カラダの余白と心の余白

以前のノートで『どん底からの生還』で

ご紹介させていただいた株式会社ジョブウェブ 代表取締役会長の佐藤孝治さんが弊社スタジオを訪ねてくれました。以前からお約束はあったのですが、

仕事の都合でスケジュールが合わず約1カ月ぶりの再会です。途中何度かメッセンジャーなどで連絡は取り合っていました。

その際少しずつ改善が見られるようになっている事など報告は受けていました。

直接的には何もしていないので今回が初めての本格的なカラダ改善のスタートになります。

いかに動かすのか?ではなくどう使っているのか?

佐藤さんには常時無理に動かさず、動かすプロセスを大切に感じ取ってくださいと伝えました。

人は感じることによって動きます。

どんなに動かそうとしても感じることができなければ動かすことはできないのです。

まだ多少痺れなどが残っている状態の佐藤さんの体は感じとる感覚がうまく行ってない状態なわけですから、

そこで無理をして筋肉に力を入れて動かそうとしても本末転倒になるわけです。

まずは足裏拝見

弊社スタジオでは日常での体の使い方をまず足裏の状態から推測します。足裏は体のドライブレコーダーと考え使い方の履歴が全て現れます。

まずはこれで全体の状況を把握し問題点の推論を立て その後、機能テストを繰り返し推論を検証していきます。 

佐藤さんの場合歩行時後半に蹴る動作がスムーズに起きておらず、このことから体重移動もスムーズに起きていないことがわかります。

現在は仕事や日常生活には支障がないレベルには回復されてはいます。

詳しく調べていくと、まだ体に残っている問題が浮き彫りになってきます。

医療的レベルで考えれば素晴らしい回復であることは事実です。

しかしながら 本人からすればまだまだ本来の自分には遠い感覚があるのも事実です。

本来の自分を取り戻す

様々な病気によってカラダが動かなくなってしまうと、動かなくなった手足を動かし回復させようと努力をします。

時期によってはこの方法が有効であることも確かですが、

体重移動がスムーズにできていない佐藤さんのカラダは肩甲骨、肩関節周りはカチカチでその影響で脇の下から脇腹、骨盤上部が固まっており 

この状態では確かにスムーズな動きは出来ないことが推測される状態でした。

あえて意図的に動かすことはせず

自分の腕の重みを感じ取ることから始めます。

ぶらぶら、だらだら、ただ脱力を行う事で自分の腕の重さを感じ取ります。

佐藤さんは『こんなに意識的に自分のカラダの重みを感じたことは無い』とおっしゃっていましたが、これこそが本来の自分に戻す上で基本中の基本になる事なのです。

重さを感じ取るなんて脳出血を起こすぐらいストレスの強い生活をしていた日常ではあり得なかったと思います。

しかし、そのあり得なかったことは本来は当たり前のことで、これを忘れてしまったことで脳出血が起こったのですから 

ただ 感覚を戻す。そこに戻ればいいだけなのです。

カラダの余白

カラダの感覚を戻すことはカラダに余白を作ること

そして、それは心の余白になって行く事 

セッションが終わり横になった佐藤さんは学生時代カラダを動かした後の清々しさ浮いてきたそうです。

終了後の感想はともかく強烈な眠気が襲ってきた。

この感想を聞いいた小生は『これでなんとか改善できるな』今まで感じることを無視して走ってきた佐藤さんが本来の状態に戻すことのスタートラインについた瞬間でした。

強い眠気は体を休めろ、寝ていろと行ったカラダからのサインです。

これからはカラダが発するこの感覚に耳を傾け 従えばいいだけなのですよ。

感覚が変わると希望が叶う?

セッションの数日後、

佐藤さんからこのような連絡をいただきました

『後遺症の影響で停止されており解除して頂くテストに1年間で4回落ちたのですが昨日5回目のテストで合格しました。施術2日目の奇跡です。』

小生が佐藤さんとお会いした日には数日後にテストがあることは知らされていませんでした。しかしながら麻痺が落ち着いていたので問題なく運転できたと彼は述べています。感覚が落ち着いた事で本来の自分が出せたのだと思います。

カラダが変わるとこのようなことはよく起こるのですが、

感覚というカラダの余白が心の余白を作り出した結果起きた事実です。






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