見出し画像

宇宙ビジネスで何ができるの?

こんにちは!
今回は宇宙ビジネスの超基礎をお伝えします。

昨今イーロンマスクがTwitter騒動で注目されたことからも、「”宇宙ビジネス”って何なんだろう?」と気になった方は多いのではないでしょうか。

この記事では、宇宙ビジネスで一体何が可能になるのか、ざっくりお伝えしたいと思います。

結論からお伝えすると、今見えているメインどころは
輸送/移動ビジネス、衛星ビジネス、旅行ビジネスあたりになるかと思います。

1、輸送/移動ビジネス

宇宙を使うと、飛行機より早く移動できる!

東京からシンガポールは何時間かかるでしょう?
直行便で、約7時間程度です。

では、宇宙を介するとどうなるのか。

なんと、約7時間→約30分。(脅威の14分の1短縮)

なぜこんなに早いのかというと、航路問題が大きいかと思います。
地上では領空問題があり、直線上の最短経路を進むことは困難です。

しかし、宇宙には「領空」は存在しません。
これは1996年に国連によって発行された「宇宙条約」によって、領有の禁止を定めています。

いかなる国も領有することが許されていないため、直線の動きが可能になります。また、宇宙では乗り継ぎも不要ですね。
これらの要素が絡み合って、脅威のスピードで2地点間での移動が可能になります。

また、宇宙ロケットと聞くと下のような垂直型をイメージする方が多いのではないでしょうか?

旧型ロケット(垂直型)

最近は、飛行機と同じように滑走路を加速して飛び立つ「水平型」存在します。
となると、旧型とは違って空港の利用が可能になりますね。

この、「飛行機+宇宙ロケット」が使用できる国内空港は、
現時点で確定しているものでは大分空港・下地空港などがあります。

特に下地空港は、世界一美しい宇宙港とも言われていて比較的新しく最高の眺めなので、打ち上げを見に行くだけでも価値がありそうです。

下地空港


2、衛星ビジネス

圧倒的な衛星量を誇るSpaceX。

この衛星を使ったサービスに、「スターリンク」があります。
このサービスを利用することで、地上での電波障害が無くなります。

地上での電波供給は、電波塔など地上に存在していることが多く、災害等の被害を受けやすい環境です。

しかし、宇宙に打ち上げた無数の衛星によってどこからでもアクセスが可能になります。そして何より、地上災害の影響を受けません。

また、SpaceXに限らず人口衛星はGPSに使用されていて、その機数が多ければ多いほど正確な位置情報を提供することが可能になります。

従来は、1回の打ち上げにつき1機打ち上げていたものが、今では1度に60機もの衛星を宇宙に打ち上げることが可能になっています。

こうして衛星打ち上げ技術も日々磨かれていっています。

また、通信以外で農業×衛星の話題も聞いたことがありませんか?

こちらは「地球観測衛星」といって、赤外線やマイクロ波から得られる情報で天気や収穫時期を予測することに使われていたりします。

Credit : Image courtesy of FarmShots

直近で身近に宇宙ビジネスを感じるようになるのは、この衛星ビジネスなのではないかと思います。通信系であれば生活に親和性がありますよね。

3、旅行ビジネス

宇宙ビジネスにあまり馴染みがない人からすると、この旅行ビジネスのイメージが強いのではないでしょうか。

元ZOZOの前澤さんのイメージも強いかと思います。
月に行ったり、火星に行ったり、はたまた地球遊周したりと…

その通りです。

しかし、それとは別に短時間のアトラクションとして楽しむ方法もあります。

それが、サブオービタル旅行(弾丸飛行)というものです。
宇宙で過ごす時間は約数分。まさにアトラクション。
「無重力を体験してみたい」「宇宙の景色を一度は見てみたい!」という方にはぴったりのプランです。

宇宙ホテルのプランも上がっています。

みなさんは、「宇宙ホテル」と聞いたらどんな空間を想像しますか?
物を置いても浮いてしまうので、装飾性などは低い殺風景な空間を思い浮かべませんか?

そんな方には、下の画像を見て欲しい。

ヴォイジャー・ステーション:船内イメージ

人が立ってます。地上のホテルのようですね。
実はこのホテル、外はこんな風になってます。

外観はタイヤのようで、とてもホテルには見えません。
この形は、機能を追求した結果になります。

十字で交差している点が、回転を発生させ、外側のタイヤ部分に遠心力をもたらします。

その結果、重力が生まれます。
これは月の6分の1相当と言われています。

立つことができ、ベッドで寝ることもできる。
でも、ジャンプしたらいつもの6倍高く飛べる。
シンプルにお伝えするとそんな感じかと思います。

この観点から、微重力スポーツ(?)など、宇宙空間ならではの新たなアクティビティが生まれる可能性もあります。

宇宙でしかできない競技種目ができたら本当に面白いですよね。

アーティストのライブなどエンターテイメント面でも、
地球ではできない演出ができるかもしれません。

おわり

以上、簡単になりますが宇宙ビジネスのがっつり概要になります。
どうでしょうか。読む前後で宇宙ビジネスに少しでも可能性を感じる気持ちが強くなっていたら嬉しい限りです。

個人的にはヴォイジャーステーションが一番気に入っててすぐにでも行きたい気持ちでいっぱいです。

微重力体験最高に楽しそう。
今後も宇宙ビジネスに注目です!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?