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キーエンスで学んだこと Vol.1~仕事との向き合い方~

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さて、今回のテーマは、
「キーエンスで学んだこと Vol.1~仕事との向き合い方~」
です。

キーエンスでの経験を通じて、仕事に対する効果的なアプローチについて
何度かに分けてお話ししたいと思います。
社員育成や風土形成に関するノウハウ的な部分も少しずつお話できればと考えています。

今回は初回ということもあり、ごく基本的な「仕事に対する向き合い方」に焦点を当ててみます。

「向き合い方」となると非常に幅広いですが、ここでは

「過度に遠慮することなく、仕事は仕事として割り切る」
「周りを恐れずに正々堂々と振る舞う」
「仕事は丁寧に、かつ誠実に」

の3つを、私の経験則から得た重要な要素として挙げてみます。

これらは言葉にすると一見当たり前のように思えますが、
他社のコンサルティングを行う中でも、意外とこれを実践できていない人も多いと感じました。

そこで、この内容に沿った具体的な例をいくつか挙げてみましょう。

例えば、「過度に遠慮することなく、仕事は仕事として割り切る」という点に関して、自分たちの重要な要望を相手に伝える際に、相手の顔色を伺い、遠慮してしまいがちな人がいます。

取引先との品質や納期、価格についての話し合いで、相手の言いなりになってしまったり、曖昧な返答に終始してしまうことはありませんか?

もちろん物理的にできない品質や間に合わない日程、原価割れするような価格など、無茶な要求をすることは絶対に避けるべきですが、大事なのはダメ元であっても「自分たちの要望」をしっかり伝えることです。

相手に嫌な顔をされるかもしれませんが、仕事である以上まずはしっかりと要求を伝えることが重要です。

次に、「周りを恐れずに正々堂々と振る舞う」という点について。

例えばとある会社にて、営業会議などで目標を達成できずすみません、
と上司に平謝りする姿に、私は違和感を覚えました。

なぜ上司に謝る必要があるのか、と思います。
皆さんは上司のために仕事をしているのでしょうか。
おそらく、上司に怒られたり指摘されるのを恐れ、その場を取り持つために謝っているのだろう、と思いました。

ですが、重要なのは謝ることではなく、結果を受け入れ、振り返り、次に生かすことです。報告は、ただ謝るのではなく、何が悪かったのか、次にどうするかを考えることが大切です。
もしかしたら、上司が立てた目標が悪かった(現実的ではなかった)のかも知れません。そうであれば、具体的な根拠を示し、堂々と伝えましょう。
少なくともキーエンスには、例え若手であっても正しいことは言う、という文化がありました。
それが会社としての成長や、その中での自分自身の成長に繋がります。

最後に、「仕事は丁寧に、かつ誠実に」について。
特に若い頃は、報告をごまかしたり、ミスを隠そうとすることがあります。しかし、悪い報告ほど早く行うべきです。早い段階での報告は、打ち手が多く、大きなミスでもカバーできる可能性が高まります。
失敗を誠実に受け止めることが、最終的にゴールへの近道になります。

新卒の頃、上司から「失敗しても死ぬわけではないから、もっと気楽にやりなよ」という言葉をよく聞かされました。

これはあくまでも極論ですが、仕事に対してそのくらいの覚悟で臨むことが重要だと、今になって強く感じています。

皆さんも、仕事で悩んでいるなら、一度腹を括って仕事や周囲の方々と向き合ってみてはいかがでしょうか。

私自身、その方法でどん底から立ち直った経験があります。
その話はまた別の機会にでも。

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