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【超実践】アスリートに必要な基本動作獲得のための実践方法論3STEP!

The Athletic Skills Model(以下:ASM)とは、オランダでまとめられたスポーツ教育プログラムについて、まとめています!

今回初めて読む方は、前々回と前回の記事をご覧ください!

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今回は、前回紹介したBasic Movement Skill (以下:BSM)の10の基本動作をどのように具体的なプログラムに落とし込んでいくかについて書いていきます!!

BSMでは、

・Balancing and falling(バランスをとる動きと落ちる事)
・Romping and fighting(跳ね回る事と戦う事)
・Moving and locomotion(動き回る事)
・Jumping and landing(跳ぶ事と着地する事)
・Rolling, tumbling and turning(転がる事、回転する事と方向転換)
・Throwing, catching and hitting and aiming(投げる事、捕る事、狙って打つ事)
・Kicking, shooting and aiming(蹴る事、狙ってシュートを打つ事)
・Climbing and scrambling(登る事、よじ登る事)
・Swinging(揺さぶられる事)
・Music in motion(音楽の中で動く事)

で構成されていました。

それでは、これらを実際の現場でどう選択し、子供たちが取り組んでいくかを書いていきます!

それではいきましょう!(^ ^)


ドナースポーツとマルチスポーツ

具体的な活用法の前にドナースポーツとマルチスポーツの概念を知っておく必要があります。

ASMではマルチスポーツとドナースポーツの2種類のスポーツが存在します。

◉マルチスポーツ
遊びに焦点を当て、2種目以上の種目を楽しむ事をモットーに行うこと

◉ドナースポーツ
対象のスポーツのパフォーマンスの向上に焦点を当てて選択された種目で、ドナースポーツは対象の競技の要素になるように選択されること

まだ対象のスポーツ(専門種目/スポーツ)が決まってない時は子供たちはマルチスポーツを経験できる機会が多くなります。

対象のスポーツが決まった時、マルチスポーツのつもりが結果的にドナースポーツになってしまう場合もあり、いつの間にかドナースポーツを子供達に強制させてしまう場合も少なくありません。

楽しまないで行うスポーツは子供達がそのスポーツをやめてしまう理由になり兼ねません。そのため、周りの大人たちは子供が楽しいと思えるドナーもしくはマルチスポーツを推奨して行く必要があります。

自分ができそうなスポーツだけでなく、それ以外のスポーツも重要であり、そのため、季節ごとにオンシーズンのスポーツも異なるため、季節でスポーツを変えて行く方法もあります。
また、コーチは対象のトレーニングの練習メニューにドナー/マイナースポーツやその要素を取り組むことも1つの方法です。


対象のスポーツとの関係性

ASMでは、ドナースポーツでもマルチスポーツでも対象スポーツとの関係性を考えていく必要があります。

これを考えずに、適当にBSMを選択してしまうと、後々対象スポーツに移行した時に、ドナースポーツやマルチスポーツで実践してきた効果が最大限に現れません。

1つずつ関係性について見ていきましょう!

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