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人生で1番泣いた日の話。

こんにちは。masa🐢(@masa_nossori)です!


皆さんは、自分が人生で1番泣いた日を覚えていますか?

自分の大好きな人と会えなくなった日?

大怪我をした日?

はたまた積み重ねてきたことが大成功した日?


たくさんあると思います。
いやあ覚えてないなって人もいますよね。


僕はその日をそれはもう鮮明に覚えています。

あの日感じた気持ちや人の顔、言葉さえも
いつになっても頭から離れないんです。

衝撃的なタイトルでしたよね。

気になって読みにきてくださった方、
本当にありがとうございます。


今回、僕は自分が人生で1番泣いて、
自分の価値観のようなものが変わった、
いわゆる人生のターニングポイントだった日の話をします。

「結果か過程か」

そんなとこにも通じてくる話です。

順風満帆だった学生生活がある日、途端に崩れ
真っ逆さまに落ちていくような、あの感覚。

内容的には、ブルーな部分が多いので
嫌な気持ちにさせてしまうかもしれませんが、

この出来事があったからこそ、今の自分がいます。

出来れば最後まで読んでいただき、
僕のことをもう少し知ってほしいと思います。


いや、なんからしくない始まり方だったな!
肩の力抜いてリラックスリラックスで行きましょう!

これ本当にずっと話したかったんだよ!!


さあ僕の学生生活に遡っていくよ〜!!
(あ、今も学生でした。)


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順風満帆な学生生活

これは僕が高校2年生の頃の話になります。

当時僕はいわゆる「リーダーやりだかり」な
学生でした。

人の前に立って仕切ることが大好きだったんです。

学級委員長から、合唱コンのパートリーダー、
文化祭の劇の主人公まで、

何から何まで、とにかく目立ちたかった。


そんな僕ですから、もちろん部活のキャプテンまでやることになります。
迷わず、やりますと手を挙げました。

あいつは凄いやつだって
人に認めてもらいたかったんですよね。


ただ、部活動に関しては、そんな承認欲求を満たしたいという気持ちは一切ありませんでした。


純粋に勝ちたかった。強くなりたかった。
人の100万倍くらい負けず嫌いなんです。


だからストイックに部活に取り組みました。

朝練の時間を限界まで早めてもらって、
練習試合も、これでもかというほど組んでもらいました。

居残り練習のために学校に泊まらせてくださいと校長先生に何度もお願いをしに行ったこともありました。

修学旅行明けに大会があるからと、
修学旅行先でも朝練をしました。


部員は嫌だったと思います。きつすぎだと。
それでも何とか全員で立てた目標に向かって
走り続けていました。


すっごい強豪校の雰囲気があるでしょ?

ところがどっこい。超弱小でした。
正確には、弱小になっていってました。

上の代までは強かったんです。
しかし僕らの代では、部員が少なく未経験の子もスタメン。


やっぱり先輩たちのようにはいきませんでした。

自分たちの代から落ちぶれたなんて
絶対に言われたくなかった。

だから足を止めずに走り続けました。


でも実際は、負けっぱなしの日々。

なんで負ける?
自分たちでもわかりませんでした。

マネージャーも必死に毎日毎日付いてきてくれました。喉が枯れても応援してくれました。
次はいけるよ、と何度も励ましてくれました。

でも勝てない。

またか、と落ち込んだ顔で負けの「✖️」を
ノートに書いていました。

どんなに頑張っても、頑張っても
「勝利」という形で恩返しができない。

ヘラヘラと笑ってる相手にすら負ける。

なにがいけないのか具体的なポイントがわからないから、ひたすら練習量を増やす。

完全に悪循環でした。

こうした状況の中で、
キャプテンである僕は、結果を手に入れることに必死で、チームを作るということを忘れてしまっていたんです。

そんな日々が続いていました。


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ズレはじめる部員との意識

僕たちの顧問はいわゆる「昭和の頑固オヤジ」

熱血的な指導と根性論。

勝てないのはお前らに根性がないからだ、と

事あるごとにカミナリを落とされました。


それに食らいつく熱血タイプもいれば、
叩かれて折れてしまうタイプもいます。

部員の大半は後者でした。
ミスをすることを怖がり、楽しめない。
本気でやることに恐怖心がある。


ある日、委員会か何かの集まりがあり
僕が部活に遅れていったことがありました。

その日はたまたま顧問もいませんでした。


遅れて練習場所に向かうと、
何やらすごく盛り上がった楽しい声。


僕の部活でした。

隅からみると、いつもと違ったお祭りのような雰囲気で練習をしているのが見えました。

良く言えば、雰囲気の良い練習風景。
悪く言えば、ふざけている。

まるで、大学のサークルのような。

練習<楽しさ の部活の様子がそこにありました。

良くみると、座りながら話している部員もいました。


たしか、怒りよりもショックが先にきました。
今までの努力はムダだったのか。
自分か顧問がいないと、こんな感じになってしまうんだな。

そんな気持ちでした。

もちろん、楽しみながらやることに反対する訳ではありません。

「楽しみながら、練習を本気でやる」
これは最高です。僕が目指していたところでもあります。

ただ、スポーツを本気で楽しむには
ある程度上手くなる必要があります。

1しか出来ないより、2も3も出来た方が
楽しさが増すと思います。

そのためのストイックさも必要じゃないかと。
時には死にものぐるいで喰らいつくこと。


でもその時の雰囲気は、
【1出来るからいっか、十分楽しいじゃん。】

そんな諦めにすら感じられました。


自分がどんな顔をしていたかわかりませんが
静かに歩いていきました。

「何してるの?」部長にそう言いました。

「何って、練習だけど」
え?と鼻で笑ったような言い方に思わず腹を立てました。

「こんなんで勝てるわけがないでしょ。
こんな適当な練習やってて。今すぐにミーティングしよう。」

そう言いました。できる限り冷静に。


「チッ、なんだよまじで」
誰かの舌打ちが聞こえました。


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ボキッと、心が完全に折れた

そのまますぐにミーティングをしたはずです。

今後の方針について。

「楽しそうで良かったけど、まるで練習してる感じじゃなかったよね?」

こんな感じで話し始めました。

ーまったく反応なし。

爪をいじったり、窓の外を眺めたり。

言葉が届いている感じがしませんでした。


「僕は勝ちたいから真剣に練習したい。
マネージャーにも先生にも、勝って恩返しがしたい。」

はっきりと自分の気持ちを伝えました。

「そりゃあ勝ちたいけど、楽しくない練習なんてやってらんないわ」

部員の1人がそう言いました。

確かにそう、自分にも非がありました。

楽しみながら、真剣に練習する雰囲気を
作れていなかったキャプテンとしてのミス。

「俺たちはこれからも今日みたいな練習するから。そっちの方が楽しいし。」

すると、マネージャーも
「私もみんなが楽しそうな方がいい。
勝ってほしいけど、いつもはなんか怖い。」

そう静かに言いました。

なんで楽しさと真剣さが両立できないのか。
まったく分かりませんでした。

なんで、本当に。

マネージャーもこう言ってるしと、
完全に突き放されたような感じでした。

「いや、でも」と言った途端、

「もういいから。俺たちは俺たちでやるから」

「お前がいると楽しくない。」

「お前部員全員に嫌われてるからね」


ボキッ。

心が折れたような感じがしました。


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人生で1番泣いた日

どうやって帰ったのか。
どうやってミーティングが終わったのか。

そこだけ記憶から抜けてしまっているんです。


気付いたら、家にいました。

真っ暗な部屋で座っていました。

いつものように
「ご飯だよー」という母の声。


まるで抜け殻のように座っている僕に

どうした?と母が言いました。


すると、何かが壊れたかのように

僕は泣きました。
それはもう自分でも信じられないくらい。

その日から、ご飯も喉に通らず、
学校にも行けなくなりました。

勇気を出して家から出ようにも
玄関のドアを押す手が震える。

あの言葉が頭を駆け巡って吐き気がする。

確か、1週間から2週間近く休んでいた思います。

体重もうんと減り、鏡でみた自分のやつれ方に
思わず笑ってしまったのを覚えています。


そんな僕に父がある話をしてくれました。

それは「北風と太陽」の話でした。

(物語に関してはこちらをご覧ください。)
https://usccocks.com/13217.html

北風のように、強引に人を動かそうとすると、
相手は余計に動かなくなる。

太陽のように、相手の気持ちを考えて、
ポカポカと暖かく、そしてやさしく照らし続けることで、
自分自身から心を開き、自分自身の意思で動き始めるということです。


確かに、僕は北風でした。

勝ちたい。強くなりたい。と思えば思うほど
そのために部員を付いて「こさせる」。

僕はチームをつくるという「過程」
無視してしまっていたんです。

その結果、僕は落ちていきました。
自分で時間をかけて掘った穴に。


その話を聞いてから、
もう一度、勇気を振り絞っていってみよう。

そう思えるようになりました。


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落ちた穴から這い上がる

学校に近づくにつれ震えが強くなる足を
何度も強く叩きながら歩きました。


クラスメイトには重い風邪だったと、
ヘラヘラいつもと同じように振る舞いました。


そして、部長を呼び、
放課後、部員全員を集めてもらいました。


手も足もブルブルと震える。
言葉が詰まって出てこない。


それでも何とか振り絞って言いました。

「ごめん。」

たったの3文字。


それでも伝わりました。

またそれから何を話したのか、
はっきりとは覚えていないです。

ただ、やり直す。とそう決まりました。


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今の僕がある

映画や小説だったら、
このまま、大会優勝!最高だった!

と終わるのですが、

僕の場合は、運良く1勝して、引退しました。


やり直してから、
真剣さと楽しさを両立できたのかというと
そうではないと思います。

ただ、仲間と楽しむ時間を過ごせたことは
僕にとってすごく濃く大切な時間でした。


僕は20年間の人生で1度だけ大きな挫折をしました。
それも真っ逆さまに落ちていくように。

それでも大丈夫。生きてる。

立ち直れたし、なんとかなった。

結果的に正解が見つかった訳ではないけど、

自分のなかで大切にしたい「芯」ができた。


僕はこの先、
「過程と結果のどちらを重視する?」と
聞かれたら、迷わず過程を選びます。

そして、
「人の気持ちに寄り添える、太陽のような人」
になりたいと、

いや、必ずなります。

この先、どんな高い壁が出てきても
超えられる気しかしません。

だって、僕は強くなったから。


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最後に

最後の終わり方かっこよくない!?!?

「僕は強くなったから。」
だって!!

ああ恥ずかしいいい!!!

だって仕方ないじゃん。
書いてて気持ちよくなっちゃったんだもん。

でもこの話はもちろんノーフィクションです。

ブルーな気持ちにさせてしまったなら
ごめんなさい。

僕がヨシヨシするので言ってください。

自分のトラウマのような話を明かすのは
本当は少し怖かったです。いや、かなり。

それでも、こんだけ辛くても大丈夫だよって
伝えたかったんです。

結果こうして話せるようになるくらい。

あースッキリした!!!

面白かったぞ!
ちょっと見直したぞ!
って思ってくださった方、

ぜひ、ハート押してくださいな。

それで書いた意味が生まれるので。

僕はまだまだ走り続けるよ!

暇だったら、応援してよね!
(Twitterもフォローしてね!!!!)

では、最後まで読んでいただきありがとうございました!!


さらばじゃ!!ドロン!!!











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