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マンチェスター・ユナイテッド2019夏移籍情報~追加編~

こんにちはMASAユナイテッドです。今回はマンチェスター・ユナイテッド2019夏の移籍情報~追加編~として、ユナイテッドの獲得候補に上がっている選手をさらに4名紹介していこうと思います。恐らくこんなに候補者が多いのはユナイテッドだけです(笑)。ではいってみましょう!

その他の夏の移籍情報はこちら

1.Youri Tielemans (MF)

現所属:モナコ
国籍:ベルギー
年齢:22歳
身長:176cm
体重:72kg
市場価値:38M€

【ユナイテッドとの接点】
18-19シーズン1月、所属先のモナコからレスター・シティへレンタル移籍でプレミアにやってきたユーリ・ティーレマンス。わずか4か月の間だったが、13試合3G5Aの好成績を記録し評価を高めた。わずか5歳からアンデルレヒトの下部組織に所属しているティーレマンスは若干16歳の時にCLにベルギー史上最年少で出場し、当時からベルギー次世代のスター候補としてビッグクラブの関心を得る存在だった。2017年5月に2300万ユーロでモナコに移籍。この時ユナイテッドも獲得を試みるが、本人がビッグクラブへ行く前に中堅クラブで経験を積むことを選んだため移籍は実現しなかった。プレミアへの適応に合格したティーレマンスに、ユナイテッドは4月頃から興味を示しており、モナコと2022年6月まで契約を残すティーレマンス本人が、モナコ退団を明言している。6月はじめには、今後数週間以内に来シーズンどこでプレーするか決めると語っており、水面下で争奪戦が繰り広げられていると思われる。移籍金は約4000万ポンドと見れらえ、競合はスパーズ、シティ、アーセナル、レスターなどの名前が挙がっている。なおスパーズは冬の移籍市場でも獲得を試みている。

【プレースタイル】
*FIFA19よりデータ参照 OVR79(ゴールド)

ポジションはCMF。中盤の低い位置(ボランチ)でも高い位置(トップ下)でもプレー可能。一言で言ううと万能型のMFで、ドリブル、パス、シュートどれも高いレベルでこなすことができる。左右両足でプレーでき、パンチの効いたロングシュートも持ち味だ。レンタルで加入したレスターでは、ボールを失わない巧みなボールコントロールと長短の精度の高いパスで、マディソンと共にダブル司令塔的な役割もこなした。両足が使えることからスナイデル2世や、万能性でランパードにも例えられるが、個人的にはセスクっぽいなと思う。

【ユナイテッド移籍の可能性★★】
アンデルレヒト時代から継続的にチェックしているので、プレミアでの初挑戦で自信を深め、ステップアップの移籍を志願しているこのタイミングはバッチリだ。しかし、報道を見る限りユナイテッドは、ティーレマンスよりブルーノ・フェルナンデスの獲得を優先しており、このオペレーションが失敗した時にティーレマンスに向かうと思われる。また、ポグバの退団が起こった時は、フェルナンデスを獲得していてもティーレマンスに移籍の芽が出てくるかもしれない。レスター移籍もあり得るがステップアップとは言えない。またスパーズはエンドンベレ獲得が濃厚である。シティはシルバの後釜として、アーセナルはラムジーの後釜として獲得を目指す可能性がある。

2.Sean Longstaff  (MF)

現所属:ニューキャッスル・ユナイテッド
国籍:イングランド
年齢:21歳
身長:180cm
体重:65kg
市場価値:7.0M€

【ユナイテッドとの接点】
ニューキャッスルの下部組織出身のシーン・ロングスタッフは16-17シーズンにチャンピオンシップでトップチームに昇格を果たし、その後、キルマーノック、ブラックプールにローン移籍し経験を積んだ。18-19シーズンにはニューキャッスルで正式にトップチーム登録され、公式戦26試合に出場し3G6Aを記録している。24節のシティ戦の勝利に貢献し、注目される存在になった。特にベニテス監督(契約満了で退任)からの評価が高く、18年12月には2022年6月までの新契約を結んでいる。ロングスタッフに関しては、比較的早い時期(4月ぐらい?)からユナイテッドが興味を示していると報道されていた。特にスールシャール監督が彼の将来性を高く評価しているようで、報道を信じるならかなり突っ込んだ移籍に関する交渉が行われていると思われ、2500万ポンドのオファーを用意しているようだ。競合は無いようだが、将来有望な生え抜きをそう簡単に手放す気がないニューキャッスルの抵抗が予想される。少し気になるのは3月2日のリーグ戦で膝の靭帯を負傷した事。回復状況が気がかりだ。

【プレースタイル】
*FIFA19よりデータ参照 OVR63(ブロンズ)

ポジションはCM、DMF。FIFA19の能力値は全く判断材料にならないが(笑)、低い位置から左右両足で精度の高いパスが出せることから「NEWキャリック」と評される。また、守備面も優秀で、今季ロングスタッフが記録したリーグ戦1試合あたりの平均走行距離は12.12km。ユナイテッドの中盤でこの数値を上回る選手は誰もいない。加えて、タックル成功率も76.47%と高水準だ。ルーキーながら非常に落ち着きがあり、冷静に局面が見れている印象を受ける。そういったところもキャリックを彷彿させる。ロングシュートも良いものを持っている。

【ユナイテッド移籍の可能性★★★☆】
「イングランド」「若手」の獲得に拘るスールシャールがかなりご執心のようで、獲得に動く事が濃厚だ。障害となるのはニューキャッスルの抵抗だが、新監督が誰になり、ロングスタッフをプランに含めるかが不透明なので交渉が進まない可能性もある。いずれにせよ、即戦力ではなく、長期プランで育成するための人選なのでフェルナンデスのオペレーションには影響ないはずだ(願望)。将来的にはマティッチのポジションで大成してくれれば良いと思う。彼の獲得に批判的な意見もあるようだが、監督の要望通りにウッドワードが動いているのは少し安心する(笑)。自分で要望した選手で戦ってどこまでやれるか、スールシャールの手腕が問われる移籍とも言える。

3.Issa Diop  (DF)

現所属:ウェストハム・ユナイテッド
国籍:フランス
年齢:22歳
身長:194cm
体重:92kg
市場価値:35M€

【ユナイテッドとの接点】
2006年からトゥールーズのユースチームに所属し、2015年にはトップチームに昇格したフランス人CBのイッサ・ディオップ。その年の11月28日のニース戦でプロデビューした。フランス代表の各世代を経験し、2016年にはUEFA U-19欧州選手権に出場し優勝に貢献した。17-18シーズンには21歳ながらキャプテンも務め、18年3月にはバルサとコンタクトを取っていると報じられた。2018年7月にクラブ史上最高額の2200万ポンド(その後フェリペ・アンデルソンの3600万ポンドに抜かれる)でウェストハムへ移籍。18-19シーズンは公式戦38試合2Gを記録。プレミアリーグにあっさり順応してみせた。ディオップに対してユナイテッドは、モウリーニョが高く評価していたが、6月に入りユナイテッドが欲しがっていると報道されている。ウェストハムは同選手に6000万ポンド以上要求しているようだが、ユナイテッド側は4500万+選手を提示すると報じられている。ユナイテッド側は是が非でも欲しいようだが、ウェストハム側は非売品と位置付けているようだ。

【プレースタイル】
*FIFA19よりデータ参照 OVR81(週間最優秀ゴールド)

ポジションはCB。194cmの高さとパワーが売りのプレーヤーだ。長いリーチを活かしたタックル、鋭い読みからのインターセプトが得意で、相手FWに前を向かせないディフェンスもとても上手い。また足元の技術にも定評があり、正確なパスでビルドアップの起点にもなれる。メンタリティは冷静さと激しさ両方を合わせ持ち、トゥールーズ時代にはキャプテンも務めている。

【ユナイテッド移籍の可能性★☆】
まだ移籍1年目で今夏の移籍は現実的ではないが、執拗にユナイテッドは追いかけている。クリバリやマグワイアなどのトップターゲットの獲得が難しくなっているユナイテッドはディオップやシュツットガルトの19歳CBオザン・カバク(シャルケ移籍が濃厚)などの名前をリストアップしているようだ。また、スールシャールはCBの補強をそれ程焦っていないとも報じられており、リンデロフを軸にスモーリング、ジョーンズのイングランド人とバイリーの復活、トゥアンゼベの飛躍に期待している可能性がある。個人的にはディオップは逸材だと思うが、やはり移籍の可能性は低い。もっと現実的なターゲットを当たるべきか。

4.Wissam Ben Yedder  (FW)

現所属:セビージャ
国籍:フランス
年齢:28歳
身長:170cm
体重:68kg
市場価値:40M€

【ユナイテッドとの接点】
フランス、サルセル出身のチュニジア系のFWウィサム・ベン・イェデルは2009年UJAマッカビ・パリ・メトロポール(仏)でプロキャリアをスタートさせ、2010年にトゥールーズFCに移籍した。15-16シーズンにはリーグ戦35試合で17Gを上げ、翌シーズンセビージャに移籍したが、トゥールーズ時代は12-13シーズンから毎シーズン15G前後上げており(リーグ戦)、その安定感には定評がある。18-19シーズンはリーグ戦でキャリアハイとなる18Gを上げたが、公式戦全てでは54試合30G11Aを記録している。ユナイテッドはルカクの去就が怪しくなっており、その代役として5月頃からベン・イェデルの名前が挙がっていた。6月に入り本人がセビージャからの今夏の退団を示唆。セビージャも売却に反対はしていない。スールシャール監督が評価しているようで、契約解除金である4000万ユーロを満額支払う用意があると報道されている。ちなみに覚えている方もいると思うが、17-18のCLラウンド16・2ndレグのユナイテッド戦では、途中出場で、6分間で2得点を叩きこまれユナイテッドを敗退に追い込んでいる。競合はPSG。PSGはカバーニが移籍した際の後釜としてリストアップしているようだ。

【プレースタイル】
*FIFA19よりデータ参照 OVR93(シーズン最優秀チーム85以上)

ポジションはCFだがWGでの出場もある。1トップでも2トップでもできるが前線にどっしり構えるというよりは機動力を活かして低い位置からドリブルで持ちあがることもできる。DFラインの裏へ抜ける動きも得意でゴール前でワンタッチでシュートすることも多い。左右両足でキックでき、小柄ながらヘディングも上手いのも特徴。またアシストも得意でラストパスやクロスも精度が高い。正に万能型のストライカーだ。例えるならアグエロか。

【ユナイテッド移籍の可能性★★★】
6/28現在ルカクの移籍(インテル)が濃厚の状況だ。スールシャール監督は恐らくルカクを信頼しておらず、このままユナイテッドに残るよりは移籍した方がルカクにとっても良いかもしれない。そこで貧弱になる前線にベン・イェデルを検討しているが、スールシャールが確かに好きそうなタイプだと思う。前線の選手に機動力を求める傾向があり、また左右両足でプレーできる選手のリストアップが非常に多い(新加入のジェームスも両足できる)。得点力のあるWGの獲得が困難になっているユナイテッドにとって、ベン・イェデルはWGではないが、2トップをサイドに張らせるスールシャールの戦術にマッチする。1つ気になるのは今年で29歳になる年齢か。

👿まとめ

予想通り移籍市場で苦しい戦いを強いられているユナイテッド。なかなか本命選手に来てもらえそうにない。今回紹介した4名も交渉するにしても一筋縄ではいかないだろう。そんな中獲得が決まったジェームスとワン=ビサカは20台前半で、若手獲得路線なところは評価できる。実際、新シーズンいきなり優勝争いができるとも思えないので、長期的視点でチームを作っていく必要があるだろう。そういった意味では今回紹介したロングスタッフやディオップは良い選択肢だと思う。いずれにせよ7月1日プレシーズンのトレーニングが始まる。ワン=ビサカ獲得に時間を使いすぎたが、他チームも獲得が進んでいない状況で2名獲得を決められたのはまずまず評価できる。

最後まで読んで頂きありがとうございました!!

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