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【現場に活かす】基礎から学ぶ呼吸学 〜いい呼吸と悪い呼吸〜

 

こんにちは!!

イクサポです!

今回は、呼吸について書いて行こうと思います!

1日何万回と行っている呼吸ですが、自分が実際のところ正しく呼吸できているかどうかわかってますか?

アスリートのトレーニング指導をしていても、体幹トレーニングなどを行う前に正しい呼吸を獲得した方がいいと思う選手にたくさん出逢います。

今回は、そもそも正しい呼吸とはなんなのか、その見方はどんなものがあるのか、改善するためのアプローチはどんなものがあるのかについて書いていこうと思います。

明日から臨床はスポーツ現場、高齢者や子供たちに出来るものなので、是非試して見てください!!

それではいきましょう!!


呼吸ってどうやって行う?

呼吸について簡単に説明していきます!

呼吸は1日に約23000回以上行われています。

呼吸を非常にシンプルに考えると、呼吸は息を吸う運動と吐く運動に分かれます。
そしてこの息を吸う・吐くの運動に大きく関わってくるのが横隔膜です。

【横隔膜の解剖】

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起始部
・肋部:第7~12肋軟骨内面
・胸骨部:剣状突起後面
・脚部:右脚(L3)と左脚(L2)の腱性付着部を介してL1~L3椎体

停止部

・腱中心


横隔膜と呼吸はこのような関係性になります。

息を吸う(吸気):横隔膜が収縮

息を吐く(呼気):横隔膜が弛緩

この動きによって1回の呼吸が行われます。

働く筋肉に関しては以下の通りです。

通常吸気:横隔膜、外肋間筋
通常呼気:横隔膜の弛緩
強制吸気:横隔膜、外肋間筋、斜角筋、僧帽筋、肩甲挙筋、大胸筋、胸鎖乳突筋等
強制呼気:腹筋群(腹直筋・腹斜筋・腹横筋等)、内肋間筋

強制吸気や強制呼気ではさまざまな筋群が動員されて来ますが、通常の呼吸では、横隔膜と外肋間筋がメインで呼吸筋として使われます。

この2つの筋肉がどのように使われているのかを見る場合、胸郭の動きも合わせて見ていく必要があります。


超重要な胸郭の動き

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