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19-20 マンチェスター・ユナイテッド期待の若手特集〜飛躍が期待されるアカデミー選手〜

こんにちはMASAユナイテッドです。19-20シーズンがいよいよスタートしましたね!復権を目指すスールシャール監督は、若手の育成も重要な柱と位置付け、プレシーズンマッチでは若手選手にも積極的にチャンスを与えています。今回は、新シーズンでトップチームでの飛躍が期待されるアカデミー上がりの選手を6名紹介します。ではいってみましょう!

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プレシーズン帯同メンバーはこちら(マッテオ・ダルミアンとフレッジは、家庭の事情により後日合流する予定)

1.Mason Greenwood

ポジション:FW
国籍:イングランド
年齢:17歳
身長:181cm
利き足:左

18-19シーズンにはプレミアリーグに3試合、CLのPSG戦にも出場したメイソン・グリーンウッド。昨シーズンのチーム内の最優秀若手選手賞に選出された。主戦場となったU-18とU-23の試合では合わせて26試合26G8Aを記録。若干17歳ながら新シーズンのトップチームでの飛躍が期待される神童だ。

左利きだが右でもフリーキックを蹴るなど両足を使えスピードとフィジカルの強さも併せ持つFW。18-19シーズンの最終節カーディフ戦では先発出場し、ゴールこそ奪えなかったが、積極的にシュートを放ち、また自陣まで守備にも戻るなどそのフレッシュさでユナイテッドサポーターのハートを掴んだ。サイドに開いて仕掛けるプレーが得意で、スペースを見つけるセンスも抜群だ。ファン・ペルシーを彷彿とさせる。

スールシャール監督がグリーンウッドの才能を高く評価しており、リーグ開幕のチェルシー戦で先発の可能性もあるとスールシャールは語っている。またFWの選手層が薄いので、19-20シーズンにはより多くのトップチームでのチャンスが与えられるのは間違いないだろう。本人はラッシュフォードへの憧れを口にしているが、もっともっと上を目指してほしい。

2.Tahith Chong

ポジション:WG
国籍:オランダ
年齢:19歳
身長:185cm
利き足:左

2016年7月にフェイエノールトからユナイテッドにやってきたウィンガーのタヒス・チョン。18-19シーズンはトップチームで4試合に出場。CLにもPSG戦でデビューを飾っている。昨シーズンは主にU-23でプレーし23試合8G3Aを記録している。17-18シーズンにはクラブの最優秀若手選手賞を受賞。オランダの各年代の代表にも常に選出されている。

そのアフロヘアーが特徴的だが、プレー振りもなかなか存在感がある。ウィングでプレーする事が多く、スピードを活かしたドリブルが得意だが、前線からのプレスも積極的にこなしているのが印象に残る。まだまだ線が細く、フィジカル的にトップチームでのプレーは厳しいものがあるが、運動量は豊富で、後半にジョーカー的に使えば前線を活性化させられる可能性はあるだろう。あとは、連携を深めて空回り感を無くし、自分の良さを出していきたい。

モウリーニョも高く評価していたが、スールシャールもチョンにチャンスを与えている。新シーズンはリーグカップやFAカップで、ファーストチームでの出番がもらえるだろう。トップチームは信頼できるWGがいない(新加入ジェームズには期待!)ので上手くアピールできれば、出番は増えていくはずだ。

3.Angel Gomes

ポジション:AMF
国籍:イングランド
年齢:18歳
身長:168cm
利き足:右

ナニの従兄弟としても有名なアンヘル・ゴメスは、ポルトガルにルーツを持つロンドン生まれで、各年代のイングランド代表に選ばれた経験も持つ。昨シーズンはトップチームで4試合に出場。U-23のチームでは22試合8G5Aを記録している。16-17シーズンにはわずか16歳で、クラブの年間最優秀若手選手賞を受賞しており、14歳のときには飛び級でU-18の試合に出るなど昔から将来を嘱望される存在だ。

右利きでトップ下を得意ポジションとしており、いわゆる「10番」タイプのプレーヤーだ。小柄で、重心の低いドリブルをし、とても柔らかくボールを扱う。パス出しのセンスを感じるが如何せんフィジカルがまだまだ出来ておらず、トップチームでその才能を見せつけるには至っていない。少し右足に頼りすぎな感じがあり、もう少し左足も使えるようになればプレーの幅も広がるのではないだろうか。視野も広く、抜群のテクニックを持っており、イングランド人としては貴重なタイプなので、今後の成長がとても楽しみだ。

新シーズンもトップチームで何度かチャンスが貰えるだろう。フィジカルのハンデをどれだけテクニックでカバーできるか。トップチームでの飛躍の鍵となるのはそこではないだろうか?ユナイテッドサポーターからの期待は大きいが、それに潰されず一歩一歩着実に成長してほしい。

4.James Garner

ポジション:DMF
国籍:イングランド
年齢:18歳
身長:182cm
利き足:右

8歳からユナイテッドの下部組織で育ち、2017年にユナイテッドのU-18チームに昇格したジェームズ・ガーナー。1年目となった2017/18シーズンにU-18のカテゴリーで、20試合4得点4アシストを記録。U-17イングランド代表ではキャプテンマークを巻いている。また、2018年9月にはU-18イングランド代表にも選出された。18-19シーズンはユースチームで24試合2G1A。プレミアには2月のパレス戦に1分だけだが出場し、トップチームデビューを飾っている。

守備的なMFでの出場が多いガーナーの特徴は何といっても縦パスだ。スールシャール監督がキャリックに例えた通り、精度の高いパスを駆使してのゲームメイクがガーナーの最も得意とするスタイルだ。守備に関してはフィジカルで潰すプレーは少なく、インターセプトやスライディングでの守備が多い印象を受ける。

ユナイテッドサポーターの一部では獲得が噂されるニューキャッスルのロングスタッフを獲るなら、ガーナーを使えば良いという意見もある。確かにそのパスセンスはトップチームでも通用するように見えるほど高い。ただ守備面でまだまだ信頼が置けず、まずはプレシーズンでしっかりアピールし、カップ戦での出場機会を増やしていくことが目標となるだろう。

5.Timothy Fosu-Mensah

ポジション:SB CB
国籍:オランダ
年齢:21歳
身長:190cm
利き足:右

14-15シーズンにオランダの名門アヤックスからユナイテッドのアカデミーに加入したティモシー・フォス=メンサー。ユース時代から期待の若手だったが、17-18シーズンにはクリスタル・パレスに、18-19シーズンにはフラムにレンタルされプレミアリーグでの経験を積んだ。昨シーズンはフラムでリーグ戦12試合に出場。ディフェンダーながら、18-19シーズンリーグ戦での最速選手(最速の時速35.32km)になるなど存在感を見せた。34節のエバートン戦で膝を負傷。手術を行ったためプレシーズンには参加できていないが、順調にリハビリを行っているようだ。

ポジションはSB、CB、DMFと守備的ポジションならどこでもこなせる。アヤックス出身らしく戦術理解度が高く、ユーティリティ性に優れる。前述したようにスピードと、アグレッシブな守備が売り。ファン・ハールやモウリーニョといった歴代監督からも評価が高く、トップチームでの本格的な覚醒が待たれる選手だ。オランダU-17代表ではキャプテンを務めるなど、リーダーシップにも定評がある。そのスピードを活かすためにはSBが一番良いが、それにはクロス精度を上げていく必要があるだろう。

手術をした怪我の回復具合が気になるが、戻ってくれば貴重な守備のバックアッパーとして戦力になり得る。しかし、右SBとしてはワン=ビサカを獲得した為、フォス=メンサーの序列はワン=ビサカ、ヤング、ダロトに次ぐ4番目になってしまう可能性がある。あと気になるのは契約が2020年6月で切れる事。プレシーズンでアピールできない事もあり、スールシャールの構想次第では移籍の可能性もゼロとは言えない。ワールドクラスになるポテンシャルを秘めている逸材をユナイテッドがどう扱うのか注目したい。

6.Axel Tuanzebe

ポジション:CB SB
国籍:イングランド
年齢:21歳
身長:184cm
利き足:右

8歳からユナイテッドの下部組織に在籍しているアクセル・トゥアンゼベは2017年FAカップ4回戦のウィガン・アスレティック戦でトップチームデビューを飾り、17-18シーズン後半からアストン・ビラ(チャンピオンシップ)へローン移籍した。18-19シーズンもビラに再レンタル。長期間離脱もあったが、公式戦30試合に出場し、同クラブのプレミアリーグ昇格に貢献した。プレシーズン直前の今年7月5日には2022年までの新契約にサインし、ユナイテッドでの飛躍を誓う。

ポジションはCBを基本にSB、DMFでもプレーが可能。ユース時代から評価が高かったが、フィジカル的な強さに加え、スピード、スタミナ、そして試合を読む力もある総合力の高いディフェンダーだ。将来的にはリオ・ファーディナンドのようなワールドクラスのディフェンダーになれる可能性を秘めている。

スールシャール監督は、プレシーズンのリーズ戦の前日会見でトゥアンゼベは新シーズン、ユナイテッドに残る可能性が高いと言っているが、マグワイアの加入の報道が熱を帯びてきている。なかなか売却が進んでいない現状で、新CBまで加わればトゥアンゼベの出場機会はかなり少なくなるだろう。そのポテンシャルを開花するためにも、今はプレー時間を増やす事が大事だと思う。プレミアのチームに再度ローン移籍するという選択肢もあるかもしれない。

👿まとめ

今回紹介した中で、最も期待値の高いのはグリーンウッドだ。プレシーズン2戦目のリーズ・ユナイテッド戦ではゴールを決め、アピールに成功。サポーターもこの17歳の若者に大きなワクワク感を抱いている。フォス=メンサーとトゥアンゼベは立場的に難しいが、これまでもピケや、マイケル・キーンなどの才能を活かせないまま移籍させてしまった過去から学んで、しっかりと経験を積ませて才能を開花させて欲しい。ユナイテッドのアカデミーはかつては”バスビー・ベイブス”や、ギグス、スコールズ、ベッカム、ネビルなどの”クラス・オブ・92'"、現スカッドではポグバ、ラッシュフォード、リンガード、マクトミネイ、ペレイラなど多くの才能を輩出してきた。今回紹介した6名も彼らに続くと確信している!

最後まで読んで頂きありがとうございました!


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