見出し画像

アルバム完成!!

ついに...アルバム曲が...出揃いました!!

先ほど各種サブスクにて解禁したので、よかったらみなさん聴いていってください!

本当に長かった...、お疲れ様自分。よくやった。

ということで今回はアルバムに関する情報と曲について解説していきたいと思います!


アルバムタイトル

まず今回リリースするアルバムのタイトルは...

"あいまいな歌声"

に決まった。

これはオレが人生で初めて作った曲、Beyond the Journeyの歌詞の一部を引用した。

友達が作った曲(蒼のままで)の歌詞のオマージュと、どこかぼんやりとした感じの自分の世界観を表現するというダブルミーニングでつけてみた。

ジャケット

ちなみにジャケットはこちら。

こちらはオレの音楽仲間であり、イラストレーターでもある、へいぼんさんという方が書いてくれた。

...すごく良くないですか、これ?笑
北海道で旅している時に撮った風景をイラスト化するように頼んだところ、すごくキレイに仕上げてくれた。

ただただ感謝しかない...、改めてありがとうございます!へいぼんさんのTwitter(X)は以下のリンクなのでよかったらフォローして欲しい。

曲構成

今回の曲構成は、オリジナル5曲という形になっている。いわばミニアルバム形式だ。

というわけでここからはリリースするアルバム1曲ずつを解説していきたいと思う。

1.イナンクル


オレが大好きでよく訪れる北海道の広大な大地を舞台にした。そう、完全な冬うたである。

ちなみにイナンクルはアイヌ語で"幸あれ" という意味である。

この曲は人生で3番目に作った曲で、たしか去年の冬あたりに描き始めた。少しずつだがオリジナル曲に対する抵抗が薄れてきた時期である。

ゆえに、歌詞を書くスピードがこの時期で一気に早くなったように思える。ぎこちなく不自然な表現が減ってきた。

またキーボードソロ後の歌詞、

"静かな街 汐風だけが賑やかになびく
穏やかに消えてゆく波たち 太陽が静かに落ちていった"

ここの部分は、今年の夏に訪れた長万部駅付近を題材にしている。

ここからわずか数kmで海岸。

長万部というと、特急も止まるしそこそこ規模の大きい場所と思いきや、いざ降りてみたらシャッターだらけの閑散としている街だった。

また海に近いこともあって、非常に風が強かった。海岸もどちらかというと荒波が打ち寄せる険しい雰囲気であり、太陽の居座る場所もない。

そんな印象に残る情景を付け加えてみたのであった。

実はオレの曲では珍しいキーボードソロの曲でもある。フレーズはスピッツの遥かをオマージュした。

普段ギターやロックバンドのイメージあるオレであるが、1曲目にあえてオルガンやシンセなどを入れるという、いい意味での裏切り方もしてみたかったのであった笑

2.Explode


もともとDTMコミュニティのM3(2023春)出展用に作った曲で、ライブハウスというお題に沿って作曲することになった。

人生で初めてCDを手売りした作品。


"ライブハウスといえば...やはりメロコア!!
メロコアといえば...オレの一押しSHANK!!"

という感じで、3ピースのメロコアバンドにあるような勢いのあるアッパーチューンを作った。ちなみにリファレンス曲はDepartureやFirst Light Anthemである。

DTMのコミニュティって事で、パソコンを開いて作曲をする方がほとんど。そんなDTMerたちを象徴した歌詞に仕立てた。

我々が曲を作るにはパソコンを使う。そこで、

"自分の伝えたい事表現したい事をいま、PC立ち上げ表現するんだ!"

という内容を激しいサウンドに乗せて歌い上げている、そんな曲である。

普通こういう衝動を音楽にするのであれば、バンド組みスタジオ入ってセッションして、思い切りライブで暴れまくって鬱憤を晴らすように思われる。

そこをDTMer向きにということで、あえてPCを立ち上げる動作を衝動に取り入れたところがミソである。

3.蒼のままで

こちらはオレが昔組んでいたオリジナルバンド、Re:frogのメンバーの曲で、オレが大学生の頃(2016年)から存在していた。

あれから幾度となくアレンジを繰り返して、今に至る。

思えば、オレが2020年ごろにDTMをはじめる1番のきっかけとなる歌だったな。あの頃というと、殆どRe:frogの曲をCubaseで再現してたし。

ちなみにこの曲を作った人もスピッツが大好きで、そいつに影響されてオレもスピッツを聴いてどハマりしたのだ。

なので、あちこちにスピッツのエッセンスが詰まっている。(春の歌や青い車など)

タイトルにもあるように、青空似合う爽やかな曲調に仕上げてみた。

大学の学祭でお披露目した2016年から8年後、DTMで完全に音源化した上で、こうしてサブスクという形でプロの音源と並んで世に出る未来が訪れるなんて、それこそ誰が想像できたのだろうか?笑

4.月と校舎と菜の花畑

この曲も、Re:frogのメンバーが書いた曲で、本人から権利を貰ってリアレンジしている。

まずこの曲、バラードなのだが初めて聴いたときかなりの衝撃を覚えた。

癒されるピアノメロディ、儚い歌詞、そして激しいバンドサウンドなど...、様々な展開があってそのどれもがオレの心を掴んで離さない。

そして先の読めない展開もこの曲の魅力で、本当に素晴らしい名曲に出逢った。

"オレの手で何としてもこの曲を良くしたい"

それがDTMを始めた頃のオレの人生における天命だとも思った。それくらい、心動かされた一曲である。

見方によってはオレの価値観を押し付けてるかもしれない。

それでも...、それでもオレは数年かけてこの曲に向き合いつづけた。そして今、納得のいく形まで持ってこれた。そんな6分半の自信作、是非聴いて欲しい。

5.Beyond the Journey

人生で初めて作った曲である。DTM初めてちょっと経った頃、2021年の春頃に作ったのかな。

(ちなみにお気付きの方もいるかもしれないが、この風景を元に、イラストレーターのへいぼんさんにイラスト化してもらった。)

この曲の題材もやはりRe:frogである。大学時代に音を合わせ一緒に演奏したあの頃に戻れない歯痒さはあれど、アイツらの想いも糧にして前へ進んでいく。そんな希望溢れたナンバーになっている。

リファレンス曲はDAMIJAWの、"永遠の星座"。

Janneのベーシスト、ka-yuのソロプロジェクトで、この曲自体、活動休止になったJanneの事を歌った曲だとJanneファン(Janner)で噂されている。

"Janne時代共に過ごしてきたが、気づけば5人バラバラになり進む方向は違えどいつか復活するから待っててね"

的な事を歌っている。
(結局その後解散しちゃったけど...)

そんな心境とDTM始めたてのオレの思いが重なり、いつしかこんな曲を作りたいとおもった。まさに本当の意味で "自分" を象徴する一曲となった。

今回のアルバムのリード曲は間違いなくこの曲だと思っている。聴いてもらえたら幸いだ。

おわりに

人生初のアルバム。今年の5月ごろに体調を崩し、完成するかどうかわからなかった時もあったが、それでもオレは直向きに音楽を続け、一つずつ出来ることをやり通した。

結果、なんとかここまで来れた。もちろんオレ1人の力だなんて思ってない。数えきれない人に出逢い、挫折も経験したり、刺激をもらったりして、今のオレがいる。

本当に今まで応援してくださった皆さん、改めてこの場でお礼を言わせてください。ありがとうございました!!絶対に最高の作品にします!

ヒビロック