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10/24 Roppongi Product Manager Meetup #6 まとめ

10/24 Roppongi Product Manager Meetup #6 に参加してきたので印象に残った事をまとめました。


小栗 徹さん(株式会社サイバーエージェント )
「『何でも屋』から『○○だけの人』になって生き方が変わった話し」

PMのポイント
【その1】全部やるけど、絞るべき

エンジニアから開発責任者になり、下記の仕事が増えた。
・エンジニアリング/プロジェクト マネジメント
・ステークホスダー マネジメント

PM界ではインスパイアド(マーティ・ケイガン著) という本は有名。

その本を通してプロダクトを導く人になろう、という事で「なんでもやる」となり自身が事業責任者に。
事業計画、法務、経理なども全部やったがキャパオーバーになり大爆発。
経営陣と相談して事業責任者を別の人にまかせて、自身はPMに専念して良い形に収まった。
PMになってからの仕事内容はプロダクト計画、事業計画、広報、営業、などなど。

【その2】自分とチームによって形を変えるべき
プロダクトはみんなで作るもの
その方が熱狂したものづくりができるんじゃない?
パズルのピースのように適材適所に配置する。
ただし船頭多くして船山に上る、にならないように注意。
自分の強みを見つけて集中する。
→自分で見つけるのは難しい。人に聞いたりするのも手かも?

PMはビジョンを示す。それぞれの得意分野はそれぞれ適切な人材に任せる。

まとめるとPMとは
・問題を見つけて
・解決方法を選択して
・適切な人に託せる

小栗さんの場合「「決める」だけの人になる」が今のフェーズの最適解となった。
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久津 佑介さん
「心理的安全性を0から80ぐらいに上げた話」

ポンタのPMになったがチーム状況が悪く、明るく話す/雑談するレベルでは改善しない状況だった。そこで下記を順番に実施した。

・1on1
全ステークホルダーと話す。

・小改革
一人のために一つづつ、少しづつ変えていく。
メンバーに「この人は解決してくれる人だ」と思われれば話してくれるようになる。
すると問題の核心(例えば「どこでなにが決まっているのか全然みえない」など)が見えてくる。
ここに次に行う大改革のヒントがある。

・大改革
できるだけ仰々しく解決していく。
例として
 ・意思決定者を1人にした
 ・決定する場を定める。
 ・そのプロセスを公開する。

・ヒーローになる。
こういうPMがいれば心理的安全性が増す。
 ・本音を受け入れてくれる
 ・変えてくれる

他にもスライドはチームマネジメントについて続きがあり非常に興味深く、このLTが一番面白かったです。
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Miz Kushidaさん
「実践ジョブ理論101」

・「ジョブ理論」という本がある。
・仮説構築に役に立つ。
・D Free という尿のたまり具合を可視化できるデバイスのPM
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Deenさん
「プロダクトマネージャとして海外で働き始めて、自分の視点をどこに持ってこようかと考えた話」

・なぜ今日話すかと言うと、日本のエンジニアから色々相談を受けるけど実務能力あるのにキャリア計画の話になると残念な感じになってしまう事が多いから。

・日本人は合意思考(コンセンサスの構築)を重んじ過ぎる。故にPMにおいても調整業務のウェイトが大きく価値があるとされる傾向がある。

・しかし海外では調整はPMのメインタスクでは無い。

・Googleのエリック・シュミット曰く
「Glue People(調整する人)はそんな価値ないよね。」
「そんなの、それぞれで話せばいいじゃん。」

・自分の視点をどこに持っていくか?

・PMはビジネス、テクノロジー、コミュニケーションの3つの要素がある。自分の現状を考え、どの分野を育てるか考えるべき
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所感
初めに全員の自己紹介がありフリーランスは自分だけで、半数以上が有名企業の方々でした。懇親会ではPMになった経緯やジョインするタイミング、企業によっての業務内容の違いなどについて色々な方の実体験を聞く事が出来て有意義な時間でした。
余談ですが、懇親会で個人開発でサービスを運営してます、というと結構驚かれました。個人開発者の界隈にいると当たり前に感じてしまいますが冷静に考えると少数派なのかなと改めて思いました。
#pm_roppongi

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