見出し画像

【第4話】古代の人たちは意図的にDMTを分泌し高次元にアクセスしていた?


『太古の洞窟壁画、描き手は酸欠状態にあったと新研究』というニュースの見出し。

何の知識もなくこの見出しを読むと意味がわからないのですが、実はDMTは人間が酸欠状態に陥ると脳を保護するために、松果体から大量に分泌されることが分かっています。

世界各地の洞窟には、数万年前に描かれた抽象的でサイケデリックな壁画が残されているのですが、古代の人たちは洞窟の中で火を起こし、意図的に酸欠状態を作り出すことで脳内からDMTの分泌を誘発し高次の世界と繋がり、そこから受けたヴィジョンや啓示を壁画として残していたのではないか?ということが考えられるんですね。


先史考古学者のラン・バルカイ教授は、このように答えています。

先史考古学者のラン・バルカイ教授はCNNの取材に答え、洞窟を照らすために火を使えば酸素レベルが低下し、低酸素症の症状を引き起こしただろうと指摘する。

低酸素症になると神経伝達物質の一種のドーパミンが放出され、幻覚を見たり幽体離脱を体験したりする可能性があるという。

そうした状態で壁画を描くのは自覚的な選択によるものであり、描き手が宇宙と心を交わす助けになったと、バルカイ氏は付け加える。

「(壁画は)世界の事物とつながるためのものだった」「我々は洞窟美術という呼称は使わない。美術館にあるものとは違う」(バルカイ氏)



PHOTOGRAPH BY DEVLIN GANDY

ネイティブ・アメリカンのチュマシュ族が住んでいたカリフォルニア地域の洞窟の壁画の場所からは、多量に摂取すれば死に至るような強烈な幻覚作用を持つチョウセンアサガオの種も発見され、それについてナショナル ジオグラフィックにこのような文章が掲載されました。

チュマシュ族は伝統的に、成人の儀式の際や、シャーマンが予言を得るためにチョウセンアサガオを摂取していた。

彼らの宇宙観によると、チョウセンアサガオは人間に近い特別な植物であり、「モモイ」という名の老女に擬人化されていた。

「チョウセンアサガオは、幻覚剤をはるかに超えた存在です」。
こう説明するのは、論文の共著者で、2014年にチュマシュ壁画の研究でナショナル ジオグラフィック・ヤング・エクスプローラー(協会が支援する研究者)に選ばれたデブリン・ガンディ氏だ。「それは祈りの一部であり、浄化と癒やしに用いられる神聖なものなのです」

チョウセンアサガオを使った儀式は、他の先住民の儀式と同様に、米国政府の強制的な同化政策と先祖代々の土地からの追放政策によって、長年抑圧されてきた。先住民の儀式の多くは20世紀になるまで違法なものとされたのだ。


このように先住民の人たちは、儀式として、その中で神聖なものとして幻覚植物を使用していて、彼らにとってそれら植物は『師』や『ガイド』であり、娯楽や快楽を目的とした"パーティー・ドラック"と呼ばれるものとは、精神文化が違います。

世界の未来に関する『予言』の出もとに先住民が多いのも、幻覚植物を通して高次元と繋がり、情報を得ていたからかも知れません。

新たな啓示がないことも、長年、先住民の儀式が抑圧されてきた結果なのかも知れませんね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?