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【リクルート人事に聞いた】サッカー部は内定を貰いやすい5の理由

今回は就活中、リクルートの人事の方と面接していたときに盛り上がった「サッカー部出身は内定をもらいやすい5の理由」を紹介したいと思います。

先日、リクルートの人事の方との個人面接で、こんな会話がありました。

僕:「学生生活では、サッカーを頑張りました。県大会優勝もしました!!!」

リクルートの人事の方:「サッカーやってたんだね!少し話逸れるけど、うちもサッカーを真剣にやってた人多いし、みんなとても優秀だよ!!」

僕:そうなんですか!なんでサッカーを真剣にやってたら仕事でも活躍できるんですかね?やっぱりチームスポーツだから会社の中でも活躍しやすいんですかね?

リクルートの人事の方:うーんそうだね。もちろんそれもあると思う。他にも、まず一つ思いつくのは、「サッカーが他のスポーツと比べてルールが少なく自由度の高いスポーツだから」じゃないかな。理由は…..(以下省略。下でたっぷり解説します。)

こんな質問や会話をきっかけに、リクルートの人事の方から聞いたことに加えて、自分でも

・なぜサッカーを真剣にやっていた人は新卒で内定を貰いやすく、仕事でも活躍できるのか
・なぜ他のスポーツではなくサッカーをやっていた人が内定を貰いやすく、仕事でも活躍できるのか

について考えてみました。

サッカー部出身が新卒で採用され内定を貰いやすく、仕事でも活躍できる5の理由

先に結論をいうと、「サッカー部出身が新卒で採用され内定を貰いやすく、仕事でも活躍できる5の理由」は

・サッカーはルールが少なく自由度が高いスポーツだから。
・サッカーは失敗の分析が難しいスポーツだから。
・サッカーは番狂わせが多いスポーツだから。
・サッカーはチームでも個人でも仮説と検証を繰り返すスポーツだから。
・サッカーは11人でやるチームスポーツだから。

以下、解説していきます。

サッカーはルールが少なく自由度が高いスポーツ

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リクルートの人事の方が「サッカーの自由度の高さ」と「仕事での活躍度」&「内定の貰いやすさ」に関しておっしゃっていたことは次の2つです。

サッカーはルールが少なく自由度が高いスポーツ
👇
自由度が高いので、同じような状況下でのプレーが少ない(常に違う状況でプレーする)
👇
これまで経験したことのない状況ばかりに遭遇する
👇
状況に応じて柔軟に考える事ができる
サッカーはルールが少なく自由度が高いスポーツ
👇
自由度が高い=無数の得点パターンがある&その場で無限の選択肢から自分の選択を作り出す必要がある
👇
得点をとるのに創造性が必要とされる
👇
クリエイティブな人材になる素質を持っている

さすがリクルートの社員の方で、目の付け所が鋭いです。

「サッカーの自由度の高さ」と「仕事での活躍度」&「内定の貰いやすさ」についての関係性は納得できました。

ちなみに、ここで僕が思ったのは

そもそも「サッカーはルールが少なく自由度が高いスポーツ」なのか?

ということです。

そこで、野球と比較してみましょう。

野球の場合…
・定められた大きさのバットでピッチャーが投げたボールを打つ。
・打ったら一塁、二塁…の順でなるべく早く走り、ホームベースに帰ってきたら1点。
・3ストライクで1アウト。4ボールで1塁に進む。2アウトで交代。
・最近は「ビッグ・データ・ベースボール」と言われるようにデータを使い、規律を定めて勝つ確率を高める。

一方...

サッカーの場合…
・キーパー以外は手以外ならどこでも使える。
・蹴った後は特に決められた場所に走る必要はない。ボールがゴールに入れば人はどこにいても良い。
・攻守は常に変わり続け、攻守交代は一瞬で入れ替わってしまう。

手以外を使ってボールをゴールに入れたら1点のサッカーとは違い

「ある程度定められたルールの中で少しずつ改善を続けて、チームで戦い勝利を目指す」

のが野球であり、確かにサッカーは他のスポーツと比べても自由度の高いスポーツだと言えるかもしれません。

サッカーは失敗の分析が難しいスポーツ

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サッカーは他のスポーツと比べても失敗の要因が複雑であることが多く、失敗を分析するのが難しいスポーツだと思います。

というのは、よほど明らかなミス(キーパーのありえないミスなど)以外は

(1)必ず複数の選手がそのミスに絡んでいる。
(2)プレーが連続的なスポーツなので、失敗(ミス)の原因が複雑に絡み合っている。

という2つの理由から失敗(ミス)の分析が複雑でとても難しいからです。

上の2つの理由を少し解説すると、
(1)例えばあるパスを相手に取られてしまうというパスミスを犯したときに責任がある選手は
  ・パスを出した選手の選択とパスが悪い
  ・パスを受けた選手の動きや貰い方が悪い
  ・他にパスのコースを作らなかった他の選手が悪い
  ・そのパスミスの前のパスを出した選手が悪い(前のパスが悪いパスだった、他にもっと良い選択肢があったのにパスを出してしまった)
などなど、数えきれないほど多いです。もしかしたら11人の責任であり、さらに監督にもコーチにも責任があるかもしれません。
(2)サッカーは「攻守が頻繁に入れ替わる」&「ボールがコートの外に出ない限りプレーが止まらない」ので、他のスポーツに比べてプレーがとても連続的です。
ということは、一つのプレーの前にも多くのプレーがあったということなので、その全てが失敗(ミス)の要因になる可能性があるということです。

では、「失敗の分析が難しいこと」と「仕事での活躍」との関係性はどうなのでしょうか?

複雑な失敗を分析する習慣があるということは、会社においてもあるサービスや商品のどこが失敗だったのかを分析することに慣れており得意である確率が高いということです。

なので、「失敗の分析が難しいサッカーをしていた人は仕事で活躍する可能性が高い」のです。

サッカーは番狂わせが多いスポーツ

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サッカーは番狂わせ(ジャイアントキリング)が起こりやすいスポーツとして知られています。

客観的なデータはありませんが、他のスポーツと比べて番狂わせは起きにくいスポーツであると皆さんも感じると思います。

👇こちらの記事2つが一応参考にはなると思います。

番狂わせ(ジャイアントキリング)が起きやすいということは…

・格下の相手と試合するときでも舐めていたら負けてしまう可能性がある。
👇
手を抜かず貪欲にしっかりと勝ちにいく。

・格上の試合と試合するときでもしっかり対策すればチャンスがある。
👇
事前に準備して果敢にチャレンジする。

このようなマインド(心がけ)を身をもって実践したことがあると思います。

では、これを仕事やビジネスに置き換えて考えてみましょう。

すると下のように言えると思います。

・どれだけ成功確率が高い仕事やビジネスでも、手を抜かずに取り組む。

・一見するととても難しい困難があったとしても、成功できる方法を模索してチャレンジすることができる。

特に、下のチャレンジ精神は変化が激しいこの時代に会社が学生に求めるマインドだと言えるのではないでしょうか。

サッカーはチームでも個人でも仮説と検証を繰り返すスポーツ

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スポーツというものは、上手くなるために個人的には

・「自分は〇〇がダメだな」
・「今日の自分は〇〇が原因で調子悪かったな」
👇
「次は〇〇を意識して改善しよう」

というように、(1)何が悪かったかの仮説を立てる(2)それを改善していくという過程の中で上手くなります。

ビジネス用語でいうと「PDCAを回す」ということです。

P … Plan(計画する、仮説を立てる)
D… Do(実行する)
C… Check(確認する)
A… Action(改善する)

そして、さらにサッカーのようなチームスポーツでは、これを「個人」で行うだけではなく「チーム」でも行うことが求められます。

例えば下のような感じです。

この前の試合ではチームの〇〇が悪かった
👇
△△という方法で改善しよう

これは、そっくりそのまま会社という組織の中で「個人」としても「チーム」としても成長していくために必要な能力と同じだということが分かりますね。

サッカーは11人でやるマネジメントを学べるチームスポーツ

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リクルートの人事の方はこんなこともおっしゃっていました。

「サッカーは11人制という選手の多いチームスポーツだから、大きなチームである会社や組織と相性が良いんだと思う。」

サッカーは他のスポーツと比べても比較的大人数で行うスポーツですよね。ということは、部活動の部員数も必然的に多くなります。

パッと思いつくサッカーよりも選手の人数が多いスポーツはアメフト、ラグビーくらいでしょうか。

ということは、大人数でのプレーや行動に慣れているということです。

会社は、一般的には人数が増えれば増えるほど

・意思決定が難しくなったり
・マネジメントが難しくなったり
・色んな人がいるので苦手な人とも付き合わないといけなかったり

しますよね。

と考えると、そういった多くの人が関わる会社という組織において、これまで大人数の組織の中で過ごしてきたサッカー部の人は、上の3つような困難や課題を乗り越え、活躍しやすいのだと思います。

まとめ


最後に、今回の【就活でリクルート人事に聞いた】サッカー部出身を新卒で内定を貰いやすい5の理由をもう一度確認すると

・サッカーはルールが少なく自由度が高いスポーツだから。
・サッカーは失敗の分析が難しいスポーツだから。
・サッカーは番狂わせが多いスポーツだから。
・サッカーはチームでも個人でも仮説と検証を繰り返すスポーツだから。
・サッカーは11人でやるチームスポーツだから。

でした。

ただ、最後に付け加えておきたいのは僕が言いたいのは決して「サッカー部出身が他の人よりも能力が高い」ということではありません。

今回伝えたいのは、

サッカー部で頑張っていた方向け
今回解説した5つの能力が備わっているかもしれないので、今回の解説を参考にして自分には「この能力がありそうだな」「この能力は仕事で活かせそうだな」ということを考えてみてほしいです。
他の部活やサークルなどで頑張っていた方向け
今回解説した内容は当てはまらないかもしれませんが、今回の解説のように自分が打ち込んでいたスポーツなどで得た経験や能力を、仕事に活かすことが出来ないか是非考えてみて欲しいです。

ということです。

最後までお読み頂きありがとうございました!僕の経験が何かのお役に立てれば幸いです。

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