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大阪豊能のいう里山の可能性

移働Vol.7 大阪豊能+α編 2018.10.25-2018.10.29

1~2か月に一度くらい、ときどき全国を移働して、地方のコミュニティとコミュニティをリアルにつなぐ活動を進める「全国ときどき移働協会」

今回の移働は大阪府。

◆大阪府豊能町
今回の移動先は大阪府豊能町。
こんなサトヤマが大阪にあったのか、とびっくりするくらいThe里山な、大阪府の北に位置する人口約2万人の町。そして、今回の滞在先「サトヤマベース~ハナビ~ 」は、大阪最北端の駅「妙見口」が最寄りの、さらに北にある古民家シェアハウスだ。
この妙見口駅だが、なんと大阪梅田から電車で50分程度。ということで、自然豊かな豊能に住みながら梅田に通勤することも可能だ。

※梅田から電車で約50分にこんなにも豊かな里山が。

◆鶴田勇気という男
さて、このサトヤマベース~ハナビ~を運営するのが 鶴田勇気 さんで、今年の1月、移働の一環で神戸のこちらのイベントで知り合った。

※神戸市移住体験事業 Live Love KOBE

その半年後、僕の地元佐久で主催した「さくっとコワケーション~新しい働き方とライフスタイルに出会う旅」に鶴田さんが参加してくれて、しかも、2週間も佐久に滞在してくれた。

その時に、実はこのシェアハウスの構想を考えていて、豊能町の「トヨノドリーム」でに応募しプレゼンをするとのことだった。

これが、今年の6月中旬の話。その時はまだ物件すら見つかっていない状態だったのに・・・僕が滞在した10月には、1件目の古民家は満室となり、新たなシェアハウスを同古民家から徒歩1分程度のところに構えていて、しかも3件目が欲しいとめぼしい物件をそーっと案内してくれた。開業してからまだ半年もたっていないなか、物件を探し、リノベし、仲間を集め・・・鶴田さんの行動力には脱帽だ。

でも、鶴田さんも言っているが、動けば変わる。そう、その通りだと僕も感じるし、全国にこういった人との繋がりを持てることが、何よりうれしい。

◆サトヤマベース~ハナビ~の大切にすること
鶴田さんの「ハナビ」は単なるシェアハウスではない。
その根底にあるのは「里山×定額シェア生活×小商い」。
里山の資源を活かした「定額シェア生活」により生活コストを落とし、その分浮いた資金で、自分の好きなことや個性を仕事にかえる挑戦を支援することを念頭に置いている。(※変化の激しい鶴田さんだから、新たな意味づけが増えているかもしれない)

人口減少・少子高齢化問題、空き家や耕作放棄地の問題、そして(言葉だけが独り歩きしている感じは否めないが)働き方改革など、課題は山積みの日本だが、ローカルの解決の糸口として鶴田さんの挑戦がある。

僕も、来春からはコミュニティ農園をやったり、すぐにリリースするが、自分の好きなことで稼ぐための実践会をiitoco!!に実装する。このベースにある考えは「半農半X」なのだが、鶴田さんの挑戦と方向性がかぶる部分もあり、今後の共創が楽しみだ。

◆一人の男の影響力
さて、実際のハナビの様子はというと、
料理が得意ですみ始めて1週間程度なのにすでに住人を支えている元先生がいたり、地域おこしに尽力している観光課(だったかな?)の方がいたり、そのほかいろんな属性の方が住んでいて、それ以外にも、僕が到着した初日の昼食は、隣町の能勢町で農業を営んでいる方が、地元のジビエや野菜をふんだんに使った手作りカレーをハナビに持ち込んでくれて、いろんな方々がごっちゃになってランチを愉しんだ。

そして、その夜は、上述トヨノドリーム関係イベントの打ち合わせで、町の人たち20名程度がハナビに集まっていた。

まさに、地域の交流の場であり、もう豊能にはなくてはならないコミュニティになっていて、今後もハナビ発の面白い何かが生まれていく場所になるに違いない。

※地元のジビエがゴロゴロ入ったスパイスから調合したカレー

※人が入れ替わりたちかわり、行き来していて、地元内外の面白い人たちがクロスするハナビのコミュニティスペース。開業して半年足らずで多くの交流を生んでいる。詳しくは、FBページを参照されたい。


◆自分の企画を持ち込んでみた
鶴田さんとは上述の通り知り合った仲だったので、気を利かせてくれて、今回僕のコンテンツを二つ持ち込ませていただいた。

一つ目は、「あなたの事業をa4一枚に見える化できる!初めてのビジネスモデルキャンバス実践会」大阪周辺から5名が集まってくれた。
意外とシンクロが多くて、ハナビを拠点に、集まったみんなのチカラをつかったビジネスの卵がリアルに生まれそうだった。こういったコミュニティには、ビジネスモデルキャンバスはきっかけとして面白いコンテンツだと思う。

※共通の9つの視点を意識することで全体像が分かり、コミュニケーションがとりやすくなるビジネスモデルキャンバス。視点を共有できるからこそ建設的なディスカッションになる。

そして、二つ目は、「豊能勝手シャルソン」だ。
シャルソンについては、こちらを参照されたい。

たまたま前日梅田で、神戸シャルソンを通じて知り合った教師+GPSランナーの志水さんのイベント「東北復興支援『笑顔カレンダー2019』リリース記念パーティ 」にシャルソン仲間が結構集まっていて、その流れもあって、豊能に何人か来てくれた。
シャルソンは街の再発見や交流には向いているので、今後も同様に勝手に持ち込みたいと思っている。

※博多と岐阜から、参加してくれた吉田さんと加藤さん。

※少し歩いてロープウェイに乗ればこんな絶景も。

ちなみに、鶴田さんは古民家再生という視点でシャルソンに参加。そしてなんと、スペースを広げるため敷地内の小屋を壊していた・・・

今では、鶏小屋と100人規模でイベントできるスペースが出来上がっているはずだ。やることが、すごいよ、鶴田さん。

※志水さんのイベントも大盛り上がり。なぜか関西方面に沢山ご縁がある。

◆ガバメント型クラウドファンディング
滞在していた時はまだオフレコだったが、大々的に鶴田さんが宣伝し始めているので、最後はこちらの情報共有で、この記事は締めたいと思う。

元記事はこちら。https://www.facebook.com/tsurutantantan/posts/1122966527856475?__tn__=-R

ふるさと納税の仕組みを活用したクラウドファンディングで、自治体が認めた民間の事業にふるさと納税のお金を活用できる制度だ。

これに、見事選ばれ今回500万円の古民家改修資金の調達に挑戦される。
現在リターンなどの設定をしていて、もうすぐリリースになるようなので、
ぜひ、皆さん、ふるさと納税の枠は使い切らずにお待ちいただき、鶴田さんの事業の応援のほど、よろしくお願いしたい次第だ。

これ、佐久でもぜひやるべきだ・・・。
より多くの人の共感を得たプロジェクトにお金が集まるし、オープンになる。

◆大阪豊能という里山という可能性
この記事で紹介したことはほんの一握り。
記事を書いているのは11月25日だから、滞在して約1か月が経過したが、その期間中も住人が増えたり、面白いイベントやったりとコミュニティの輪がどんどん広がっている。やはりリアルにやっている人たちの活動は熱量がこちらにも伝わり、良い連鎖反応が起きる。大阪豊能という里山の可能性は無限大で、これからローカルで豊かに生きていくためのモデルになっていくだろう。勝ち負けではないが、僕らも一緒に共創していこうと思う。

最後に、改めてリンクを貼っておくのでハナビのFBページをチェックしてみると、その行動の速さに驚くだろう。また、自らフリー素材といっていたので、鶴田さんのフェイスブックも貼っておこうと思う(笑)合わせてチェックしてみると、活動が更に良くわかることだろう。

・サトヤマベース~ハナビ~
https://www.facebook.com/satoyama.base.hanabi/
・鶴田さん
https://www.facebook.com/tsurutantantan

※佐久への帰り際、ハナビでの1枚。毎回帰るときは、ちょっと寂しい。豊能町に行ってみたい、という方は連絡ください。繋ぎます。



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