユーザーに何も考えさせずに確定申告を完了させるために必要なインターフェースはデザイナーの税制への深い理解無しにはありえないという意識でいた。

2018年3月15日、確定申告が終わり(還付申告の方を除く)、Twitterを見る限り使いやすくて感動したという声もたくさん目にし、何とも言えない達成感を味わった。

複雑に絡み合った問題を整理していくお仕事

先ほどの確定申告機能の話でもそうだが、freeeでは税金・会計・法律という複雑な問題を解きほどき、ユーザーに分かりやすく伝えるデザインが必要になる。この問題が複雑なほど解きほどいていく感覚がとても快感で、本当に楽しい仕事ばかりである。

この複雑に絡み合った糸を解いていくような仕事こそが今の自分にとってとても面白く、一度経験したらやめられない仕事なんだなと感じた。

いろんなタイプのデザイナーとしての生き方があるとは思うが、自分はこのように複雑に絡み合った問題を整理して解いていくような仕事をこれからもやっていくんだろうなと思っている。

だからこそ、会計学科を卒業したにも関わらず、この道に進んでいくことに決めたのだろう。

今後について

最後に少しだけ、今後のことについても触れておく。

近い将来ヨーロッパに生活の拠点を移したいと思っている。
大学在学中に3度もヨーロッパを旅行するほど、向こうの空気が好きだしたくさんの友人が向こうにいるからというのも理由の1つだが、向こうで人や文化に根ざしたデザインを学んでみたいという気持ちもある。

まだまだぼんやりとして目標でしかないので、この1,2年で自分が感じている興味ある分野を深掘りしていければ良いやという気持ちでおります。

(おわり)

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Masaki Haruta

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