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【RX 福田】2022.06.12 ANAニセコクラシック2022 レース編

準備編はこちら


スタートまで

45-49のカテゴリーには、高岡、まこっち、さかっちょ、自分と4名が参加。

とはいえ、脚と能力が揃ってないので同じ集団で走ることは無いだろう。ということで特に作戦もなく。
150km(旧140km)への参加は5年ぶりだけど、ローリング中に前まで上がれるのでムリして自転車を並べることもなく。


343号線まで下って、先導車が抑えているがなし崩し的に前に行く人もチラホラ。ライダーズミーティングでは止まって合流させると言ってた気もするが、前のウェーブに追いついた時点でウヤムヤになって合流。前に上がらざるを得なくなった。
前には19-34,35-39,40-44と300名以上がいたが、花園への上りに入るころには30番手ぐらいまでは上がっていた。ここでローリングが解除となってスタート。

これだけの集団ということで、予測はしていたがかなり速い。
まこっちが抜いていったので「がんばってー」と言ったら、高岡が後ろ「もう終わりかよ」と… できればパノラマラインの入り口までは先頭集団で行きたかった(おそらくそこが20%ライン)のだが、自分の能力を考えてしっかりとゴールを目指すことを選択。
だいたい抜かれたと思ったが、気がつくと5人ぐらいの集団になって最初のピークを目指すが、そこからも千切れてしまった…


ここから下りに入ると、すぐに前の集団に追いついてパスすることが出来た。

金曜日にしっかり試走しておいたのがよかった。インでもアウトでも、ほぼノーブレーキでいけるので気持ちがよい。
前方の視界に入る選手は全員抜いて、パノラマラインへのアップダウンに。ゆっくり登っているとパラパラと合流して集団となる。情報によれば、前に5人ぐらいのグループがいるそうだ。
とはいえ、目測で100人以上の選手が前方におり、それもパノラマラインで分解するので、ここは第4とか5とか、それぐらいの集団になるはず。要するにグルペットというやつだ。
逃げ集団でもグルペットでも走り方は変わらないのだけど、下りでしっかりとペースをあげて上りは脚を残しながら登ること。そうすれば全員の脚を残しながらペースをあげることが出来る。
グルペットの中でも最後尾から合流した自分が登りが遅いことは明確なので、このセオリーをしっかり守って大きな集団で三段坂の入り口までは行きたい。
しかし、時折、合流した外国人選手が登りで上げて抜け出していく…それを毎回下りで捕まえる。

前に見慣れたジャージを発見、まこっちだ!

まこっち発見

まこっちの脚力ならパノラマラインまでは先頭集団かなと思っていたので意外だった。
とりあえず現状を確認。TOMIがまこっちより前で走っているらしい。成長してるね〜

こうして、まこっちと交代で選手を吸収しつつ、おそらく50-70人程度の集団を形成してパノラマラインへと、たまにパラパラと飛び出す人がいるけど、むしろ前にいた選手を吸収しつつ登っていく。
前日にしっかりと食べて、朝は消化のよいものを中心に少し食べてあるので、ここまではエネルギーが切れた感じもなかったがジェルも取り始めることにした。

普段の練習で5分以上の坂を登っていないこともあり、ここで千切れることは覚悟していたんだけど、最初に千切れているグループということもあり、ギリギリ着いていける感じ。
例の外国人選手たちと麒麟山の選手が飛び出していったぐらいで、大きな集団のままでピークを越えた。
これで新見の三段坂の入口までは長い坂も無いし、そもそも新設区間からは何回か走ったことがあるので自分のペースも分かっている。完走に大きく近づいたなと確信が持てた。

まこっち-自分という番手で下りに入る。途中でスマートコーチングの選手が出てきたけど、腕と脚を突っ張っていて危ないから一声かけたのだけど吉村さんだった。
まこっちが下りで踏むと速すぎて、後ろと車間が空いてしまうので、まこっちに踏まないようにお願い。
グルペットなので、ここから新見までは、全員が無理しないように行くのが大事。踏めばまこっちのエネルギーも消費するし、追いかける分だけ後ろはリスクが高くなるしね。

それにしても、この集団は回らない。
人数が多いから、中には回す気が無い人もいるんだけど、単純にやり方を知らないみたい。
まこっち→自分→次の人と変わるとローテが崩壊してしまう。
まこっちが「エアロフレームに乗ってるのに人間がエアロじゃないぞ」と言っていた。
そう、次の人は頭が高いから、同じ速度を維持出来なくて失速していた。
「頭さげて〜」「踏みすぎないで同じ速度を維持して〜」

ここまでで消費したドリンクは1/3程度、ライダーズミーティングで聞いた通りでペットボトルが用意されていた。
スポーツドリンクを受け取って8割程度を飲んで捨てた。ゴミ捨てゾーンがやたらと短くて間に合わなさそうだったから…

ひたすら繰り返しているうちに何となく回るようになってきた。
まこっちと少し後ろに下がって、晩飯の相談をしながら定期的にジェルを摂る。


基本的にハンガーノックにならないように45分に1回ジェルを摂るというマイルールが决めてあって、レース中の余裕や、自分自身の体調と合わせて少し調整をしている。

そして後半戦、新見の登りに入ったが、サクッと千切れてしまった…
いや少しは粘ったのだけど、練習なりのパワーという感じ。
それでも何とか耐えて、この2年の間に数回登った中では一番速いタイムで中間地点に。数年前とは違って、ここにも補給所があったので、またスポーツドリンクを飲み干す。

この先の短い下りで数人を捕まえてグループになる。そこでローテーションをして、さらに前のグループを捕まえる。
そしてパノラマラインの下りに入って一気に加速。
逃げていった外国人選手もここでパス、少しだけ緩む区間があるのだけど、一人だけ着いてきてくれたので、ちょっとローテしてもらって、さらに10人弱をパスしたと思う。

黄金温泉の補給所、まだボトルが1本以上残っていたので水をもらう。
暑くもないし、どこかが攣りそうという感じもなかったけど、気温もあがってきたので、ねんのため腕と脚に少し水をかけた。そして、ここのゴミ捨てゾーンもやたらと短い。

三段坂の2つ目、この直登は、ロスなく真っ直ぐ登るぐらいしか出来ることが無いので淡々と。近くにいる選手と会話をしながらゴールを目指す。
次の下りは、言うほどの差もつかないので、なるべくグループが崩壊しないように下る。
そして3つ目の坂も登り終わろうというところで、前に見慣れたジャージが見えてきた。
Tomiだ。まこっち情報では、かなり先行してたとのことなので、完全にタレてるなと認識。
343号線のアップダウンを連れて帰るためにピークに合わせて、声をかけつつパス。
着いてきたのを確認して下りも踏んでいく。


しかし脚ないなー 数人で登ってきてよかった。
85kmの選手をパスしつつ、ローテしながら最後の登りへ。
パノラマラインで逃げていた麒麟山の選手もいたのだけど、ゴンドラ坂手前のセイコマ付近で落車。そこまで追い込んでいたとはやるなあ…
Tomiも着いてきてたしゴンドラ坂は各自マイペースにて。

Rythmの向かい側にスマートコーチングの安藤くんがいたので写真を撮ってもらったりしながら何とかゴール。

32位 4:35'32" 44'32" 31.24km/h

先頭の高岡から44'32"遅れ。21位になった まこっちから7分遅れ。

とはいえ、今の状態を考えると120%の出来だっと思う。
しっかりコンディションを整えてきて、Garminのパフォーマンスコンディションも、最初から最後までプラスで走りきれたこと。
20分の出力が、沖縄140kmマスターズで11位にはいった2019年と同じだけ出ていることなど、自分的にはプラスの材料が多かった。

この歳になって厳しいなと感じているのが体重、今までと同じようにしていては全く落ちない。
今年のロードレースは、ツール・ド・おきなわを走るだけの予定なので、それまでには体重も何とかしたい。いやしなくては…

ちなみに、レースを終わったらFTPが269Wになっていました。


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