20.GIVE & GIVE(ギブ アンド ギブ)という境地
昔の自分にGive(与えること)に喜びを感じる、
という感覚があっただろうか?
はっきり言ってまったくなかった。
逆に、Give (与えたこと)によって、
なんか損したなーくらいの気持ちしかなかった。
幼かった頃を思い返してみても、なんでも欲しがる
子どもであった。
両手にお菓子を抱えて、口の中にはリスのように
食べ物を頰張りながら、いつもなにかを与えてもらっていた。
でも、実際はGive 与えることができること、
そして、得られる幸せが
私にとっては、
最高の幸せ
ということに気付かされた。
この考え方や精神的な部分は、間違いなく親から
いただいた感覚で、いつも感謝している。
なんでも良いが、自ら与えたことで、
人生が幸せになることに、嬉しくならない人は
いないだろう。
これからもどんどん与えることで、いい循環を作って
いきたいと思っている。
(循環する心地良さは、note記事にて。)
但し、ビジネスという観点でみると、基本的には
Give&Take
(ひとつ与えたら、ひとつ見返りを受けられる)
の関係で成り立っている。
マネーをモノに換金し、その逆としてモノをマネーに
換金していくことで、トレードの関係が成立する。
また、人の心理として
返報性の原理(へんぽうせいのげんり)
というものがある。
人は他人から何らかの施しを受けた場合に、お返しを
しなければならない、という感情を抱く。
こういった心理であったり法則そのものを
返報性の原理と言われているらしい。
(皆さんもスーパーで試食をしたら、購入しなければ
申し訳ないと思ったことがあるのではないだろうか?
まさに、そういった感覚が返報性の原理である)。
何かをもらえなければ、何かを渡さないという
だけの関係だと、すべての関わりにおいて、
味気なく、継続性がないだろう。
要は、相手に与えることができなくなった瞬間や、
その逆で相手からもらえなくなった瞬間に、
関係性が終わってしまうからだ。
ところが、『Give&Give』の関係であれば、
究極的なところ、相手そのものは関係なくなってくる。
すべては、自分の内省から派生していくもので、
自分がやりたいと思うから何かをする。
実は、この見返りを求めないという気持ちが
とても大切なところではないだろうか。
このような気持ちや心がけをされている人は、
特に計算している訳ではないが、
相手の心の奥深く入りこむことができ、
気持ちを理解することができる。
私も常々、そうありたいと思う。
最後に、私の好きなハワイの言葉で。
(Aloha mai no, aloha aku,o ka huhu ka mea e ola ole ai. )
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