21.日本のロケット5(こうのとり)

いつも読んでいただき、ありがとうございます。
今回でロケットは最終回です。

最終回は、国際宇宙ステーションに物資を運んだこうのとりについて書きます。
ロケットというよりは、宇宙船ですね。
無人補給機と呼ばれます。
最初のうちは、こうのとりってNASA側からはあんまり働きを期待されていなかったはずです。

こうのとり専用のロケットがH-ⅡBです。
ロケットより若干こうのとりの方が直径が大きいため、
ロケットは少しいびつな形をしています。

こうのとりに関していちばん感動したのは、
こうのとり5号機です。

通常、こうのとりのキャプチャは、
NASA、JAXA、ISSの協力で行われますが、
このときは、
NASAに若田さん
ISSでロボットアームを操作するのが油井さん
JAXAで後方支援する二人を知る方々。
ISSに近づく、こうのとり。

これってもはや、
日本の、日本による、日本のためのプロジェクトじゃね?

そう思いました。
自分が小学生のときにTBSの秋山さんがソユーズで宇宙に出るまで、
日本人は誰一人宇宙へ行った人はいませんでした。
それからたったの25年くらい?
たった四半世紀ですよ?

NASAから若田さんがISSの油井さんに指示を送り、
ロボットアームを操作して、日本で作られたこうのとりをしっかりつかみました。

このときの映像では、
若田さんが油井さんへ日本語で語りかけるシーンがあったように記憶しています。
NASAとISSの通信を日本語で行ってるんですよ?
凄すぎません?

あのとき見ていた日本の人たちは感動したのではないでしょうか。
宇宙開発には日本の技術がなくてはならないことを証明した瞬間だと思います。

成功率100%を達成したこうのとり、
そしてそれを運営した方々、
本当にお疲れ様でした!
今回の9号機で最後でしたが、
こうのとりの後継機にも期待しましょう!

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