脳の働きから考える傷害予防トレーニング戦略
こんにちは!
イクサポです!!
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さて今回は、傷害予防のトレーニングを脳の働きから考えて見ます!!
実際スポーツ現場の動きは、無意識的な動きが多いです。
しかし、傷害予防のトレーニングでは、予防したい部位に対して意識的に行わせるトレーニングが多い印象です。
実際この意識と無意識の違いによって傷害予防にどのような影響が出るかを脳の働きから考えて見ようと思います!!
それではいきましょう!!
傷害予防の常識を疑う
例えば、前十字靱帯損傷のリハビリテーションにおいては、膝が内側に入らないように意識させることが中心となります。これは、膝関節の外反が大きく(膝が内側に入る角度が大きい)なることによって、障害発症が増えると考えられているからです。
では、本当に膝が入らないように意識させるのがいいのでしょうか?
結論から言えば、
過剰に意識させるのは良くない
です。
これについて脳の働きから見ていきましょう!
スポーツ現場で起きる脳の働き
非常にスピーディーな展開でスポーツ動作を行う際には、意識的に行う部分と無意識に行う部分を使い分けながら動作を行っています。
例えば、空中でヘディングをするプレーを考えてみます。
ボールを目で追っている状態では、大脳皮質の視覚野というところを中心に視覚情報を得ており、ボールの落下地点を予測したり、ヘディングをどこに当ててボールを落とすかを考えます。
実際にジャンプしてヘディングをする際には、ボールを見て動いているため、ジャンプや着地については考えることなく無意識で行うことができます。
このジャンプの着地動作が無意識に行えるのは、
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